k-MT : ゲームの道標

7点
　悪いところが目立ちがちなのでまずは誉められるところをピックアップ。今回は武器防具屋がなくなり、変わりに鍛冶屋と言うものができた。そこでガンダリウムというアイテムとお金を払うことで武器防具を鍛えてもらえるのだ。おかげでダンジョン内の宝箱は一つも見逃すわけには行かない。ガンダリウムが結構入っているのである。
　前作から技という概念が出来たのだが、今回もそれが引き継がれている。そして、HPを削って繰り出していた技は今回はMPを削って繰り出すようになった。
　アムロがでていないし、前２作とはまったく繋がりが無いのかも知れない。「かも知れない」と言うのは、実はクリアできなかったのだ。今作での戦闘バランスは最悪を極めている。何の説明もなくいきなり物語途中でレベルが１に戻ってしまったのだ。しかも武器防具は鍛えられる前の状態に。もちろん雑魚敵にも一撃で沈められてしまう。
　クリアしている人のコメントをある場所で見つけたのだが、相当の根気と愛がある人が血反吐を吐いてやっとクリアできるほど難しいらしい。

reviewed by 黒子

8点
SDっていう意味がよくわからないので、私的にはスモールディテール』の意なのだと解釈しています。
　要するに小さくなったｶﾞﾝﾀﾞﾑですね。小さいけれど自分の意思で動ける「心」を持ったヒーローなのです。
　しかも、『騎士』として！！！（ﾉ*‘д‘)ﾉｶｺｰｨ
　この作品は『アーサー王物語』をモデルにしています。
アーサー王に従う『円卓の騎士団』―。
『その数12人！！ ﾟ+.ﾟｄ(･ω･〃)ﾟ+.ﾟ』(本当は13人。1人だけガンタンク系。)
これだけいればガンダムのハーレム(?)ですね。
　どちらかというとデカいガンダムよりSD系のほうが好きな私には本当にうれしいゲームでした。旅を進めていくうちにガンダムたちが現れて、かっこいい必殺技を魅せてくれる―。
　全く飽きませんでしたよ私は。
　しかし、このゲームの中で気に入らないところが唯一一点だけあります。それは…。　"円卓の騎士の一人になるであろう″『ﾀﾞｰｸﾅｲﾄｶﾞﾝﾀﾞﾑ』が仲間にならずに死んでしまうこと―。
"円卓の騎士の一人になるであろう″というのはわけがあります…
　ストーリー後半になって出てくるｷｬﾗなのですが…。

●ﾀﾞｰｸﾅｲﾄ(黒騎士)―。
　ﾌﾞﾘﾃｨｽ王国騎士団の一人であったｶﾞﾝﾏｶﾞﾝﾀﾞﾑの長男であり、
風騎士ガンダムマークⅡの兄。
　ﾌﾞﾘﾃｨｽ王国壊滅時に弟と国を追われるが生き別れに。
その後、敵国ｻﾞﾋﾞﾛﾆｱの手に落ち、洗脳され配下となる。　
　そして、ﾌﾞﾘﾃｨｽ王国王子の皇騎士(ｸﾗｳﾝﾅｲﾄ)達を何度となく襲う。
　
　私が見た漫画版円卓の騎士では物語の終盤で黒騎士は聖杯の神殿にたどり着いた皇騎士(この時点でｷﾝｸﾞｶﾞﾝﾀﾞﾑ２世)に襲い掛かるが、それをかばおうとした風騎士(弟)を剣で突き刺してしまう。
　激しく噴出す弟の返り血を浴びる黒騎士だが、信念(騎士の心得)を貫き続ける弟の熱い血が黒騎士の正気を取り戻させ、13人目の円卓の騎士の一人としてｻﾞﾋﾞﾛﾆｱの首領ｸﾞﾚｰﾄﾃﾞｷﾞﾝと戦う―という感じです。

　ですが、このゲームの中では、ラスボス直前に出てきて殺されてしまいます…。そりゃ、やってる最中に黒騎士がどうなってしまうかうすうす感づいてましたよ…。だって、パーティの定員は6人までだし、13人だったら、２パーティあまり１人ですもんね。居場所ありませんよね…。
悲しすぎです黒騎士… (；ω；｀)
　せめて、過去作の『１』、『２』の時のようにｻﾌﾞｷｬﾗor助っ人として存在させてくれればよかったのに。
　まぁ、ﾃﾞｻﾞｲﾝ的にへビィガンダムと多少被ってましたからね。しょうがないのでしょうか？かっこよかったのになぁ。。。

　ゲームの難易度ですが、そんなにむずかしいものではありません。
ただ、敵出現率がちょっと高いのと、名声ポイントというのを上げるのが多少キツイという点が気になるところです。別に名声は気にしなくてもいいのですが―。
　ひとつ名声による利便性を紹介します。
●『風のｱｼﾞﾄ』にいる風騎士に話しかける前に名声を500ﾎﾟｲﾝﾄまで上げておくと、風騎士が仲間になります。それ以下だと仲間になりません。
　その時点で強いボスと戦う時期が近かったするので、仲間にしておくと本当に頼もしいのです。ｽﾃｰﾀｽも他のﾒﾝﾊﾞｰより高く、即戦力になります。
名声を上げておくのと上げないとでは全く違うので実行するのがお勧めだと思います。

reviewed by ﾃ(*´ω`)

 小学生の時に買って、その後長らく放置。そして高２の時にクリア。
武器の鍛え方しだいでは序盤はかなり楽。しかし中盤、パーティを二つに分けるところから歯車が狂い始める･･･
主人公パーティにお気に入りメンバーを詰め込み、もう片方のパーティが弱体化。かといって弱いやつを主人公パーティに入れても足手まとい。阿呆かと。
仕方ないからバランス良くしたら、今度はボスがありえないくらい強い。一ヶ月くらいレベル上げしてやっと勝てた。馬鹿かと。
それでも、中盤過ぎて闘士ジュニア、Ｆ９１が仲間になると、面白さは2.5倍に。こいつら強すぎ。
システムの面では、やっぱりグラフィックの綺麗さが目立ってた。きあいコマンドの時の挿絵は今見てもかっこいいなぁって思う。
あと、なのる、かばうコマンドも「もうドラクエのパクリなんて言わせない!!」感が漂ってて良かった。
ただ、やっぱり戦闘時のバランスの悪さ、文字の見にくさ、エンカウントの異常な高さは拭えない。謎解きもヒント少なすぎだし。
それでもＰＳ２に移植されたら(たぶんないけど密かに希望)買うだろうなぁ