素晴らしき日々 ~不連続存在~
10点
満足のいく10点を付けられる。
最近発売され、素晴らしいゲーム…といえばこの素晴らしき日々だろう。
※別にタイトルが素晴らしき日々だからではないが…。
構成はまず序章、そして各キャラクターごとのパート、そしてTrueEND…が3つといった感じだろうか。
なかなか説明が難しい。
まず序章だが、これは序章と1章(通称)の主人公、由岐がCDショップへ行こうとしていたら、なぜか謎の場所にいて、その近くのマンションから何かが落ちてきた…ところから始まる。
序章なので全く持って微妙…と思うかもしれないが、多くの伏線を含んでいる。
また、すかぢ社長の自虐ネタなんかもあるので結構笑える事だろう。
そして何よりOPでテンションが上がる!
各章でネタバレを含むのでうまく説明は出来ない…その点承知してもらいたい…。
まだ、1章では序章と同じく日常会話…の中に伏線がある、と言ったところだろう。
だが"終ノ空" "救世主" "世界の滅亡"のあたりから面白い人には面白くなってくるに違いない。
そして、このキーワードはこの作品の鍵となる物なので覚えておいた方がいいと思う。
中盤あたりから怖くなってくる(影)ので耐性の無い人はここで積んでいく…が、積むのはちょっと待って欲しい。
少し我慢をして進めていくうちに…面白くなってくるはずだ!
それでも怖いというのなら、休日を利用し、昼間にやることをお勧めする。
そして2章は間宮卓司が主人公の章
いろいろとキモオタである。
コイツは…正直嫌いなので避けたいが、ホモプレイをされる…とだけ言っておこう。
しかし、救世主様は格が違った。
間宮卓司はクソだが救世主様は・・
さて、ここら辺からネタバレが多くなりそうなので簡潔にまとめようと思う。
この章では哲学的なものを多く学べると思う。
TrueEnd1ではタイトル通り、素晴らしき日々…
いや、すべての章でこれは共通していることだろう。
7割ほど把握できるのは第5章だろうか。
その時にはまた別の感じ方をしているかもしれない。
それでも、すべてを終わった時には…?
この作品は1週だけで終わらす事は出来ない。
2週目で考察をしていかないと理解できない部分が多い。
今年出た作品で、まずトップ10入りは確定するはず…。
「すべては私達の世界…それはどこまで行っても、行っても…私達の世界」
「ここに立ち止まるのも…ここから歩き出すのも、同じく私達の世界…」
皆さんにもぜひお勧めしたい。
reviewed by prominence