ICO
9点
『この人の手を離さない。僕の魂ごと離してしまう気がするから。』
このゲームについて説明しなさいと言われたなら、「女の子と手を繋いでひたすら歩いてゆくゲームです」としか言い様がないのです。
派手な戦闘シーンや壮大なBGM、お涙頂戴的なわざとらしい演出は一切ありません。お互いに言葉も通じず、ふたりの会話すら殆ど無いに等しい。ただ聴こえるのは風の音や鳥の声、目下に広がる鮮やかすぎる世界、女の子の手を取った瞬間の心臓の鼓動のような振動。手を繋ぐ、というシンプルな動作が、こんなにもロマンチックだなんて…と思わずにはいられません。ただただ美しく切ない映画を見ているようなゲームです。正直これほどゲームに心を揺さぶられるとは思ってもみませんでした。
ただ、メインである“謎解き”の部分がもう少し難解でも良かったかな…。それから「ゲームの醍醐味はなんていってもざっしゅざっしゅと敵をなぎ倒す所にあるよね」という人には大人し過ぎて物足りなさを覚えるかもしれないですね。
今はベスト版が出ていてとても安く手に入るので、フィーリングの合いそうな方は購入してみても損は無いはず。
reviewed by どろろ
8点
女の子を守りながら城の謎を解いてく脱出する、単純であるゲームですが謎解きが苦手な人は苦労すると思います。
でも、男の人がプレイする時は女をを守ってるゲームなのでこれからの女の子に対しての雰囲気?みたいなのが変わるンではないでしょうか??w女の子がプレイする場合はこんな感じに守って欲しいなと希望でも抱いてみてくださいw
自分はプレイしてから約10ヶ月ぐらいでクリアしました。途中、断念した時期もありましたが、それでもラストまでICOに対しての情熱は衰える事なくクリアしました。更に、最後なんかはセーブする所が全く無く、「ここで諦めるわけにはいかない!!」と思いクリアして燃え尽きましたw
音楽もいいですね〜特にエンディングが物凄くよろしいわぁ^^
そこまで目立つゲームでは無いのですがSimple is the Bestと言うことでやってみるのはどうでしょうか??何たって、世界中で50万枚中、日本ではベスト版合わせて5万枚ぐらいしか売れてないんですから^^;
reviewed by 綺羅&天剣
8点
小説も出たと聞いたゲームです。謎解きが得意な僕にとっては嬉しいゲームでしたね。広大な城から言葉が通じない少女を守りながら脱出するゲームです。僕はおもしろい!と感じましたが、あんまり知恵を使うのが苦手、っていう人はあまりオススメしません。その正反対の人なら、オススメするであります。ゲームの映像も綺麗で幻想的だと言えます。知人からゲーム性?が高いとか聞きますがあなたはどうでしょうか?
reviewed by バイト人
7点
城から謎の少女と共に角の生えた少年(イコ)が影に追われながらも、脱出を試みる謎解きアドベンチャーゲーム。謎解きの難易度は少々高め。どこかで行き詰る可能性が高いが、やりたくなくなる、という現象は起こらない。キャラクターも移動能力と戦闘能力(棒を振り回すだけ)に長けているイコと物語の鍵となる謎の少女と少女を影の巣に引き込もうとする影、というふうにあまりごちゃごちゃしていないので謎解きにやりこむこともできる。画質重視だが、こういった謎解きゲームはキレイな画質で遊びやすさが決まるので、このゲームは光と影の混ざり具合がよくて遊びやすい。そして空気感が手に取るようにわかり、その場所の雰囲気が伝わってくる。影との戦いのシーンは手に汗を握り、棒を振り回して影に引き込まれそうな少女を助ける。隠し要素もあり、2周目も飽きずに遊ぶことができる。しかし、話の展開や謎解き、影との戦いが単調で長い時間これを遊ぶ事はできない。セーブポイントも長くて、高い場所からうっかり落ちてゲームオーバーしてしまい、またやり直しはストレスがたまる。そこで7点にした。
reviewed by フライ
8点
このゲームは「生まれつき角が生えている少年イコが少女ヨルダの手を引いて大きな城を脱出する」というシンプルなアクションゲームです。
このゲームにストーリーはほとんどありませんでした。ただ、いつだか分からない時代でどこかにあるか分からない城を少年と少女が手をつないで、互いに助け合って脱出するという、そんなゲームです
けど手を引いて城を脱出するといっても、いろいろなしかけやトラップがあるし、影のような煙のような黒い敵も襲ってきます。
ほんとに複雑な要素はありませんでした。
アクションが苦手な人でもイコが死んでもすぐコンテニューできるので問題ありませんでした。
所要時間も少ないので毎日少しずつするのもいいし、一日で一気にするもよしでした。
ほんとにこのゲームには続編は絶対にいりません。
もしゲーム屋さんで目にとまったら一度買ってみてください、そして最後までプレイしてみてください.。
reviewed by シロロ
10点
少女の手を引いて城を脱出する、それがこのゲームの目標です。
最初は少女を邪魔だと思うかもしれませんが、無くてはならない存在です。(いろんな意味で ぇ
このゲームの特徴はやはり、少女の手を引いて探索をすることですかね〜。
他には景色が綺麗とか、必要最低限の音楽しかないとか、とにかくいいゲームですよ^^
ICOの小説もありますし、そちらから見てみるのもいいかもしれませんね(図書館においてあるかも)
このゲームは一つの宝石のようだ・・・・ゲームの箱の裏に書いてあった
のを書いてみました(決して僕が考えた方ではありませんが、僕もそう思っています)
願わくば、このゲームを一度手にとって見て欲しいです。まる。
ちなみに、僕的オススメゲームランキングでは、4位です(かなり高いですよ〜^^)
reviewed by †桜花†時νセルジュ
10点
とても素敵な作品ですね
丁度いい謎解きをしながら出口を目指していく
少女の手をひき進んでいく
こんなにも手を繋ぐ事が素敵だと思わなかった
手を離して一人で謎解かないといけないところもある
この瞬間がものすごい不安で心配でした
シナリオ自体は短いですけどラストは本当感動します
是非2周目もやって欲しいゲームです
本当にすばらしい作品なので是非一度プレイしてみてください!
