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第三回天下一武道会 週刊少年ガンダム 第8号

[ 第三回天下一武道会 サイドA ]

第三回天下一武道会 週刊少年ガンダム 第8号

252 名前:週刊少年ガンダム第八号! :03/12/26 15:55 ID:???

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   └t‐┐-.lュ‐‐‐'''''´|  < 全国の少年少女の皆様、お待たせしました!週刊少年ガンダム第八号でございます!
.   l´`j´ /ュ     |     残る作家は四人!ますます加熱する生き残り競争!残るのは誰だ?!
.   | l  .iュ      |     な、な、なんと今回は御大自らがついに読み切りに登場! これには、編集者もびっくり!
.   l"j,,|___i==----、 |     ブライト・ノアの長編は待望の・・・?!イザークも一風変わった新作??これは注目だ。
    ゛l.. | /"""゙\|      作品数はぐっとへって5作品!ささ、どうぞご覧ください。おっとフォントは最小でお願いしますね!
   ,-┘-/-------` 週刊少年
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  三|三                                  た
  イ `<             ,..-──- 、         _|_    ち
   ̄             /. : : : : : : : : : \        |_ ヽ  よ
   ∧           /.: : : : : : : : : : : : : : ヽ      (j  )   み
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253 名前:週刊少年ガンダム第八号! :03/12/26 15:56 ID:???


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          .        {: : : : :i '⌒'  '⌒' i: : : : :}
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     ,--、_ノ:: `ー'::   、ミー---‐,,l\` ー一'´丿 \      表に出ろ
    ,/   :::         i ̄ ̄  |  \___/   /\  
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254 名前:ブライト1/5 :03/12/26 16:08 ID:???
1 『   ブライトノア・クロニクル(上)  』  ブライト・ノア


第一章  MSピープル

1 デッキ
ガンダムが作り始められたのは僕が地球に第13独立艦艇部隊として地球に降下する最中のことだったと思う。
正確に言うと105年の4月25日のことである。

ガンダムを作り始めたのは僕が便宜的にMSピープル(モビルスーツピープル)と呼んでいる小さな人間たちだった。
どれくらい小さいかというと、一番背の高い男で僕の腰くらいの高さしかなく、まるで、精巧な人間のミニチュアのようであった。
彼らは僕が乗っていた旗艦ムーンクライシスのドッグの隅の一角を占拠して、黙々とガンダムをつくっていた。
誰にもそれを事前にことわることなく、だ。そう、彼らは許可を求めることはしない。ただ作り始めるのだ。
まるで夜中にこっそりきて朝には巣をしあげているクモのようにひっそりと淡々と彼らは突然に作業を始めるのだ。
そんな彼らをドッグにいるクルーは誰もそれをとがめることは無い。どうしてなのかは、僕にはわからない。
あるいは、これは普通考えられないことだが、彼らにはアナハイムがみえていないのかもしれない。
視野に入っていないのだ。
そうでも考えないと、いつも厳しくあたりを監視している鬼のようなチーフクルーが何もいわないわけはないからだ。
僕は最初そのような仮説を立てて自分を納得させていた。彼らは僕にしかみえないのだ、と。
だが、その仮説はドックで作業中のクルーの一人が彼らにぶつかったことで崩壊してしまった。クルーは彼に謝ることなくそのままいってしまった。
彼らはそこに存在しているのだ。そしてクルーはそれを当然のように思っている。まるで電柱かなにか、記号のように扱っているのだ。
僕はその光景に混乱することになったが、考えても仕方がないので、それ以上仮説をつくることはあきらめた。

とにかく、好むと好まざるとに関わらず、彼らは存在して、ガンダムを作りつづけているのだ。それでいいじゃないか、と僕は思った。
そして、僕は地球に降下したとしてもまだすることはとくになかったので、暇があると彼らの様子をみにいっていた。



彼ら、MSピープルは常に三人で行動していた。顔は全員全く同じだ。ただ、額に番号のようなあざが掘られているので区別できた。。
丸く光沢のある材質の合金を一番が器用に小さく分断し、二番がそれを査定し接着剤をくっつけ、三番が組み立てていった。
まるで子供がつくるプラモデルのような単純な工程で彼らは作っていた。ただ彼らの顔は真剣そのもので、ぴくりとも笑うことは無かった。
私語も何も無い。金属がこすれあう音や、切断するときに出る音だけが彼らが奏でる音の全てだった。
僕は、ビールをのみながら、その作業をキャビンから観察していた。別にビールを飲みたいわけじゃなかったが、
どうせ地球に着くにはあと二日はかかるので、僕はビールを飲むくらいしかすることがなかったのだ。
MSピープルは現在、足の部分を組み立てている。動作は正確で迷いがなかった。


