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ウルトラセブン

[ SFC ]

7点
このゲームは、円谷プロダクションが制作し、1967年から1968年に放送された特撮テレビ番組「ウルトラセブン」を原作としたゲームで、タイトル名もそのままです。しっかり前作の「ウルトラマン」もゲーム化されていて、このゲームはシリーズ第2弾です。今では初代ウルトラマン、ウルトラセブンなどは古すぎて知らない人ばかりかと思います。正直僕もあまり知りません(笑)
しかしこのゲームは原作の内容を知らなくても、前作のウルトラマンにはなかった、アーケードモードでステージが始まる前に挿絵の入った原作のストーリーが見れる という、ウルトラセブンを知らない人でもしっかりと話の流れをつかめるよう工夫がなされています。ですのでこれをプレイし、ウルトラセブンを知ってみるのもいいのではないでしょうか。

システムは前作のものとまったく同じです。パンチやキックといった攻撃で相手の体力を減らしていくのは当然なのですが、普通の格闘ゲームと違い、怪獣の体力を0にしただけでは倒すことはできなく、怪獣の体力を0にしてから「スペシウム光線」を使うというところが、今作はウルトラセブンなので、「アイスラッガー」もしくは「ワイドショット」(戦う敵によって撃つものが違う)といったものに変わっただけです。
ウルトラマンも怪獣も、時間経過とともに体力が徐々に回復し、セブン側はさらに、時間経過とともに必殺技ゲージが溜まっていきます。全4段階まで溜められ、怪獣を倒すときはその溜められる最大のレベル4の技を使わなくてはなりません。怪獣の体力が0でないときに打てば大ダメージを与えられますが、また溜まるまで待たなくてはいけないので、状況をよく見て撃つか撃たないかを判断することが求められます。
今作は、戦闘開始前に、カプセル怪獣を戦わせるかを選択することができます。回数制限あり、しかしシューティングゲーム(3ステージ毎のボーナスゲーム)で残り使用回数が増やせます(3回分まで)。カプセル怪獣はHPが自動的に減少していき、敵を倒すことはできませんが、敵怪獣のHPを減らしておけば(ある程度回復はする)、セブンでの戦いが有利になります。
移動速度は遅いが、パンチのリーチが長い、「ミクラス」
ジャンプは低いが、跳び蹴りは強い「ウィンダム」
尻尾攻撃はリーチが長く、敵の一部の攻撃もかわせる「アギラ」 この3体が使えます。
相手の攻撃パターンに相性のいい怪獣を選択するのがいいです。限りある資源は有効に使いましょう。

今作はさらに対戦モードも追加されています。全16体(一部隠しキャラ含)のキャラクター(セブンや怪獣たち)を操作でき、こちらは普通の格闘ゲームと同様、体力を0にすれば勝敗がつきます。それぞれ性能の違う16のキャラを使っての友達との対戦はなかなか盛り上がれました。トーナメントモードというのもあり、長く対戦を楽しめます。

今の世代にはまったく知られてないだろうし、僕も知らない古いウルトラマンのゲームですが、1つのゲームとして見れば中々よくできたゲームです。僕はこのゲームに好印象を持っています、ぜひプレイして、ゲームの面白さ、また、ウルトラセブンという作品も知ってみてください。

reviewed by ジェラール


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