›2 09, 2005
.enetics / Evereve
エネティクス

ドイツ出身の5人組ゴシックメタルバンドの5thアルバム。
デジロック風味が強い曲もありますが、ほとんどはメランコリックゴシックど真ん中の曲です。
そのため、評価の肝は哀愁に満ちたメロディと憂いを帯びた男性ヴォーカルになると思います。
メロディのほうは多少余計な音があるような気がするものの(これも聴き込む際にはむしろプラスの材料ですが)、癖がなくストレートに感情に訴えてきてくれます。
また、男性ヴォーカルも表現が幅広く、声は非常に感情的です。
オススメは#3"Abraza la Luz"と#4"Her Last Summer"。
#5"Silvergold"や#10"Eat-Grow-Decay"も少し毛色が違いますがセンスがあって面白いです。
公式サイト(試聴できます(.media→Music Downloads))
Ever Eve
Posted by kamei at 16:36 //
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›12 29, 2004
Souvenirs / The Gathering
スーヴェニアーズ

オランダ出身の(元)ゴシックメタルバンドのたぶん7枚目です。
以前からメタルらしさは無きに等しかったのですが、このアルバムでもそれはほとんどありません。
それほど多くのジャンルを聴いているわけではないのでこれをどう表現すれば良いのかわかりませんが、基本は退廃的なゴシックの雰囲気で、時にプログレっぽくもあり、デジポップっぽくもありという感じです。適当です。
そんなことより個人的にはどうしても女性ヴォーカルに耳がいってしまいます。
#4"You Learn About It"のような憂いを帯びたエンジェリックヴォイスと、#5"Souvenirs"のような非行少女チックなけだるさに包まれた歌声とのギャップが面白いです。
大勢で盛り上がろうという方には絶対にオススメできないですが、暖炉の前でロッキングチェアーに座り温かいコーヒーを飲みながら本を読もうとしている方には是非にとオススメしたいアルバムです。
オフィシャルサイト(試聴できます(The Band→Discography→ジャケット))
Posted by kamei at 21:51 //
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1995 / Screaming Headless Torsos
1995

今日やっと手に入れました! バンザーイバンザーイ! タワーレコードで取り寄せたぜ!
ファンク+ハードコア+フュージョン+ラテン? ジャンル別け不能。というより不要。
とにかく超強力なエネルギーの塊を出しまくってます
塩加減のきいたファンキーで重厚なベースに支えられた荒れ狂うブラックユーモアのようなパーカッションと最高に生きたリズムを叩き出すドラム。
それが作り出すグルーヴの上に乗っかる超ハイテンションなヴォーカル。
そして何と言ってもこのバンド最重要メンバーのDavid Fiuczynskiのギター。
ギターのことよく知らないからテクニック面はちとわかりませんが(やっぱり凄いのだろうけど)
やっぱりほかのギタリストと比べて光る部分があります 発狂しそうな音出してるあたりやっぱり頭おかしそうです
誤解のないように言っておくとこの手のバンドは半ば自己満足で終わってしまうようなものが多いのですがこのアルバムはちゃんと楽しませてくれますぞ! ちょいマニアックですけど。
Posted by pearl at 20:25 //
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›11 27, 2004
The Silent Force / Within Temptation
ザ・サイレント・フォース

エヴァネッセンスの登場によりその認知度がほんのちょっぴり高まったゴシックメタル界において、
高い人気と実力で不動の地位を築いている"女王"Within Temptation(オランダ)の3rdアルバムです。
その特徴は劇的なオーケストレーションと素朴なケルト音楽との融合、
そしてそのどちらにも非常にマッチした透明感のあるソプラノボーカルです。
#2"See Who I Am"の憂いに満ちたサビと#8"Memories"の超絶癒しメロディが特に気に入りました。
癒しと昂揚の同居が素晴らしいアルバムだと思います。
(少し高い
限定盤とかもあります。内容はボーナストラック2曲+デジパック+ポストカード4枚+おまけのメディア。
特に面白いものもなかったので普通は通常盤でいいと思います。)
追記
なんと日本盤が出てしまいました。すごい。
オフィシャルサイト
Within Temptation -- Stand My Ground(プロモーションビデオ)
Posted by kamei at 14:00 //
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›11 21, 2004
Sign of Truth / Dionysus
サイン・オブ・トゥルース

スウェーデン出身の5人組メロディックメタルバンドの1stアルバム。
1stとは言うもののメンバーそれぞれに結構なバンド経験があるようで新人たちというわけではありません。アルバムの内容的にも新人臭さのようなものは一切なく、高いレベルで完成された音楽を聴くことができます。
このアルバムの特徴を表現すると、ミドルテンポでしっかりとした曲をベースとし、その中にネオクラシカルなギターの味付けが少々と、力強さ+疾走感(+妙に明るいサビ?)といったいわゆるジャーマンメタルの味付けが大さじ数杯分ほどほどこされているといった感じです。
どの曲もそれぞれに味があって美味しいのですが、その中でも特に1つオススメの曲を挙げるとすると、#11"Key into the Past"になると思います。開始直後のザクザクギターからシャウトへの盛り上がりかたは尋常ではありません。
変な踊りを踊りたくなるくらいに熱い熱いアルバムです。
オフィシャルサイト(試聴できません)
ANIMA MUNDI
どこかのレーベルの当該ページ(試聴できます)
AFM-records
Posted by kamei at 02:24 //
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›11 05, 2004
Awakening the World / Lost Horizon
アウェイクニング・ザ・ワールド