「艦長、お電話です」
そのとき、クルーの一人が僕に声をかけた。時計をみる、いつもの時間だ。
その場を離れ、通路脇にある電話を受け取った。
「もしもし」
「ブライト?あたし。どう?そっちの様子は」
やはりミライだった。


255 名前:ブライト 2/5 :03/12/26 16:15 ID:???
彼女が電話を毎日同じ時間にするようになったのはシャアの反乱以後のことだ。
彼女はあれ以来やけに神経質になった。ひどく心配性になった。これは、アムロの死が影響しているのかもしれない。
不安なのだと思う。色々な意味で。彼女は年をとったのかもしれない。年をとるということと保守的になるということは切り離せないのだ。
僕は彼女と話す。

「あぁ、明後日には地球に降下する予定だよ。色々準備があってね。テロ対策の機体が必要らしくて。ん、ハサウェイ?
あぁ、わかってるよ。それじゃあ、明日にでも連絡をとってみるよ。必ず。一応、メールは既に送っておいたけどね。
ところで、そっちは変わったことはない?
そう。それならいいけど。あ、それとレストランの設計図が届いたら、こっちに伝送してもらえるかな。確認しておきたいんだ。
うん、それじゃあ、また明日。この時間に連絡もらえるかな。チェーミンによろしく」
僕は受話器をおき、取り次いだクルーに礼をいうと、またビールを飲んだ。宇宙で飲むビールもロンデニオンで飲むビールも味はかわらない。
ただ、胃の中に入っていくスピードが違う。それに、やはりパックにはいったビールは味気ない。
パックをダストシュートに投げ込みながら、ハサウェイに連絡をとらなくちゃな、と僕は思った。

そのころMSピープルは、両足を完成させようとしていた。僕はまたそれを眺める。
彼らは熱心で、それ以外のことには興味がないように思える。MSを作ることが彼らが存在しているテーマであり、レーゾンデートルである。
まるで哲学的とでもいうべきその作業を僕はただ感嘆してみていた。
もっともどんなものにも哲学は存在する。靴下にさえ、明確な哲学というものがあるのだ。



少し話を戻そう。
僕が地球に降下することになったのはここ数年、活動が活発化しているマフティーと名乗るテロリスト集団の撲滅のためだった。
彼らは103年には地球連邦の監視人工衛星を破壊するなどし、さらにここ最近は政府要人を無差別テロにより暗殺していた。
その無差別テロというやり方にも関わらず彼らが大衆の支持を強く得ているのは、やはり連邦への不満というのはかなりのものなの
だろうと僕は思う。かといって首謀者とされるマフティー・ナビーユ・エリンという人物がシャアやアムロだと決め付けてしまう大衆に
僕がうんざりしていたのも事実だった。やれやれ、どうして、いつまでも彼らを自由にしてあげないんだ?
自分たちのことを彼らがいつもしてくれるのだとでも思っているのだろうか?僕は、それがとても憂鬱に思えた。
大衆はヒーローの登場を待つだけだ。彼ら自身がしなければならないという意識は無い。
それがいいかわるいかはともかくとして、僕はシャア、アムロという言葉が出るたびにうんざりしていた。

今年の二月ごろの話だけど。カイがロンデニオンにいた僕を訪ねてきて、同じことを聞いてきたことがあった。
そのとき、僕はカイでさえ、そんなことを考えているという事実にやや愕然としたものだった。
僕が否定すると、カイはやっぱりね、という顔をして、「これも仕事なんだ」と、肩をすくめていった。
そして、同時に、僕に対する監視も強くなっていることを彼は教えてくれた。電話は盗聴されていたし、外出のさいに監視がついていた。
もしもマフティーがアムロならば僕に連絡がいくかもしれないと考えているからだろう。結局のところ、僕は信用されてないのだ。
「艦長、連邦という組織は心底腐りきっている。端から見るとその悪臭はよくわかる」
カイが僕にそういった。僕もそう思う。

