›8 19, 2004

戦略的パズルゲーム? コールモンスターエンブレム

[ フリーゲーム ]

このゲームは何といってもアイデアが素晴らしいです。
このゲームにはセーブという概念がなく、すべてはパスワードによって進行します。
一言でいうと、冒険の成果は手元にあるパスワードの数!ということです。
パスワードには移動パスワードとモンスターパスワードとがあり、場所パスワードを入力することで移動し、モンスターパスワードを入力することで敵モンスターと戦います。
戦闘は常に4vs4で、場所ごとに決まった相手が用意されています。
戦闘の目的は二つあり、一つは敵を全滅させ新たな場所パスワードを入手すること、もう一つは倒した敵のモンスターパスワードを入手することです。
後者を達成するためには「スペルパス」という弱いモンスターを参加させる必要があり、残り3匹の枠を最大限有効に利用することが必要とされます。
パスワードの入手だけが目的なので戦闘はいつでも終了させることができますし、負けても何のペナルティもありません。
また、このゲームには命中率やクリティカルヒットといった不確定要素は一切ないので、同じモンスターの組み合わせで挑めば、毎回必ず同じ結果になります。
そのため、手持ちのモンスターの中でいかに攻略できるメンバーを選ぶか、どういう順番で攻略していくかが重要になります。
後半になればなるほど詰め将棋をやっているような感覚になってきます。
これはもうパズルゲームです。頭を使いたい人におすすめします。

ちなみにこのゲームはクリックすると閉じてしまうという困った仕様を持っていますが、画面内をクリックした後画面外でドロップすれば閉じません。
このことを利用すれば、テキストエディタにパスワードを書いた後再びフォーカスを戻すことができるので、紙と鉛筆を用意しなくても大丈夫です。
(他のアプリケーションが画面の上に重なった場合フォーカスを戻してもその部分が黒くなってしまいますが、最描画と共に元に戻るのでヨロシク。)

craftM

Posted by kamei at 01:36 // 該当エントリーへ⇒

›8 10, 2004

爽快感溢れるSTG!LIBERATION ARMY

[ フリーゲーム ]

--紹介--
ミッションクリア型・育成要素ありのシューティングゲームです。
ストーリーはほとんどありませんが、宇宙民開放軍と地球統合軍との宇宙戦争が舞台であるということです。
このゲームは軍備フェイズと戦闘フェイズとで構成されており、軍備フェイズでは戦力値というポイントを使って味方ユニットの数を増やしたり、装甲を厚くしたり、新しい武器を開発したりということができます。
そして、軍備フェイズが終わると次に戦闘フェイズに入り、実際の戦闘が始まります。
戦闘フェイズはいくつかある敵味方の初期配置パターンの中の一つでスタートし、敵を全滅・撤退させるか、自ユニットが破壊されると終了します。
このときの戦果によって領空域が増減し、戦力値が与えられます。
この戦力値を使ってまた自軍を強化し、最終的に領空域を100%にするのが一つの目標です。

--感想--
このゲームが売りにしているものの一つに、両軍合わせて最大600体のユニットが入り乱れての戦闘があります。
実際プレイしてみると確かにものすごい数で、これぞ前線という感じで打ち合っています。
ただ、そんな中でもプレイヤーの機体が単なる1/600ではなく、まさに勝敗の要となっている点にこのゲームの面白さがあります。
育成要素と合わせた難易度も、味方を盾にして後方から狙撃したり、特攻を仕掛け短期決着を目指したりといった駆け引きができるちょうどよいバランスになっています。
1機で数百という敵機を落とす爽快感を是非味わってみてください。

KOU'S HOME PAGE

Posted by kamei at 22:41 // 該当エントリーへ⇒

›8 06, 2004

進化を続けるカードゲーム! DarkLord'sSaga

[ フリーゲーム ]

トレーディングカードというものがあります。
古いところでは仮面なんとかカードやなんとかダス、記憶に新しいところでは遊戯なんとかカードやポケなんとかカードというものが小中学生の間で大きく流行しました。
また、なんとかザギャザリングというものが世界中で根強い人気を得ていたりするようです。
このようにトレーディングカードは時代と共に形を変えつつも、常にいくらかの人気を集め、支持を受けています。
それは、トレーディングカードが大きな魅力を持っていることを意味します。
トレーディングカードの魅力として最も初めに思いつくものは、やはりコレクションの要素だと思います。
人はパズルの隙間を埋めたり、きれいに整理しナンバリングされた物を眺めたりすることに官能的ともいえる快楽を感じることがあります。
また逆に、埋まっていないパズルの隙間や、不規則に並べられたものを見ることには強い不安を感じることがあります。
トレーディングカードは、まさにその本能的な部分を刺激します。
すなわち、快感を求めることと、不安を解消しようとすることとが、トレーディングカードにはまっていく大きなモチベーションとなるのです。
しかし、コレクションの快感はただ集めることだけから生まれるものではありません。
他人の持っていないものを持つことによる優越感もまた、大きな快感なのです。
これは非常に重要で、文頭で挙げたいくつかのものも含め、トレーディングカードはまさにこの優位性の快感を高めていく方向へ日々進化を続けてきました。
そして、その一つの答えが「トレーディングカードゲーム」なのです。
トレーディングカードは戦略性と勝敗を付加されることで、単なるコレクション以上の魅力を持つことに成功しました。
それはすなわち、コレクションの圧倒的優位をはっきりとした形で見せつけることであったり、圧倒的劣勢から勝って知略を誇示することであったり、その他数え切れないさまざまな要素であったりします。
こう考えてみると、トレーディングカードゲームが面白いのは認めざるを得ません。
ところが、実際にやってみるとなるとルールを覚えるのが面倒だったり、人によって変な俺流ルールを持っていたりして、「間違いなく」進行するのが困難だったりします。
そんなのは嫌です。ジャイアンがいたら知らないうちに負けにさせられます。
というわけで、カッチリとしたプログラムが管理している、デジタルなトレーディングカードゲームだったら常に間違いがなくていいんじゃない?と思いました。
前置きが長くなりましたが、このゲームはそんなトレーディングカードの魅力をうまく消化しつつ、さらにもう一歩進もうという心意気の見えるゲームです。

