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カービィのきらきらきっず

[ SFC ]

8点
このゲームは、ゲームボーイ用ソフトとして発売された、落ち物パズルゲーム「カービィのきらきらきっず」のスーパーファミコン版で、タイトルはそのままでのリメイク作品となりました。このスーパーファミコン版は、新しく「おはなしゲーム」モードが追加され、しっかり家庭用ゲームとして楽しめるよう工夫がなされています。また、当然のことながら、スーパーファミコン作品ということで色数が増え、音楽も音数が増え、より見栄えがよくなりました。星のカービィ3風の、水彩画のような柔らかいタッチと淡い色使いのドット絵です。

システムは、星のカービィ2・3に登場するカービィの友達、ハムスターの「リック」、マンボウの「カイン」、フクロウの「クー」 この3匹が描かれたブロックを操作して、敵と自分のどちらが先にブロックフィールドをを詰まらせられるかを競うものです。
「リック」、「カイン」、「クー」のブロックは、同じ種類のブロックを隣り合わせにすると消すことが出来ます。この隣り合わせの間に、星の描かれた星ブロックを挟み込むことで、星ブロックも一緒に消すことが出来ます。同様に、間に挟めるブロックとして、消すと横一列のブロックを消去する爆弾ブロック、消すと星ブロックに変わる岩ブロックがあります。
2回以上連鎖が成功した上で連鎖が終了すると、画面上から「きらきらぼし」が落ちてきて、このきらきらぼしは「接地した瞬間だけ星ブロックと同じ扱いになる」というものです。このきらきらぼしは、連鎖数が多ければ多いほど、多く落下してきて、前述のように、ブロックで挟み込めれば再び連鎖させることができます。しかし連鎖ができずに効果なく接地したきらきらぼしは消えてしまいます。
他のパズルゲーム同様、このゲームもある程度の計算の上、ブロックを設置していかないと勝利は難しいものとなるでしょう。もしくは適当に設置し、運で勝つなんてのもありかと思います。

おはなしゲームでは、星のカービィシリーズでおなじみの敵を倒していきます。ある条件を満たして勝ち進めていけば、このゲームオリジナルのキャラクターで裏ボスの「グリル」と戦うこともできます(どんなキャラクターかはプレイしてのお楽しみ)。
他にも、ゲームボーイのものと同じく、「ラウンドクリアゲーム」、「たいせんゲーム」、「チャレンジゲーム」、「タイムアタックゲーム」などのモードもあり、やりこむにも十分なゲームです。

スーパーファミコン終期の作品であったため、あまり有名にはなれなかったようですが、このゲームはパズルゲームとして名作であると思います。ぜひプレイしてみてください。

reviewed by ジェラール


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