k-MT : ゲームの道標

トリノホシ ~Aerial Planet~(スペシャルサウンドCD「Planet Symphonia」同梱) 販売：日本一ソフトウェア 価格：￥ 5,950(定価：￥ 7,140) 対象：PlayStation2 評価：★★★★☆ 詳細：アマゾン商品ページ

9点
いわゆるフライトシミュレーターゲーム。
だが、シューティング的な物が多かった中では異色と言える。

というのも、異星でのサバイバル（と言っても食料集めるだけ。気をつけるのは毒物くらい）と鳥の観察(と言っても写真取るくらいで大した物ではない。）から、移動手段その他を見つけていくという、クエスト形式で話が進んでいくからである。

シミュレーターはもちろん話自体も結構作り込んであるし、難易度もそこそこなので慣れれば結構おもしろい。

観察もただ物が手にはいるだけ、鳥を見るだけなのだが、名前を自分で決められるからしぜんと好きな鳥、物に愛着ができてしまうし、コレクター的な何かを刺激されるので不思議と嵌る。

（場合によっちゃそうでもないのだが）たった一人で生き延びていかねばならないという状況下での鳥とのふれあい、友好の声を手に入れて仲間にした鳥たちと空を飛ぶと感動できる。

難点を上げるとするなら、慣れるまでは風に翻弄され続けたりで、グライダーだからリアルといえばリアルなんだが、五回も六回も激突死をすればいい加減ストレスがたまる。（特に4の島と5の島は救済措置とシステムの都合に気づくまでにコントローラーを投げたくなった。）

一応3ルートに分かれるのだが、分岐条件がわかりにくい。俺の場合、よりによって初プレイがもっとも厄介なルートになってしまい、かなり苦労した。

仕様なのか？バグなのか？鳥が岩壁や山の中に入ってしまい、なおかつ見えているので接近しようとして岩壁に激突したりする。

場所によっては地面に激突した後、体勢を立て直しきれなくて泣く目に遭う。

この４つがもうちょっと良くできていたら10点満点なのだが。
残念ながら９点。

だけどおすすめできる。

reviewed by Red