月姫
8点
※注意
18禁ゲームです。また同人ソフトなので、扱っている店舗が限られます。
ジャンルはヴィジュアル・ノヴェル。主人公・遠野志貴は物の『死』を見ることが出来る魔眼の持ち主。八年ぶりに遠野家に帰ってきた十七歳の遠野志貴は、屋敷での生活を始め、何事も無いように思われた。所がある日、吸血鬼を訳も分からず魔眼でもってバラバラにしてしまったところから非現実的な事件に巻き込まれていく。
♪キャラクター
メインヒロインは五人で、メイド、めがねっこ、妹等、ギャルゲー的なつぼを押さえつつも、記号化してはおらず個性的に描かれている。
主人公については、感情移入出来るかどうかは個人的な好みが占める割合が大きいと思われるため、言及しない。
♪ストーリー
一人を除き、各ヒロインにはエンディングが二つずつ、計九つ用意されている。主として表ルートと裏ルートがあり、前者は吸血鬼との戦いが、後者は遠野家での因縁を交えたミステリー・タッチな内容となっている。
特に大きな破綻も無く、分岐点の数から見れば及第点以上。
♪グラフィック
絵柄はさほど癖の無い、あっさりとしつつも色使いや線のはっきりとした絵。ただ、同人的な絵柄とも取れるため、そこで好みが分かれるかもしれない。画力そのものとしては、有名イラストレーターには及ばないものの問題ないレヴェル。
♪テキスト
形容詞や難解な言葉で表現している個所は目に付くものの、各シーンでの心情や雰囲気は伝わり、及第点。
♪音楽
名前の通り、バック・グラウンドの音楽で、でしゃばらず、あくまでシーンの雰囲気を伝えるタイプ。またこのゲームでは無音のシーンや効果音のようなＢＧＭのシーンもあり、うるさい感じがせず、好感が持てる。
♪総評
派手なムーヴィーも音声もないゲームだが、特にこのゲームには必要を感じず、内容その物に重点をおいて成功している。注意点としては、暴力シーンやグロテスクな表現及びＨシーンが含まれるので、その手のものがダメな人にはお勧めできません。
最後に、入手出来る店舗の少なさ及びユーザー制限はあるが、2500円でこの出来なら買いである。
reviewed by 高麗
10点
TYPE-MOONの代表作ですね。FFBにもキャラアイコンがありますね＾＾ノベルゲームです、そして18禁にございます。良い子はやっちゃいけませんよ、あだ名が「18禁」になりかねませんからね。実際になってしまいましたよ。
このゲームは全五個+αのストーリーになっている。+αはすべてのストーリークリア後のお楽しみ♪期待するようなものじゃないけどね（ェ
大きく分けると外の吸血鬼事件編と遠野家編に別れちゃってるわけで、個人的に遠野家の方が好きだな。琥珀さんと翡翠がいるかなね〜♪これに萌えなきゃやってはいけません。ていうか萌えてからこのゲームをしましょう。ストーリー内容がいいのもこの二人だしね。
琥珀さんのストーリー・・・・よかったなぁ。。。。2回やってしまった＾＾；
CGですが、ストーリーをやっていけば勝手に集まりますが、アーパー吸血鬼と各キャラの淫夢イベントはセーブするか、最初からかそこまでやんないと取れない。どちらも禁CGです。取れるだけとりましょう♪
扱ってる所が限られてるから友達に借りるか、裏でがんばるか（ぉ
手に入りやすいゲームなのでがんばって入手しましょう♪やればわかる面白さだからねヽ(´▽｀)ﾉ
reviewed by Mrトム
9点
アニメ、漫画、ゲームなどで既に有名なゲーム。
主人公〔遠野 志貴〕が過去に死に至る怪我を負い、その時に手に入れたのがありとあらゆる物の死を見る【直死の魔眼】
空間であろうとも、切れないと豪語する物でも、現存さえすれば神すらも殺す事のできる眼。
一般人ではかならず手に入らないこの眼を何故持つのか？
それは〔遠野 志貴〕は以前は七夜と言う家系の人間だった事。
そして七夜は対化け物との戦闘をする家系の者であり、殺人術に長けていた事などである。
対する遠野は化け物の血を取り込んだ家系であり、中には【反転衝動】で人から化け物へとなる物もいる。
このゲームでは真祖の吸血鬼と言うものが出現、更には死徒、教会の人間なども出てきて、常に血が流れるようなゲーム。
無限の転生者や666の混沌を持つ者などとかなりの敵が出て、かなり楽しめるものかと思います。
reviewed by シャナ
10点
「TYPE-MOON」同人時代を築いた先行作。
成人指定ではあるものの、別段それを主として重きを置いているわけではなく、現代の怪奇ファンタジー的な同人ゲームである。
主人公である遠野志貴。
素朴な人柄に角のとれた態度、クラスメイトや教師の評価は良く、けれど内容は「至って普通」などこにでもいる一高校生。
――ではなく、実は伊達のめがねをかけており、それをとると万物全ての内包している「死」を見ることができる少年である。
遠い昔の半濁した記憶。
遠野の名を持ちながら、しかしまとわりつく過去。
