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第三回天下一武道会 週刊少年ガンダム創刊号

[ 第三回天下一武道会 サイドA ]

第三回天下一武道会 週刊少年ガンダム創刊号

305 名前:週刊少年ガンダム創刊号投稿日:03/04/15 14:36 ID:???

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燃えあがる雑誌!たちあがる雑誌!正義の力をぶつける雑誌!
 
   『 週刊少年ガンダム! 』 創刊号   (定価 100円)





1.   『ワンピース』  スレンダー
 


概要  記念すべき創刊第1号の巻頭カラーを飾った漫画。
     偶然にも某有名漫画と同じ名前である。が、内容はまったく違う。この漫画はこういいうストーリーだ。
     一人のくたびれた男が、真っ暗な部屋でジグソーパズルをしている。手元のスタンドだけが彼を照らしている。
     ジグソーパズルはやがて完成する。しかし、何故か一つだけピースがあまる。パズルは完成してるのに、だ。
     男はそれを見て、これは自分と同じだと、自嘲する。いつもいつも残らされる自分と同じだと。
     男は、そのピースをじっと眺める。涙が出てくる。それをぬぐうこともせずに、男は突然それを掴み壁に叩きつける。 
     ピースが壁に当たってカツン、と乾いた音を立てて、また足元に転がって戻ってくる。
     その一つだけ残ったピースが酷く憎かった。つまり、ワンピース=自分なのだ。男にとってそれは自分自身なのだ。
     狭い部屋の中で、ピースを見つめるオトコの目には光るものがある。ワンピース。それは絶望の証し。

     

アオリ文。 「たたかわなきゃ。現実と。」






306 名前:週刊少年ガンダム創刊号投稿日:03/04/15 14:47 ID:???

2     『ボルジャーノンに花束を』 ギャバン・グーニー

概要  これも巷ではやった某有名作品とよく似た名前である。が、無論内容は違う。
     一人の男が自分の機体に花束をささげるという愛と感動のストーリー。ただ、少しありふれているが。
     ザクとはちがうのだよザクとは、とボルジャーノンが叫ぶところはとてもいいけれど。

アオリ文 「これでこのネタ何回目?」


3    『 ガンダムSEEDとディアッカと俺の関係 』  イザーク

概要  今日、顔の傷が痛むから早く家に帰った。
     途中病院で見てもらったところ、どうやら少し化膿しているらしい。
     憂鬱な気持ちになって、更にキラを殺す決意が固まった。
     家に帰ると、テレビで偶然ガンダムSEEDをしていた。テレビの中の人物が俺に笑いかけていた。総集編らしい。
     ディアッカがソファに座って面白そうに見ていた。カールのチーズ味を食べながらとても幸せそうだった。
     俺は何もいわず、腰の拳銃を抜いて、テレビを撃ちぬいた。2度、3度と撃ちぬいた。モニターはたちまち沈黙した。
     ディアッカは何も言わず、一瞬こちらをみただけで、黙々と飛び散った破片をかたずけはじめた。
     そんな姿を見てると、思わず涙が出た。自分に嫌気が差した。ディアッカは悪くないのだ。彼はテレビをみてただけなのだ。
     手伝いたかったけれど、それも出来ず、いたたまれなくなって自室に駆け込んだ。こんなことするから巷で嫌われてるのだと思った。
     しばらくして、扉が遠慮がちにノックされた。俺は反射的にベッドから跳ね起きた。
     俺が少しだけドアを開けると、そこにはディアッカは既におらず、カールの袋が置かれていた。チーズ味だ。
     一つ取り出して、おずおずと口に入れた。ほのかなチーズ独特の甘味が口の中にパァっと広がった。
     俺は、傷の痛みが薄れていくのを感じた。嬉しかった。カールをかみ締めながら、ディアッカに後で謝ろうと思った。
     だけど、よくみたら、その中には、沢山ガラスの欠片が入っていた。俺は、嫌われ者なのだ。今のでいっそう確信した。

      
アオリ文 「そんだけ。」



307 名前:週刊少年ガンダム創刊号投稿日:03/04/15 14:49 ID:???




4      『 くそみそロランの奇妙な冒険 』グエン・サード・ラインフォード

概要  ロランが自分の理想だと思う一人の男がロランを天国に連れて行くまでを描いた漫画。舞台は刑務所。
     何故かロランは刑務所にはいっているらしい。男(どうみてもグエンだ)の職業は、神父らしい。
     執拗に「因縁!」などといってロランを追いかける男は、はたからみると変態だ。
     この作品のテーマは人間賛歌だそうだ。「引力、即ち愛(ラブ!!」)とオトコは、毎ページで叫んでいる。うっとうしい。
     最後のほうは時間が加速して腹の中がパンパンになるという意味不明な展開で次週に続いている。
     ロランが「僕はオトコですよぉぉぉぉぉ!」と叫ぶシーンには、何処か悲痛なものさえ感じられる。
     だが、それでもこの男はロランを諦めない。ゼッタイに天国に連れて行くと言うのだ。底知れぬ執念を感じられる漫画だ。
     

アオリ   「 NO断念!! 」


  
5      『拳法興亡史』    レビル将軍

概要    宙秤攣殺闘…長い伝統と歴史を持つ中国拳法史上にあっても ただ一度だけ行われたという史上最凶の戦い
       明朝末期の一六一五年二月二十九日 場所は格闘技の聖地といわれた雲南省青牙山山頂火口…
       当時雲南地方で勢力を二分し抗争にあけくれていた 南陽拳と北陰拳の戦いに終止符を打つべく 
       時の皇帝の命により双方およそ三百人からの全弟子を天秤にかけ 両派最高師範がその存亡をかけて戦ったという
       勝負は北陰拳の勝利に終わり 破れた南陽拳は全滅し拳法史上から姿を消した・・そうだ。

アオリ   「この文は全てフィクションです」




308 名前:週刊少年ガンダム創刊号投稿日:03/04/15 14:51 ID:???

