学校であった怖い話
10点
かなり古い作品ですが、書かせていただこうと思います。
この作品は、主人公(自分)が新聞部の企画ということで、この学校の七不思議を聞いて、それを新聞に書くことになりました。
そして、怖い話を語りに新聞部に現れた六人。
新堂、風間、福沢、岩下、細田、荒井。
話を聞いていく中で立て続けに起こる怪奇現象、一向に姿を現さない七人目。
そして、話は始まる。
さて、このゲームは『~晦~つきこもり』というゲームがシリーズとしてあります。
今作の面白いところは、何といっても選択肢です。
このゲームでは、選択肢一つ変えるだけで、全然別の話になってしまうことが多いです。
そして、語り手の話す順番。
語り手が話す順番にも関係があるんです。語り手は、話す順番が変わると、話す内容がまったく変わります。
そして、特殊シナリオ。
このゲームは、○話目を□□に語らせて、特定の選択肢を通ると、通常のシナリオではない、特殊なシナリオに到達できます。
○話目を□□に語らせて、特定の選択肢を通り、○話目or次の話を△△に語らせると現れる特殊シナリオもあります。
最後に、隠しシナリオ。
一つ目の出現条件は、特殊シナリオと何ら変わりはないのですが、二つ目は難しいです。
○話を□□に語らせ、特定の選択肢を選ぶ。この作業が、複数あるのです。
これは、攻略サイトを見たりしなければ、難しいと思います。
学校であった怖い話はもの凄く面白いです。
やってみる価値はあると思います。皆さんもプレイしてみてはいかがでしょう?
reviewed by 龍獄
9点
はい、その名の通り「怖い話」を取り扱ったゲームです。
その手のものが苦手な人は回れ右してねー
「学校」を題材にしたホラーサウンドノベルはかなりの数にのぼりますが、その中で群を抜いている―個人的にですが―のが、「学校であった怖い話」ですね。
新聞部に所属する主人公が、先輩に「学校の七不思議」についての企画を押し付けられ、その先輩が集めた個性的な(あらゆる方向に)生徒達から「学校であった怖い話」を聞いていく・・・という至ってシンプルなゲーム内容。
淡々と話を聞いて行くのですが、所々に出てくる選択肢によって、話の内容が全く変わることがあったり、ゲームオーバーになるなど破天荒な展開もちらほら。
しかし、これらすら薄めてしまう「怖い話」の語り部達。
一人はトイレに異常な愛着を持っていたり、
一人はさも平気で嘘やら出鱈目を得意気に語る(時には本当}
ここでこれ以上例を挙げるのは控えますが、余りにも個性が強すぎて、他の語り部が絡む話になると死人が出るなど、一種の人災にすら発展したりするほど。
「怖い話」も良く工夫された話が豊富で、本当に「怖い話」の時には背筋が凍えるほどの恐怖感やカタルシスが味わえたりする。
思わず涙が出る話もあり、笑える話もあるなど(笑えない話も)
種々雑多な話を取りそろえている。
怖い、恐怖系が大好きなんていう方々、そうじゃない方々にもぜひお勧めしたい作品ですね。
reviewed by 名前を入れてください