FALLEN CITY CREW

(過去の作品はこちら(Vector))

Posted by kamei at 01:30 // 該当エントリーへ⇒

›8 01, 2004

ほのぼのアクション! 不思議な森のポコラ

[ フリーゲーム ]

個人的に育成要素のないゲームはやる気にならないということでアクションやシューティングといったジャンルはあまりプレイできないのですが、このゲームで久しぶりにアクションゲームをやりました。
そうです、このゲームは育成要素のあるアクションゲームなんです。
ゲームの内容は至極単純、主人公を操作し、ステージごとのノルマの数だけ動物(ポコラ)を捕まえるというもの(おにごっこ)です。
このゲームを始めてまず感じることは、グラフィックの美しさ!フリーでこのクオリティなのは信じられないです。
また、連続で捕まえると得点が上がっていく(いわゆるコンボ)などの要素もあり爽快感もあります。
初めのうちは強烈なアンダーステア(カーブで膨らむこと)などの独特な操作性に慣れるまでなかなかうまく操作できないかもしれませんが、そこで育成要素の登場です。
プレイを続けていく中で集めることのできる「どんぐり」を使って靴やリボンなどを購入し、最高速度やグリップ力を強化することができるので、自分の技術の向上+アイテムによる補正でどんどん上達していくことができます。
アイテムをコンプリートするためにはレアアイテム出現条件を満たしたり、途方もない数どんぐりを集めるために何度もプレイする必要がありますが、一ステージクリアするだけなら30〜60分ほどで可能なので、暇なときに少しずつやるにはいいゲームだと思います。

メルケンソフト

Posted by kamei at 16:18 // 該当エントリーへ⇒

›7 26, 2004

硬派なARPG! ひよこ侍

[ フリーゲーム ]

このゲーム、タイトルだけ聞くとひどく軟派なゲームを想像してしまうかもしれませんが、
ところがどっこい、主人公がひよこの着ぐるみを着用していること以外は全くもって硬派、硬派&シリアスな内容でした。
剣の道を極めようとする-侍-、上辺だけみると「かっけー!超かっけー!」と言いたくなりますが、
実際にそれを成し遂げるためには実に多くのものを犠牲にしていかなくてはなりません。
このゲームはそんな犠牲を覚悟した男の、生涯を描いた作品です。
世界一を求め、ひたすらに剣を磨いた男が最後に何を得、そして何を失うことになるのか・・・、
ここでそれを明かさないのは、武士の情けでござる。

vivid calm

Posted by kamei at 23:12 // 該当エントリーへ⇒

›7 25, 2004

シナリオ重視のSLG! ソフィア弐

[ フリーゲーム ]

フェイドという魔物とソフィアという魔法の存在する世界が舞台の戦略シミュレーションゲームです。
目的は敵対するいくつかの国をすべて占領することです。
このゲームの特徴は、シナリオによって操作・体験する立場が変わることと、
それぞれの国のそれぞれの人間のキャラ立てがしっかりできていて個性的であることです。
このことは、このゲームに単なる国取りゲーム以上の魅力を持たせることに成功しています。
つまり、あるシナリオでは自軍の主力とし、親しみを持っていたキャラクターを、
あるシナリオでは敵に回し、最終的に追い詰めていくというようなこともあります。
また、このゲームでは攻め込んで落とした国の武将を捕獲し味方にすることができます。
このシステムは戦略シミュレーションという見方から考えると、
ゲームバランスを崩壊させる材料となる可能性もありますが、
個人的にはコレクティングの要素としてものすごくプラスになっていると考えています。
このゲームは名前のとおりソフィアの続編となっています。
ソフィアのほうもシナリオはかなりファンキーなので、
もしプレイされるのであればそちらを先になさることをお勧めしておきます。

製作サイト
クイーンオセロット

Posted by kamei at 22:39 // 該当エントリーへ⇒