« アラビアンナイト 精霊王 | Main | ヴァンパイアハンター »

アレサ

[ SFC ]

6点
93年発売。

アレサ、というよりやのまんのゲームはなぜか固定の熱烈なファンが
ついてる感がある。だが、それほどいい出来なのだろうか。

人気のあるゲームをこきおろすとそのファンに嫌われる。
このゲームはある程度楽しめるとはいえ、ボリュームのある中での
物足りなさ、無意味に味あわされるつらさ、苦しい音楽は批判の
対象として残るべきだろう。
ま、こきおろすとまではいかないけど。6点だし。

話そのものはオーソドックスタイプでまとまりもいい。終わりそうで終わらない展開もいい。
また同じ場所で複数イベントが起こることも少なくないのだ。
ただ、このために違う目的で同じところへと向かうが、その
すべてが強制イベントのため、単にフラグ立ての感を受けさせている。

また、ストーリーをテンポよく楽しませようと、操作性全般を優れたもの
にしているのが分かる割には、なぜか移動魔法が「一度行った街なら
どこでもいける」ものではなく、戦闘では4方向を囲まれてしまう
キツめのタイプの上、与えたダメージが見えないといったつらさを押し出す
システムになっているため、ストーリーを重視しているのか、手ごたえ
のある「ゲーム」を目指したのか分からないのだ。

更に、そのどちらに偏ったとしてもそれでも中途半端だ。
話は分かりやすいが別段裏もないし深みもない。ゲームとしても
つらさはあっても難易度そのものは迷うことが少ないので低めだ。
せいぜいが邪道な効果を持つ隠しアイテムがあるくらい。
ゲームバランスも、ソウルを用いて武器防具を作り出すミクストフォーム
ではいきなり強力防具が作れてしまうし、中盤のレベルアップが早いなど
もう一歩か。

RPG唯一(?)街からフィールドなど、場面切り替わりのときに音楽
の切れ目がないのは面白い試みとして評価できるが、似たようなメロディが
多過ぎる上、妙に苦しそうな音、メロディなのがツラい。
響音も異様に半端だ。

「中途半端」…まさにこのRPGを象徴してる言葉じゃないだろうか。

reviewed by 反骨義憤魂


0 Comments: / 0 TrackBack
Comments
Post a comment












Remember personal info?