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リンダ キューブアゲイン

[ PS ]

8点
PSソフトで初めて倫理規定マーク(「このゲームには暴力シーンやグロテスクな表現が含まれています」という三角マーク)が付けられたソフトで、RPGながらも

「主人公は勇者ではない」、「魔王や世界の脅威となる「敵」が存在しない」

ゲームの目的も

「8年という制限時間の中で、全120種類の動物を捕獲する事」

というもので、他のRPGと比べるととても変わったゲームです。
その動物というのも、僕たちの世界に存在する見慣れた姿形のものではなく、捕獲するといっても、敵の最大HPを大きく上回るダメージを与えると飛び散ってしまい、捕獲が出来ない というある意味で戦略性の要求させられる戦闘をしなくてはならなかったりします。

8年という年月も、プレイヤーが遊んでいる時間の経過と共に自動的に進むみ、また、時が進むにつれて住民の脱出は進み、最後の年にはほとんどの住民がマップ上から姿を消してしまったりもします。

そして、このゲームの肝とも言えるのは、最初にも言ったとおり、PSソフトで初めて倫理規定マークをつけられたソフトなだけあって、ストーリーの中の残虐、グロテスク描写が中々激しい作品です。心臓の弱い方は気を害する可能性があるかもしれません。3つのシナリオがプレイでき、いずれにも残虐な描写が紛れています。いきすぎてるのではないか と思わされるシーンも少なくはないでしょうが、マニアックな人には受けるかもしれません。

他のRPGとは変わっていて、システムに慣れるのも少し時間がかかるかもしれませんが、グロテスクな描写がありながらも、悲しい運命にある主人公たちの物語は必見です。是非プレイしてみてください。

reviewed by ジェラール


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