坂の上に膨大に広がる遠野邸、それが存在するなんの変哲もない町、三咲町で物語の幕は開ける。
なんのことはない、ただ過ぎるだけにあるはずの通過点。
遠野志貴の日常がおかしくなったのは、そんな秋晴れが心を洗う一日だった。
頭に疼く衝動。身体が軽くなり、もう一人の自分が話しかける。
『「あれ」をコロセ』
気付けば志貴は、手に持つナイフで女性の身体を十七ものたんぱく質の塊に「分解」していた。
半濁。混濁。
何かを淘汰し、制服したときの感情がどんと圧し掛かる。
驚きは、それだけでは在り得ない。
確かに、そう、確かに。
自分は彼女を、見知らぬブロンドヘアーの女性を、手にかけてしまったはずなのに……。
「わたしを殺した責任、取ってもらうからね」
彼女の名は、アルクェイド・ブリュンスタッド。
ただの御伽噺の登場人物だと思っていた、「吸血鬼」の眷属。
月の送る夜のストーリー。
それが、きっと遠野志貴の日常だった。
物語の序盤に続き、月姫の良さはやはり人をひきつける構想そのものだと思う。
主人公やヒロイン達のキャラ設定の濃さや、それを生かす一つ一つのシーンが繋がり、物語は序曲から終曲へと初めて送られていくのである。
いきなり主人公に殺されるという悲劇のヒロイン、アルクェイド・ブリュンスタッドのほかにも、魅力的なヒロインやサブは大勢存在する。
メイド、お姉さん、先輩、義妹、とりあえず選り取りみどりうはうはな生活なのだが、そうは問屋もおろさない。
無限転生者や混沌など、敵役もさすがというほどに強くまた男前（？）。
そして気をつけろ。ここのゲームはバッドエンドこそが華の部分もあるが、選択肢の一つで即死亡なんてことも在りうるのだ。
日常は日常、夜は夜、それぞれに適応したＢＧＭは、何度も聞いていると「来たっ」と内心思ってしまうまでにもなる。
また、グラフィックはそのバックとシナリオが非常にマッチしている面もあり、ただの「シナリオだけのゲーム」と思わせないのも魅力である。
同人時代、そして処女作である故に取り合つかう店舗の少なさがあるものの、同人、アニメ、ゲーム、全てを一通りこなしており非常に有名でかつ高質なものであることに間違いはない。
reviewed by アッド
9点
タイプムーンの大ヒットした作品です
シナリオが個人的にすっごい好きです
CGはちょっとアレですがそこら辺をカバーできる面白さがあると思います
ただ18禁じゃなければ10点でしたorz
まぁプレイしちゃいましょう(ぁ
reviewed by Aoi
10点
TYPE−MOONより発売された同人ゲーム。正直、同人のレベルではない出来を誇っています。
大雑把にストーリーを説明すると、主人公が幼い頃に遭った事故で体に異変が起き、モノを簡単に切ることが出来る線が見えるようになってしまい、その体の異変が元に街で起きている連続殺人事件に巻き込まれてゆく,,,。といった感じです。
少々絵が雑ですが、そこは同人ということで目を瞑るしかないでしょう。このゲームのメインはやはりシナリオです。
下手な漫画やドラマを見るよりも面白いです。文章が綺麗にまとまっておりとても分かりやすく、そのおかげで物語にも入り込みやすいので時間を忘れてプレイしてしまいます。
特に戦闘の場面ではプレイヤーの裏をかくような展開が次々に繰り広げられます。バトル漫画によくあるようなお決まりのオチなどはありません。驚きの連続でした。
悪いところといえば、物語が長いのに、セーブ可能数が２０しかないというところでしょう。かなり詰め込まないといけないので、結構不便です。しかし、これも同人故なので仕方ないと思うしかないです。
この作品は私の中でもかなりお勧めの１本です。現在は入手困難ですが、探してプレイしてみる価値は必ずあることでしょう。
reviewed by さかなおう
10点
空前の大ヒット同人ゲーム(18禁)
販売終了となった今でもその人気は衰えず
オークションにて数万円で取引されている、伝説級の作品です
数年前にアニメ化され、今現在
販売から10年近く経っているにもかかわらず、コッミクス化が進行中
これまでに作られたアンソロジー本や同人本は数知れず
これからもこの勢いはとどまることはないでしょう
特徴ある文体で書き綴られた、独特な世界観
圧倒的な文章量、個性的なキャラクター達
見るものを引き込む物語の裏側の世界
各種エンディングでは感涙必須です
是非プレイしてみてください、数万円分の価値はあります
reviewed by BLOOD
10点
TYPE−MOONより発売されたゲームです。
僕はこの月姫が原作とされている
MELTY BLOODをやっていて
原作が気になったのでやってみました。
ストーリーもよく出来ているのですが
びっくりしたのはその長さです。
１ルートやるだけでも結構な時間
を使ってしまいます＾＾；
それでもやってみる価値はあると思います。
是非やってみてください。
reviewed by 愛華