reviewed by †祐奈†
9点
このゲームのストーリーである城の中にいた少女といっしょに脱出するという分かりやすい目的があります。複雑な人物関係とかは無く難しいことは考えず(というか登場人物がそれほど多くもない)次はどんな仕掛けがあるのか集中してまたは気楽に進めていけます。
ダンジョンを進めるのに謎を解いていくわけですが、適度な難易度があり難しすぎずサクサク進んで行け攻略できなくてイライラするといったことはあまり無いと思われます。少なくとも自分のプレイしたときは一部のそんな操作が出来る事に気づかなかったところ以外思うままに操作することで攻略して行けました。
「この手を離さない。ぼくの魂ごと離してしまう気がするから。」
このキャッチフレーズの通りこの少女と手をつなぎ攻略していくのですが手を離さなければ行けない仕掛けも多く敵もいつくるかわからないので少女が目の届かない位置にいると結構不安になります。そしてこのゲームはありがちないっしょに行動しているキャラがうざったくなることがないようにうまく練られていてゲームのクオリティの高さが伺えます。
ストーリーは村の掟に従い城に連れてこられたイコが閉じ込められたはずがハプニングから拘束が解け城を歩き回ると閉じ込められている少女を見つけその子を助けます。しかし少女と言葉が通じません。それでもイコは少女の手を引きいっしょに脱出を試みます。
さてこのゲームを進めるだけじゃわからない謎が最初から最後まであります。それは少女でも城でもなく主人公のイコです。なにが謎かと言うと主人公イコの角が示しているものです。あまりネタバレをするのも憚れるので自分が思ったことのさわりを書きたいと思います。
OPで角があると城に連れてこられると言うことは説明するのですがそれ以降は角について詳しく触れられる部分はまったくと言ってもいいほどありません。ラスボス戦でほんの少しクローズアップされますが吹き飛ばされるアクションと同時にさりげなくなので物理的には少しでるのですがストーリ上の位置がいまいち掴めません。このままでは気持ちが悪いので考察してみます。ここからネタバレが多く混じりますので知りたくない人は読み飛ばしてください。
さて、この物語を考える上で重要なファクターは村の生贄の習慣と城の存在、そして関係性が上げられます。女王は城から出られないとされていますが、恐らくそれは後天的になったものです。そうでなければ村との関係に女王が城から出れなければ関わることができないからです。さらにこの生贄の関係が成立したのは本作の時間のかなり昔でしょう。これは角のついた影の数が夥しいほどあること、十年ごとに生贄を捧げることの理由がわからなくなっているほど昔から行われていることから考えられます。なぜ角の生えた影が理由なのかは後に書きます。
角が生えていると身体能力が上がると設定にあり、生贄にされるというのは角の生えている特別な者ではないと意味がないのでしょう。では生贄に連れてこられた角の生えた人はどうされるのか。イコがされたように司祭にカプセルに閉じ込められたと考えるのが自然でしょう。そして角の生えた影の存在からカプセルに閉じ込められ続けると影になる。ストーリーに登場する要素からすると影は過去の生贄が変化したものでしょう。
女王は少女ヨルダを魂の器にしようとしています。が、絶対的な悪というわけではないようにも思えます。イコが敵対するがぎりぎりまでヨルダを置いて帰れと言っています。おそらくは数百年単位で続けられたであろう生贄の習慣を無視してイコを追い帰そうとしていることからイコには危害を加えるつもりはないように考えることもできます。
角の生えることと女王の存在は想像で補うしかないのでここは省きます。
城から脱出したイコとヨルダは村に向かうことはないでしょう。生贄が帰ってくるのもおかしな話ですし……。完全に想像ですがふたりだけでひっそり生きて行くのでしょう。
特に非難する部分は見当たらなく不思議な雰囲気があるこのICOは少なくとも誰がプレイしてもやって損をしたということは無いでしょう。
10点でもいいのですが少し物足りなさもあるので9点です。
reviewed by うらしる
8点
透き通るような白い肌の少女ヨルダの手を引いて、角のある少年ICOが霧に覆われた城からの脱出を試みる、というストーリーです。
アクション要素を取り入れたアドベンチャーです。
登場人物はヨルダとICOそして敵の魔物ぐらいと非常に少ないです。
そのかわりに圧倒的な大きさの城の中にあるものを使い、仕掛けを解いていきながら出口を目指すというパズルゲーム的な内容になっています。
エンディングもとても感動します。
ベストヒットにまで上り詰めた、名作品です。
是非やってみてください。
reviewed by アイシャ
9点
はじめに言いたいのは、
「このゲームは今までのゲーム感を一変させるもんがある」
ということです。
はっきり言えば地味だし、ミニゲームはないし、
隠し要素にいたっては片手で数えてしまえる(^^;というゲームです
が
作りこまれた美しい映像と無駄な演出のない自然な音でものすごい臨場感があります。
エンディングではかならず泣けることうけあいです^^v
おまけ要素を多くしていくゲームが多いなかで
ストーリーだけに集中して無駄をそぎ落としていくってのはかなり新鮮でした
とにかく一度やってみてください^^v
(やりこみ派の人にはあんまお勧めできないけど^^;)