k-MT : ゲームの道標

6点
GTシリーズには劣るがレースゲームの中では一番独創性がある。
なんたって車のデザインは絵で描かれているのですから、それでいて遠近感もあるし、リアリティも失われていない。車が動くたびに絵が微妙に変わるので絵コンテの数はバカにならない。しかし、さすがにGTに追いつくには程遠いもの。やはりゲームに対する力の入れ方がまるで違うのだろう。セッティングも他のゲームと変わらないぐらいで不満点は出てこない。ウイング等のパーツや車のラインが引けるのは大きなプラス点だ。GTシリーズは本格的なレースゲームにしているのでそういう類はないのだから。しかし、これはもう１つの大きなゲームの首都高バトルも採用している。実際の走り屋のように車をデザインしているのでこのゲームにはるかに勝ってしまう。GT、首都高の二大勢力はさすがにでかい。ゲームの中身がレースはGT、セッティングは首都高のようにわかれているようなゲームなのでどちらかのゲームをやっている人には物足りなさを感じてしまうだろう。しかし、今までのレースゲームでない独創性があるのは確かなのではじめてレースゲームをする人にはお勧め。

reviewed by ミドルレンジのドイル