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›4 27, 2005

Windows XP SP1などでも「MS05-019」適用後にネットワーク関連の不具合

[ PCニュース ]

 問い合わせをしないと修正プログラムが手に入らないというのは勘弁してほしいですよ。

 まず、マイクロソフトの技術情報「897656」によれば、MS05-019を適用したWindows XP SP1では、手動で作成したTCPパケットをRAW IPソケット経由で送信するネットワークプログラムやネットワークツールが機能しなくなる可能性がある。UDPパケットの送信プログラムにも影響するという。
 
 この問題は、インターネット接続ファイアウォール(ICF)が無効な場合のRAWソケットの動作が、MS05-019によって変更されたことが原因だ。なお、Windows XP SP1の初期設定ではICFが無効に設定されている。マイクロソフトでは、ICFを有効にすることでこの問題を回避できるとしている。
 
 同じく技術情報「898060」によると、MS05-019を適用したWindows Server 2003/XP Professional/2000 Serverでは、クライアント・サーバー間で接続できない可能性がある。具体的にはターミナルサーバーへのアクセスやファイル共有アクセスが不可能になるほか、WANを介したドメインコントローラのレプリケーションにエラーが発生する。また、Exchangeサーバーは、ドメインコントローラに接続できなくなるという。
 
 原因は、ホストルートのMTUサイズを変更するとき、ホストルートの数値が間違って増加されてしまうこと。最大値に増加されてしまう場合は、ICMPパケットが無視されて不具合が発生してしまう。なお、この問題は、Windows Server 2003 SP1を適用した場合にも発生する可能性がある。修正するプログラムを入手するためには、Microsoft Product Support Servicesへの問い合わせが必要だ。

Windows XP SP1などでも「MS05-019」適用後にネットワーク関連の不具合


Posted by kroko 0 Comments: / 0 TrackBack
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