6   『 まくべとつぼ 』 マ・クベ

概要  ある日、自宅の納屋に槍にささった壷を見つけた少年が、壷と共に敵を倒す冒険活劇。
     けれど何故か、まくべ編と壷編にわかれている。現在、「一瞬だけのまくべとつぼ」を連載中。
     今週の最後のシーンを抜粋。10年戦えると嘘をついたマクベがキシリアに縋って泣く場面は見るものの感動を誘う。
     必要な嘘とはなにか、またそんなものは存在するのか。マクベの流す涙に、それを深く考えさせられる。
     
アオリ 「 ギャンに乗った日 」




7   『 ∀の癒し 』    ロラン・セアック

概要  
      たとえるなら山の端に月が満ちるように 、鮮やかに息づく美しい森の中で夏草の生命を浴びて僕はそっと目を閉じます。
      瞼を閉じれば、あのときの核爆弾の白い閃光が脳裏に浮かびあがります。その中に在るガンダムを感じます。
      大地に銀の涙が降り注ぐように月からは光・・淡い銀色の光が差し込む様子も、閃光と共に僕の頭に浮かびます。
      それはどこか月光蝶のことを僕に思い出させてくれます。この連載で僕は、あの出来事を振り返ろうと思います。
      癒しとは、その過程での再生を意味しているんです。再生とは、つまり月の繭に包まれるようなものなんです。
      月の繭とは・・(以上、本文序幕より抜粋)


アオリ 「この雑誌期待の新人が思いを綴る感動の長編!」




309 名前:週刊少年ガンダム創刊号投稿日:03/04/15 14:53 ID:???



8    『砂漠と料理と究極の至高』 ランバラル
   
概要  料理漫画である。料理漫画というのは、どの雑誌でもコアなファンがつくものだ。だから、この漫画には期待している。
     しかし、第1話目では、何も料理を食べず、しかも水さえもらえないという始まり方はどうかと思う。
     けれど、水が欲しいなら、あの町までいくんだな、という頑固な親父からは水が如何に砂漠で貴重かを教えてくれているともいえる。
     だが、残りの12ページは、全て砂漠を歩いているシーンとというのはどう考えてもやりすぎだ。結局、料理は一つもでなかった。
     それだけに次週が気になるところともいえるが・

アオリ 「 dangdang気になる 」




9    『 人 間 失 格 』     アムロ・レイ

概要 恥の多い生涯をおくってきました、から始まる正当な純文学。
    ニュータイプの否定=人間性の否定へとの論理の飛躍には、少し疑問が残るが、それだけ著者の苦悩が伺える。
    精神病院に連れて行かれる辺りは、何処となく次世代の若者への警告とも読み取れて興味深い。
    非常に、洗練された文章で、人間として赤裸々に生きていきたい少年が、かなわず敗北していく過程が非常に斬新である。
    父との別れ、母との決別、周りへの嫌悪、そういった著者の感情を見事に吐露したファン待望の私小説。

アオリ「 ララァと玉川入水?! 」





310 名前:週刊少年ガンダム創刊号投稿日:03/04/15 14:55 ID:???


10   『こちらサイド7コロニー前派出所』    カクリコン


概要  巡査部長である大原カクリコンことカクリオンの派出所での騒動記。
     金持ち警官シロッコと、不良警官であるジェリドの起こす騒動にいつも頭を抱えている。
     今回は暴走族をしていて補導された不良のカミーユ・ビダンに対しジェリド警官が、
     「お前等みたいな連中はコンクリートに頭ぶつけて死ねよ」と言ってしまい、切れたカミーユの所為で大騒動になる。
     面白いのだが、後半からの絵のタッチの違いに少し首を捻ってしまう。
     途中から作者は考えてないのではないか、アシスタントがかいてるのでは、との疑問も多く見られた。

アオリ 「 ギネスに挑戦!アメリアも応援しているぞ!」
 


11  『 びっくりするほどユートピア 』      カイ・シデン


概要 ビンタのかわし方というコラムを書くつもりだったという筆者が、急遽書きなおしたもの。
    内容は、自分の知らなかった世界に、幸福があるということらしい。筆者の実体験を赤裸々に書いたもの。
    少年達に、ある種の性的快楽を教えようとしたものだ。舞台は公園のトイレ。ほとんど18禁だ。
    ちなみに有名なトマス・モア作のユートピアとはなんら関係もない。よっぽど没にしようと思った。
    こんなのは有害図書指定がふさわしいだろう。


アオリ 「 お 前 は そ こ で 乾 い て い け 」



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