256 名前:ブライト 3/5 :03/12/26 16:23 ID:???
2  モビルスーツ


翌日、僕はミライの電話を待つ間、なんとなく彼らの間近に近寄ってみることにした。どうしてそう思ったのかはよくわからない。
ただあれだけ熱心につくっているのをもっとまじまじとみてみたいと思ったからかもしれない。
僕はキャビンをエレベーターを使って降りて、ドックにいくと、彼らの後ろにそっと立ち、ガンダムを眺めた。
ガンダムは既に90パーセント程度完成しているようだった。彼らは夜も寝ることがなく、ひたすら作り続けていたのだ。
ただ、ひとつ問題があるとすればそれがガンダムには全くみえないという点だった。その大きな原因としてあまりにゴテゴテしている点があげられた。
ガンダムのデザインは基本的にMK-Ⅱのようにシンプルであるべきだと僕は思うからだ。
それにコクピットの部分が小さすぎた。彼らなら入れるかもしれないが、普通のパイロットはそこに入ることはできないだろう。
ただそんなことは関係ないように、彼らはおそらくどこのクルーよりも熱心に作っていた。
スパナを使いボルトを締め、隙間に接着剤を流し込み、表面にヤスリをかけて光沢を出していた。
みたこともない道具を使い、計数をはかり、それの結果を小さなメモ帳に熱心に書いていた。字は僕の理解できる文字ではなかった。
僕が後ろからそれをのぞきこんでいると、額に三と彫ったアナハイムがきて話し掛けてきた。僕は彼らがしゃべるのを初めて聞いた。

「もうすぐガンダムができるよ」


その声はまるで抑揚がなかった。平坦でふくらみが無い。まるでスプーンの裏を舐めた味のような声色だった。
「とてもガンダムにはみえないな」と、僕は言った。「こんな変なガンダムみたことがない」
声をだしてみると僕の声もまるでヘルメットのバイザー越しのように遠く聞こえた。
アナハイムの彼は首をかるく傾げて、
「きっと色をまだ塗ってないからだよ。明日には、これに塗装をするからきっとガンダムにみえる」と、言った。
「色の問題じゃない。形状が問題なんだ」
このモビルスーツにはガンダムである要素がほとんどかけている。
街中でこれの写真をとり、ガンダムにみえるかどうかアンケートをとってみても誰もいわないだろう。
少なくともこんなごたごたと余分なものが飾り付けられているモビルスーツをガンダムとは僕は思えなかった。
首が二つあるようなこんな機体は第一、モビルアーマーというべきものにみえた。


「これがガンダムでないとすると、いったいなんなんだい?」とMSピープルはいった。
「なんだろう」と僕は言った。これはガンダムじゃないとすると一体なんなんだ?僕には何も思いつかなかった。
ガンダムじゃないとするとこれは一体なんなのだ?そもそもガンダムとはなんなんだろう。

反骨精神の具現?まさか。


257 名前:ブライト 4/5 :03/12/26 16:26 ID:???
「ね、ガンダムでしょう?」と、やさしい声で彼は言った。僕はやむなくうなずいた。
別にどうだっていいことだ。これが、ガンダムだろうとゲルググだろうと、いったいそれがなんだっていうんだ?
どちらだってかまいやしない。好きなようにつくればいい。それにしてもミライはまだ電話をくれない。
僕は、視界のすみに電話をとどめておきながら、彼らの作業を観察した。

MSピープル達は僕のことなど眼中にないようで、決められた作業を続けていた。
彼らの頭の中には既に完成図が浮かんでいるようで、相談もなにもすることなくそれぞれが定められた仕事をてきぱきとこなしていた。
金槌を振り下ろし金属のプレートを延ばす、乾いた高い音が断続的に響いた。
そのおとを聞きながら、僕はまた時計に目を落とした。もう約束の時間はとっくに過ぎている。

「ミライはもう貴方に電話をかけてこないよ」と突然、もう一人のMSピープルが言った。
僕はそれが最初理解できなかった。その言葉が自分にかけられたものだと理解するのにしばらく時間がかかった。
耳がおかしくなったのかと思った。だが、彼はもう金槌を床において、こちらを空洞のような目で見ていた。
「ミライはもう君に電話をしない。もう彼女にあうことも二度とない」
三と彫られたアナハイムも僕にそういった。僕は彼を振り返る。
「どうしてだ?」
それはまるでオブラートに何十にも包まれたように、遠く、薄く掠れて聞こえた。
「どうして、ってもう駄目だからだよ」
彼はそこで一旦言葉を切った。


