デジモンワールド Re:Digitize
10点
やっと、発売したPSP版の最新作、このゲームは前作のデジモンソフトの機能とは別に機能がついており育成の仕方でデジモンの進化が変化する。歴代の伝説的デジモンや様々なデジモンを育てることができる。ただし、一回に育てられるデジモンは一匹しか育てられないけれど、デジモンの歳(寿命)が決まっており、寿命が尽きると育ててきたステータスを次のデジモンに移せるのが、楽しさのポイント。買って損はない。
reviewed by 廃人のなりかけ
7点
あの名作、デジモンワールドが帰ってきた! と言うような空気と共に現れたデジモンワールド最新作。
謳い文句の通り、初代「デジモンワールド」に準拠したシステムを備えている。
限りある寿命の仲でデジモンを育成し、餌や排泄・睡眠などの管理を行ないながらトレーニングでステータスを強化していく。
モンスターファームにも近い印象を受けるかもしれない。
システム面は非常に高く評価されてきた「デジモンワールド」を基礎にしているだけあり、概ね高く評価できる要素が出揃っている。
初期の「デジタルモンスター」を色濃く反映した育成システムは、現在の育成RPGにはあまり見受けられない利点といってよい。
しかし、「デジモンワールド」からのファンとしてこの作品を見つめていると色々と粗が見えてくる。
まず、睡眠の際にデジモンが目を閉じない点。
これは、グラフィックに関する手抜き作業であると考えられ、前作の人気に甘えたスタッフの怠慢ではないかと考えられる。
そして、登場デジモンのラインナップにも疑問が残る。
アニメキャラを過剰に優遇した結果、人型と竜型のデジモン及びワクチン種に多くが隔たってしまっている。
アニメの人気は確かに否定できないが、多種多様な姿のデジモンが存在することこそ「モンスター物」というジャンルの利点であり、それを蔑ろにするのは非常にもったいない。
バランス調整の面でも疑問が残る部分は多い。
まず、高火力技にはスーパーアーマーのような物が付き、低火力高速技による崩しが成り立たないため、レベルの高い戦闘になると高火力技の打ち合いにしかならなくなる。
「デジモンワールド」で言うところの「ウインドカッター」や「ポイズンクロー」のような、相手の高火力を封じるために小技をセットする利点が全く存在しない。
このため、使用できる技の選択肢が著しく狭まり、単調な戦いとなってしまう問題が生じている。
ステータスに関するバランスも問題がある。
トレーニングの上昇量が大きい上レストランでの上昇量も非常に大きいため、ステータスをカンストさせることが容易となっている。
また、敵もそのステータスを基準として調整されているため、「デジモンワールド」にてやり込み派プレイヤーのみが達していたカンストステータスが大安売りされてしまう。
デジモン毎に上がり易い能力などが設定されているが、その意味を潰してしまった深刻なインフレである。
また、進化先などの条件も「育成ミス○○以下」であることが殆どであり、天邪鬼な育て方などの変わった楽しみ方も潰されてしまった。
体重は大まかな条件設定となったが、これは体重管理が非常に難しかった「デジモンワールド」での問題が解決されているといえる。
しかし、「デジモンワールド」で人気となっていたピッコロモン、マメモンなどの所謂「チビキャラ」が一切存在しないため、殆どのデジモンは体重をとりあえず重くしておけば条件を満たせるという悲しい現実が付きまとう。
総じて評価すると、一つのゲームとして評価するなら上々の出来といえるが、「デジモンワールド」からのファンが納得する出来とはお世辞にも言えない物だと思われる。
前作を10点とした点数付けをするなら7点辺りが妥当だろう。
次回作での改善点を公式サイトなどに書き込んでいけば改善が望めるのだろうか?
reviewed by らんt
PSPでの史上初に発売されたデジモンワールド。
このゲームは、今まで発売されていたデジモンのゲームとは内容が変わっていて、初期デジモンはアグモン1匹となっていますが、アグモンからの進化が多種多様になっていて、アグモンから普段では成りえないデジモンに進化したりします。他には強制的にデジモンを進化させるアイテムなどもあり、今までのデジモンとは変わったデジモンを楽しめるかもしれません。デジモンが好きな方にはお勧めです。
reviewed by 鄭
ありえない進化というか、多種多様な進化の分岐があるのが元来のデジタルモンスターのスタイルですから・・・