第3次スーパーロボット大戦
9点
スーパーロボット大戦のSFCデビュー作。前作の良いところを確実に受け継ぎ更なる高みへと進化。 全体のストーリーはガンダムが中心で、今作から登場するスーパーロボットの話が多少交じり、物語後半は完全オリジナルストーリーとなる。 イベントによる選択肢やクリアターン数、ある仲間を説得したかしないか等によりストーリー分岐が発生するため最低3回はやらないと作品の完全な理解は不可能になっている。
今作から加わった機能が幾つかあり、その一つにパイロットの乗り換えがある。 これにより原作にはない組み合わせも可能、戦略性も増す。 他に加わった機能に、機体改造がある。 具体的には「機体のHP」「装甲の強度」「エネルギー」を高める事が出来る。 この二つの新たなシステムによりザコパイロットでもエースの働きをする事が可能に。 戦闘面で変わったところも幾つかある。 弾数という概念が導入されたり、必殺技や大技は「気力」がたまらないと使えなくなった。 「気力」は攻撃した時やされた時、敵を撃破した時にたまり、エネルギー補給を受けると下がる。 「気力」は攻撃力、防御力に多大な影響を与ええるため無視できない存在となっている。
原作の再現性もかなり高い。 ファンネルは遠距離まで届き非常に強いし、F91は気力がたまれば分身して敵の攻撃をよけたりする。 νガンダムにはビームの類は効かないし、ピグトロンに至ってはビーム攻撃を吸収して回復する。 ニュータイプは恐ろしいほど攻撃を避けるし、マジンガーは攻撃を全て食らっても平然としている。 このようにキャラに個性が出たのは非常に良いことなのだが、マップ兵器が異常に強い。 マップ平気だけで戦う事も可能なほどだ。 おかげで他の個性が潰される。 今作、そして今後続く作品の問題点である。 一機で敵を殲滅するというのも悪くはないが、趣も無い。
reviewed by 黒子
8点
スパロボで初めて「改造」の概念が出てきたのがこの作品です。ただし最初は機体性能のみだったので、武器はそのままでした。
そして「パイロットの乗り換え」も実はこの作品からです。なので今のスパロボにおける基本的なシステムはこの作品で大まかにできたのですが。。。この作品スパロボの中でもダントツの難易度を誇る作品だと思います。
特に最終面後の隠しステージ、まあ真の最終話というべきステージでは、ネオグランゾン・ヴァルシオン改と普通にやってたら1体で十分なラスボスクラスが何体もでてきます。適当にやって勝てるものなら勝ってみてください(爆
まあ今のスパロボに飽きた人はやってみるのをお勧めする作品です。
reviewed by レナンジェスw