ガデュリン
ガデュリン販売:セタ 価格:(定価:¥ 9,240) 対象:SUPER FAMICOM 評価:★★★☆☆ 詳細:アマゾン商品ページ |
6点
SFC初期のRPG。ジャンルはSFとファンタジー。
SFC初期の作品で、結構マイナーな部類に入ると思う。
大まかなストーリーは宇宙飛行士のリュウが、ガデュリンという星に漂流して、地球に帰る手段を探すといったものである。
このゲームの特徴として、戦闘時の多彩な戦略が挙げられる。
まず、全ての行動にスタミナが必要であること。
普通の攻撃では、さほど意識する必要は無い。
戦闘シーンはドラクエとかと同じ敵と向き合う方式であるが、戦闘ではドラクエで言う「戦う」には、敵に対する攻撃、味方への敵の攻撃に対する遊撃、防御の3種類がある。
そのアクションにも複数のアクションがあり、ダメージを受けたり、吹き飛ばされたりする。また、遊撃ではスタミナが残っている限り何度でも連続で遊撃が可能である。
ちなみに1人のときは、自分に遊撃をしていくとかなり楽になる。
あと、攻撃時には改心の一撃のようなものもあるが、この作品のは明らかにそれをほとんどの点で上回っている。
極みの一撃(涙の一撃) 通常の12倍のダメージを与える。
激烈ヒット(痛烈ヒット)通常攻撃を4回連続で出す。
といったものがある。
雑魚でも涙の一撃を食らうと、ほぼ死亡は確定するという恐ろしいものである。
魔法もそれなりにあるが、シナリオに関するものは全く無い。
次に逃げるだが、3種類ほどあり、速攻、くらまし、ばら撒きの3つもある。
最後に挙げる戦略として、敵との交渉がある。
敵にわいろ(お金やアイテム)を贈ることで、その場を見逃してもたったり、アイテムをちらつかせて誘惑したり、味方に付けることが出来る。その際に味方になった敵はその後の戦闘でもアイテムを使うことで呼び出すことが可能だ。
とはいっても、戦闘で役に立つモンスターはほとんどいないけど・・・
このゲームのそのほかの特徴としては、
・ラスボスは条件を満たさないとダメージすら与えられない
・ヒロインに会うときに、水浴びが見られる
・エンカウント率は少し高め
・一度あけた宝はふたが閉まる
・移動速度が遅い
・一度いった場所にアイテムを何回も取りに行かなければならない
・船や空を飛ぶ乗り物は無い
・当時の観点から行けば、音楽やグラフィックがきれいな方
このゲームでは好みが分かれると思う。
これらの点を踏まえて6点とする。
7点を付けてもよかったが、小刀・皮の盾ドーピングがある点を差し引いてみた。
reviewed by クライア