スウェーデン出身の4人組バンドのデビューアルバム。
一般の人はヘヴィーメタルに対して、「あー、あの白塗り・トサカ・ピチピチパンツの騒々しいやつでしょ。」なんていう偏った認識を持ち敬遠していることが多いのですが、このバンドは残念ながらそういったいわゆる「ヘビメタ」の認識にぴったり当てはまるイメージを持っています。
そういう意味では多くの人に勧めることはできないのかもしれませんが、ここでは無理やりオススメします。
まずオススメするのはドラム!どんな場面でも安定していて、非常に心強いです。
タイトなドラムが起こす空気の振動だけで胸がきゅんとなります。
次にオススメするのはボーカル!音楽性にマッチした力強く男らしい声に体が熱くなります。
特にハイトーン部・シャウトは失神者を大量生産してしまうほどでしょう。
最後にオススメするのはメロディー!北欧らしい哀愁がそこら中から溢れだし、僕の心のやらかい場所を今でもまだ締め付けます。
オススメの曲は、ドラム万歳の#2"Heart of Storm"と#5"World Through My Fateless Eyes"、哀メロ万歳の#6"Perfect Warrior"です。
兎にも角にも、かっこよさではこのバンドがダントツ!
公式ページ(試聴あります(Downloads))
oncelosthorizon.com
Posted by kamei at 00:38 //
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›10 26, 2004
Amandala / Fiuczynski's Headless Torsos
アマンダラ

"自由"というタイトルの通り、内容はかなりフリーミュージックに近い。ちなみに全曲インストでぃす。
音楽の中でもかなり濃い部類なので買うときはよく視聴してからのほうがいいデス
じゃないと後悔するよー 私みたいに
コアなプログレファンでないと最初のうちは理解できないかも。
これを買うならまずは「Screaming Headless Torsos」から入ったほうがいいかもしれないです
そんで肝心の曲のほうなんですが、 ・・・マニアック!
全体を通して掴みどころがまったくないです(まったくないと言うより何ヶ所もあってどこ掴んでいいのかわかんない)
一瞬たりとも形をとどめないので途中で嫌になってしまうことも多いです
黒魔術ロックって呼ばれるだけあるぜアンタ達!
Posted by pearl at 18:35 //
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›10 25, 2004
Ride the Lightning / METALLICA
ライド・ザ・ライトニング

スラッシュメタルの雄・メタリカの2rdアルバム。
一曲目から飛ばしまくりです ベースベロンベロンいいすぎ!
イカレテル!と感じさせるプレイと同時に緻密な構成から出来上がっているメタリカの原点ともいえる作品でぃっす。
個人的なオススメは燃えさかるような加速力のある<1> ライブでお馴染みの名曲<7>等々です
古き良きメタリカが聴ける一枚。 St.Angerから入った人は絶対聴きやがれ!
Posted by pearl at 17:55 //
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In The Court Of The Crimson King / King Crimson
クリムゾン・キングの宮殿

ジャズ・クラシック・ロックなど融合したプログレッシヴ・ロックと呼ばれるジャンルの金字塔的存在・キングクリムゾンの1stアルバム
極限のテンションでぶつかり合う演奏は圧巻。 半端じゃない衝撃を受けます
脳をぶったたかれるような衝撃の<1> 夢を見ているような<2> 悲観的な苦しみが伝わってくる<3>
そして緩やかな終焉を飾って終わる<5>
まだこのアルバムを聴いたことのない人は少ないと思いますが、これは買いデス 買いだって。 絶対。
Posted by pearl at 17:05 //
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One Hot Minute / Red Hot Chili Peppers
ワン・ホット・ミニット

在籍していたギタリストのジョン・フルシアンテに変わってデイヴ・ナヴァロが加入したアルバム。
他のアルバムにはない重々しくて寂しげなレッチリが聴けますです 特に振り回すような<1>とスローテンポで心地よいノリの<2>は聴いておくべきデス
ただ後半になるとちょっと飽きてきちゃうのが難点。(最初の二曲だけ聴いてCDケースにしまってしまうこともしばしば)
明るいレッチリを聴いてた人には「こんなのレッチリじゃねー!」ってなるかもしれないですがじっくり聴くと味が出てきます 多分
リズム隊のふぁんきーでぐるーびーな絡み合いは依然変わらず。 ノリノリだぜ!
Posted by pearl at 00:44 //
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