「君が電話しなかったからもう駄目なんだ」



電話しなかったからもう駄目なんだ。僕はその言葉を口のなかで反復してみた。
全く理解できない。電話?誰にだ?ハサウェイにか?僕がハサウェイに電話しなかったからミライが僕にもう会うことはない・・?
そういうことなのだろうか。その相関関係が僕にはさっぱり理解できなかった。展開が飛躍しすぎている。
だけど、彼の口調からしてそれがなんの脈絡もない嘘だとは思えなかった。そういえば確かに僕はハサウェイに電話をするのを忘れていたのだ。
僕は彼が言葉を補足してくれることを期待したが、彼はもうこちらに興味をなくしたように、作業に戻っていた。
僕はアナハイムのそばを通り抜けて、壁に設置されてある電話を取ると、内線を呼び出した。
でてきたクルーにハサウェイのいる植物監査官の自宅の電話番号を調べてもらい、礼をいってから受話器を置く。
そして、今度はそのアドレスに電話をする。が、呼び出し音が続くだけで誰も電話に出なかった。


258 名前:ブライト 5/5 :03/12/26 16:29 ID:???

3   ミライ・ノア


20回呼び出しがなった後で、僕はあきらめて受話器を置いた。ハサウェイは自宅にいないようだった。
ビールが無性に飲みたかったが、あいにく僕はもっていなかった。だから、代わりに僕はポケットにあったガムを口に入れた。
少し考えた後に、受話器を再び持ち上げて、今度はミライにかけてみた。ロンデニオンにある僕の自宅だ。
だけど、それはハサウェイの時とおなじく呼び出し音がずっとうつろに響くだけだった。プルルルルプルルルル。虚しく響くだけだ。
僕は自分の家に、電話が鳴り響いている光景を想像して、どこかやるせなくなった。
誰も僕の呼びかけを必要としていない気がしたからだ。僕は、どこか宇宙のそこから一人で虚しく呼びかけているようだった。
そして僕の呼びかけは、誰にも届かないからだ。
おなじく二十回ほど鳴らしたあとで、諦めて受話器を置いた。

僕はため息をつくと、ガンダムを振りかえった。

ガンダムはほぼ完成していた。
だが、この全長4メートル足らずの極端に小さなガンダムにはいくつもの矛盾が内在していた。
もしあのガンダムがーーガンダムだと仮定すればだがーー起動するのならばエンジンはなんなんだ?
推進力はなんだ?ランドセルを背負うのか?それにコードらしきものは何もないじゃないか。武装はなんなんだ?
戦闘に使えるようにはまったく思えないし、接着剤でくっつけた装甲はすぐに剥がれそうな気がした。

僕は時計をみた。そろそろブリッジに戻り地球降下の準備をしなければならない。
ミライはきっと、なにか用事があって電話をかけられないだけなのだ。ロンデニオンは今、昼間なのだろうか?よくわからなかった。
そしてミライの用事というのも何も思い浮かばなかった。彼女が僕との会話を棄ててまで一体何を優先するというのだ?
彼らはミライがもう僕に二度と会わないといった。僕はそのことについてかんがえることにした。
確かに僕らは問題がまったくない夫婦ではなかった。ひとなみの問題くらいは当然抱えていた。
僕らは長い間地球と宇宙に別れて住んでいたし、その間に些細な問題が起きたこともあった。子供の教育のこともあった。
オーケー、認めよう。僕らは確かに問題のある夫婦だった。だがそれがなんだというんだ?
この年まで長年いたら問題のひとつや二つないほうがおかしいのではないか?
だが、そういった問題も僕らはなんとか乗り越えていままでやってきたのだし、いまさら、電話一本の問題で僕らが
終わりになるとはどうも思えなかった。物事はしかるべきの時の経過を経て、しかるべき場所に収まるはずだったのだ。
僕は無意識のうちに、爪を噛んだ。
ハサウェイ?それが何かの重要なポイントなのか?わからなかった。

MSピープルの作業を僕は見つづけた。
彼らの自信に満ち溢れた、確信を持った作業をみていると、彼らは自分が100パーセント正しいと考えていることがわかった。
そして、時折こちらをみては、その空洞のような目で僕を覗き込んだ。そこには、同情のようなものが混じっているような気がした。


そうかもしれないな、とその目で見られているうちに僕は考えはじめた。ミライは本当に戻ってこないかもしれない。
僕がハサウェイに電話しなかったせいで。ロンデニオンにある僕の家にはおそらく彼女とチェーミンはいないのだ。
彼女たちは恐らくもう僕が二度と届かない場所にまでいってしまったのかもしれない。今ごろ、木星への連絡船の中かもしれない。
月への定期便の中かもしれない。たいした違いは無い。どちらにしろロンデニオンの彼女達はいないのだ。
僕らは本当は取り返しのつかない地点までいっていたのかもしれない。何もわかっていなかったのは、僕なのだ。
おそらく電話とはその理由の一つなのだ。

259 名前:ブライト 6/5 :03/12/26 16:39 ID:???

