そらうた
10点
アキガクやジブリールで有名なFrontWingの作品「そらうた」
あらすじ
四国に住む主人公小西道隆は5歳のとき交通事故で両親を失い、それと同時に霊視の能力を
手に入れてしまう。
そしてその10年後、夏休みの終わりに道隆は幼馴染の佐倉知夏とすごしていた(無理やり)。
そのとき突然道隆の祖母が亡くなったという知らせを受けて、義理の姉である霊子とともに葬式に行くことに。
そして道隆はある事件に巻き込まれていく・・・・・・。
システム評価
・ストーリー
ヒロインサイドのストーリーに行くまでの過程が少なく、会話スキップもあまりしなくてもいいです。
私は知夏以外かなり感動できました。
・グラフィック
さすがフロントウィングだ、CGの量が多い、そして絵がかなり細かくてうまいです。
・音楽
全体的に物語とあっていていいですね、OP曲もかなりお勧めです。
公式HPでショートですが配布されています。
キャラ説明&感想
・小西道隆
物語の主人公、上記のように霊視能力を持つ。
霊に触れたり話したりできることで何回も霊が成仏する場面に遭遇していた。
そして心が震えるということがなくなってしまい感動することができない。
無感動な毎日を過ごしていたが、いろんな人との出会いで着々と回復していく。
・佐倉知夏
道隆と幼馴染な関係、道隆にとても好意を持っている。
ちなみに名前「ちか」と呼ばれていますが、じつは「ともか」
どうでもよくない情報だったり・・・・w
霊子と仲のいい道隆に腹を立てながら毎日を過ごす元気な少女。
正直私はこのストーリーあんまり好きじゃないです。
知夏の性格がどうも苦手、かなりの天然系なのですが微妙に悪意が・・・・(ぇ
でもなにか恋愛のもどかしさ。
近すぎて分からない幼馴染の辛さなどを伝えているような・・・・。
・長澄真奈
この物語の中心となるある事件に巻き込まれて死亡した少女。
道隆の霊視能力に気づいて付きまとうようになる。
この少女の死亡理由は不明で彼女も覚えていない。
私はこのキャラのENDで泣きましたね。
なんでしょう、別れとそれに耐える強さ。
消えることが分かっている、だけど愛してしまう。
最後真奈が成仏したあと道隆の前に現れた人とは・・・・・
実際このキャラのストーリーが澪サイドと結構かぶってるから後にしたほうが感動薄れます。
・夕凪澪
真奈と親友以上の関係で真奈の死でとても落ち込んでいた。
そして真奈の死因が自殺と知らされ不信に思い調査を始める。
そのとき道隆と出会い、励まされて徐々に元気になっていく・・・・。
澪は絵を描くのがうまく、物語を書くのがうまい真奈と絵本を書いていた。
真奈と意思疎通ができる道隆は絵本の作成を手伝うことにした。
このキャラは私的に一番良かったです。
最後はとても感動的で終わり方もすごくよかったです。
というか今までで一番きましたよ、ダ・カーポの天枷美春以来デスヨ(ぇ
親友という大切な存在を亡くし、そして今生きている自分がどうしたらいいのか・・・・。
そして道隆とすごしていると真奈のことを忘れる自分が嫌になってしまっていたが
とある理由で澪にも真奈の姿が見えるように・・・・・。
絵本は完成した、そしてその内容は真奈が亡くなり、澪と道隆が出会いそしてその後のことだった。
真奈をクリアした後にしてほしいですね。
・瀬戸内葵
記憶喪失でぽけぽけっとしてる不思議少女
ある日道隆がプールに誘い、知夏とも仲良くなる。
また このキャラは物語の核心に限りなく迫っており、すぐ知りたい人は最初にしてもいいかも
このキャラだけENDが2つあるのは製作者の陰謀ですかねぇw(ぇ
一個目はただ悲しさに耐える的な感じですね。
二個目はハッピーエンドだと思います、かなりさわやかでいい終わり方でした。
全体的にラスト以外葵ちゃんサイドのストーリーは辛いです。
激しくネタバレすると面白くないので言いませんが(ぁ
上に最初にしてもいいかもと書きましたが私は極力一番最後にすることをお勧めします。
なぜかというとこのストーリーを最後にすると次の隠しストーリーにつながりやすいからです。
・小西霊子
全キャラクリアすると選択できるようになる。
霊子サイドは総まとめ見たいな感じで、すべての真相が明らかになります。
何故真奈が死んだのか、葵は何故・・・・?
知夏が何故捕まったのか・・・・・。
何故道隆には霊視能力があるのか
全部つながります、一部知夏サイドとはつじつまが合わない点もありますけど。
愛する人のために壊れていく人間。
愛する人のために何もかも投げ出しすべてを犠牲にする。
そんな感じでした・・・・。
・全体
そらうたってタイトルで、OPムービーとか明るい感じですけど、結構最後は暗め。
でも霊や魂などの非科学的なものが主体となって物語が構成されてるわけなのですが、
やっぱ普通な学園物よりいいですよね、新鮮で。
結構物語とかもバランス取れていて、案外やりこんでしまいそう。
キャラひとりひとりの個性もよく出ていて、飽きはきますが来るまでの期間は長いかもしれません。
最後にこの作品は絶対名作と呼べます、もしコレを見て使用と思った人がいれば(いないと思うが)
迷わず買ったほうがいいかもです。
reviewed by 夢瑠