ゆず / すみれ
すみれ
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10点
1.桜道3
アルバム一曲目、開始から30秒で終わる短い曲です。同アルバムに歌詞が違う『桜道2』
も収録されています。
両曲の詩は「桜道」に関わった思い出が簡潔に、深く歌われています。
カラオケで歌えることもあるみたいなので、聴いて歌ってみるのも良いと思います。
2.スミレ
アルバム名にもなっているメインの曲。
勇気をつけてくれるような、優しく女性を想う詩を北川さんのまっすぐな声で歌われてい
ます。
何度聴いても飽きることがなく、むしろ聴くたびによさが増し、ついつい口ずさみたくな
る一曲です。
3.3番線
二人の声、北川さんの力強いハスキーボイスと岩沢さんの綺麗な高音が見事に合っている
曲です。
自分も頑張ろう。そう思わせてくれる曲です。
4.ふくろ
心に響く詩をうまく歌い上げているな、と思います。
僕は僕で。君は君で。
ひとりひとり、違うんだよと考えさせられます。
それにしてもこの曲はアコデが綺麗です。
5.駅 (恵比寿~上大岡)
現実的な歌詞です。好きなのに別れないといけない、友達のままでいればこんなことには
ならなかったのかなあ。と切ない詩です。
彼女との別れをちょっと後悔してる…そんな一瞬を歌った曲です。
6.青
『泪が溢れて途方にくれた夜にさしのべてくれたあなたの温もりを僕は忘れはしない』
5番でこの曲の前に収録されている『駅 (恵比寿~上大岡)』を聴いた後、悲しい気持ちに
なっているところにこの曲を聴いたら、元気づけられるというか、頑張れるというか。
何かとても影響されますよ。
7.運転技術の向上
『どうでもいいじゃんって事無いにせよ どうにかなるもんさ そんなもんだろう』
苛ついたことがあった。悲しいことがあった。嫌なことがあった。
そんな時にこれを聴くと、ああ、どうにかなるよな。そんな気持ちになり、楽になりま
す。
岩沢さんの自由な高音が聴いていて楽しいです。
8.君は東京
あこがれの人は、僕の手の届かない東京の人、上京した君に久々に会った時、わけのわか
らないクスリにはまってやせ細って別人みたいだった。
思いだした女性との思い出を思い出し、憧れの人は東京の人だったんだ、という曲です。
北川さんの真っ直ぐな感情が歌に溢れています。
9.旅立ちのナンバー
岩沢さんの高音ボイスがとても綺麗に、マネできないほどに綺麗に歌われています。
詩も聴けば聴くほど深みが出て、勇気づけられます。
何か失敗して、あたらしいことを始めようという時に聴くと良いと思います。
10.フラリ
好きなんだけど片想い、そんな想いを諦めようとするけど、諦められない。
彼女のことを真っ直ぐな気持ちがあらわれた曲です。
11.呼吸
一途な想いはこの曲にも入っています。
君といたい、ただそれだけの夢なのに叶わない。
自分はどこまで行けば良いのか。
ついつい自分と重ねてしまいそうな、ゆずらしさが溢れた曲です。
12.桜道2
最初に収録されていた『桜道3』とまったく同じリズム、音程。違うのは歌詞だけです。
今まで長い間曲を聴いてきて、この曲が流れてくると
どこかほっとしたような気持ちになります。
13.言えずのアイ・ライク・ユー
二人の声がぴったり合った曲です。
叶うはずのない恋でも諦めきれないんだ。
という気持ちをそのままに表した曲です。
歌詞が、とても真っ直ぐなので深いことを考えずに聴けて楽しいです。
これは口ずさんでしまいます。
長めの前奏をよく聴いていると電子音で「I like you ....」と聞こえます。
14.カーテンのせい
自分はなにをすればいいのか、なにをしたいのか。
やることがわからなくなった自分のことを軽く、明るく歌っている曲です。
岩沢さんの綺麗な声に注目です。
15.ブザービーター
ゆずらしさの溢れたゆっくりとした曲調。
ゆっくりと思い出が味わえる曲で、いつでも聴ける曲です。
サビの二人のハモリは最高です。
16.またあえる日まで
もちろん誰でも知っているアニメ「ドラえもん」のテーマソングにもなった曲。
アルバムに収録されとても豪華に装飾されています。
サビではとてもたくさんの『仲間たち』の声が聞こえる気がします。
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リズムのよい歌声とアコデの歌が中心に収録されているゆずの5作目のアルバム。
何度聴いても飽きる事がなく、歌詞などは共感できるものがほとんど。
「ゆず」がいっぱいに詰め込まれたこのアルバムは聴いて欲しいです。
聴いたらゆずファンになること間違い無しです。
reviewed by ぐえすと