ウィッシュルーム 天使の記憶
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ウィッシュルーム 天使の記憶販売：任天堂 価格：￥ 4,080(定価：￥ 4,800) 対象：Nintendo DS 評価：★★★★☆ 詳細：アマゾン商品ページ |
9点
このゲームは俗にいう謎解きのゲームです。
主人公を動かしていろいろな謎を解くゲームってところまでは、普通の謎解きゲームなんですが、
このウィッシュルームは違います。
まず、描かれている登場人物が皆、鉛筆で描いたような挿絵にでも出てくるような絵で、しかも、色合いがモノトーンといういままでの、謎解きゲームを覆したゲームといっても過言ではないでしょうか？
しかもちゃんとDSの性質を生かしていてタッチペンを使って解決するイベントもあります。
しかも、本編を進めていくとエンディングが変わったり、２回目をプレイしたらあらゆるところで、違いがみられます。その違いは自分の目で確かめてみてください。
本編の他にも隠しイベントがあったりと飽きさせない内容です。
多分、買って損はないと思います。
reviewed by ｿﾛ
8点
このゲームは、謎解き・事件のゲームで、スリル満点なゲームです
暗号を解いたり・色々な人の会話を聞いたり、色々な場所を探索するゲームです＾＾ 簡単に見えますが、謎解きなので凄く難しいですよ＾＾
reviewed by 蓮華
8点
2007年発売という、近年の作品の紹介です。最も内容はポリゴンモデルで作られたマップの中を動き回り、人物の聞き込みや物品の探索を行うという、90年代初期のAVG＋総当り一本道コマンド選択型の80年代AVGなので、相変わらずといえば相変わらずなののですが。
ポリゴンマップAVG特有の操作性の悪さは、基本的な捜査は2Dマップ上で行い、詳細な捜査を行う必要がある場合のみポリゴンマップに切り替える（でまた、特別な反応がある場所は、ポイントすると色が変わるという親切仕様）という仕様で、かなり軽減されているのですが、一部操作性の悪いところがあるんですよね……百歩譲って2Dマップ移動時の足の遅さと、小さな物品を選択するときの、判定の悪さは許すにしても、ドアを開けるときにいちいち「ドア」＞「取っ手」という二重の選択を迫られるのはどうかと。「フラグを立てた後は『ドア』コマンドのみで開けられる」という解決策を一部で実施できているだけに許せないっす。
また、フラグを見つけられないとストレスが溜まり、かといってヒントを示すとお使い臭くなってこれまたストレスが溜まるという、80年代RPGのジレンマも解消されないままですし……。
……いえ、所々気になるというだけで、悪いわけじゃないんですよ。難度は低いので、ストーリーに没頭できますし、アナザーマインドで御馴染みの「突っ込み」や、相手の言動からネタを増やす「疑問パネル」を使った会話は正直面白いですし。あ、タッチペンでの謎解きについてはスルーということで（実質「作業」ですので）。
とまあシステムに対してはツンデレっぷりを発揮しましたが、このゲームの肝はストーリーなので、これまたスルーしてやってください。
このゲームのシナリオの作りは、ジャンルが違うものの映画「有頂天ホテル」に近いなと。ホテルを舞台にした群像劇というのはもちろん、偶然か必然か、この日このホテルで過去の事件の関係者と顔を合わせることとなった（個性的な）人々。実は最後になっても各自が抱える問題そのものは解決されないのだが、この一夜で「希望」を持つ事が出来る。というストーリーなので。
最もこちらはゲームである以上、伏線の回収は主人公の1人の仕事となるのですが、ホテルの人々知り合い、過去に触れ、問題を吐き出させ、及びその中に主人公の問題に関わる伏線を仕込み、それをも収束させていく過程が見事なので、違和感を感じることなく引き込まれていきました。
またその主人公も、ハードボイルドの主役らしく、過去に傷を持つ元刑事（現セールスマン）なものの悪戯にセンチメンタルに浸る事無く、自然体の好漢なので……なので、鞄の鍵を開ける為に、用具室からパチったペンチでホテルの備品を破壊するなど、ちょっぴりDQNが入っているのは愛嬌ということにしてやって下さい。他のキャラも（一部DQNがいるものの）悪人はいませんし、シナリオもCEROに「A」をもらう程なので、人間関係ドロドロ、殺人の恐怖といった要素は皆無ですが、十分に「大人向け」の美味しさは備えているので、素直にお薦めできる作品ですよ。
なのでゲームオーバーになるのも、不審な行動を取ってホテルから追い出されたり、聞き込みに失敗した主人公が引き篭もったりすることによるもので……って、主人公、何故其処で引き篭もるーっ！ お前はDQNではあったものの、ヘタレではないはずだろーっ！
とまあ、理不尽な理由によるゲームオーバーも問題なんですよね。オーナーによる追い出しは、後から考えると非常に納得がいくものなだけに、何とか他の理由が付けられなかったのかと……。
……いやホント、ところどころ惜しいけど良作ですってまじで。
reviewed by レン