彼らは正しいのだ。そう思って彼らが作っているモビルスーツをみると、これは紛れもないガンダムのような気がし始めた。
今まで僕が知っているのとは別の、別の次元のガンダム。新しいガンダム。
もう僕が慣れ親しんでいたガンダムというのは、遠い昔のものなのかもしれない。僕だけが置いて行かれているのだ。
アムロにも、ミライにも、ガンダムにさえも。


「仕方ないよ。君がハサウェイに連絡をとらなかったせいなんだから」と、MSピープルは慰めるようにいった。
僕は時計をみた。そろそろブリッジに戻って地球降下の指示をしなければ行けない時間だった。僕はため息をつく。
肺の中の空気を全て搾り出してしまうと、なんとなく気が楽になった。とにかく今できることは、なにもないのだ。

「そろそろいったほうがいいよ」と。MSピープルがいった。「ここにいてもどうにもならない」
実に現実的な言葉だった。確かにその通りである。僕は動かなければならない。好むと好まざると関わらず。
「最後にひとつだけいいかな?」と、僕はいった。
「なに?」
「このガンダム、名前はなんていうのかな?」
僕が尋ねると、彼は自分の額を黙って指差した。 そこには≡とかかれた文字がある。
「さん?サンガンダム?」と、 僕は尋ねた。だが、彼はそれに首をゆっくりと振った。
「・・イー」
「え?」
僕は聞き返す。


「クスイーだよ。クスイーガンダムっていうんだ」
「ありがとう」
僕は礼をいって、その場を離れた。そして、それきり二度とMSピープルをみることはなかった。


だけど、地球に降りた僕はこの機体をもう一度みることになる。別の場所で、別の理由で。
(中編へ続く)


アオリ  「  地球に降下した彼に待ち受けていたのはケネス准将であった。そこで彼がみた世界は何か?ミライはどこへ?
           謎を残したまま、過酷な現実はブライトの運命をもてあそぶ。緊迫の中編は第九号に続く!君はこの現実に耐えられるか?」

260 名前:スレンダー 1/2 :03/12/26 16:46 ID:???
  「残るセールスマン ーめぐり合い温水器」          スレンダー


面倒なので細かい所、全てふっ飛ばして、最終回の部分をどうぞ。とにかく決着です。
路地の細道で睨み合うアムロとシャアのところからどうぞ、ご覧ください。

アムロ「どうして僕を殺そうとする!」
シャア 「貴様が最強のセールスマンだからだ」
アムロ 「本当の敵はカミーユがいったように日本通販やジャパネットではないのか?」
シャア 「私にとっては違うな」
アムロ 「うっ…」
シャア 「…」
アムロ 「…」
シャア 「わかるか?ここに誘い込んだ訳を」
二人は手にそれぞれ自社製の電気温水器を持って睨み合っている。
その額からは汗が流れ落ちる。

アムロ 「一流セールスマンといえども体を使うことは普通の人と同じだと思ったからだ」
シャア 「そう、体を使う技はニュータイプといえども訓練をしなければ」
アムロ 「そんな理屈」
二人は温水器を振りかざして猛然と殴り合う。腕を上に上げて、温水器を頭めがけて落とす。
シャアがかわす。アムロもすれすれでなんとかかわす、そこにスレンダーが割ってはいる。

スレンダー 「やめなさいアムロ、やめなさい少佐」
        「二人が戦うことなんてないのよ、商売がたきだからって二人が戦うことは」
シャア    「ヤアッ」
アムロ    「チィッ」 
スレンダー 「あっ、あれ」
二人が交差した瞬間、アムロの頭に電流が走る。アムロはハッとした顔でいった。



アムロ    「い、今、ララァが言った。電気温水器はこ、殺しあう道具ではないって」
シャア    「戦場では強力な武器になる。やむを得んことだ」
アムロ   「貴様だってセールスマンだろうに!」

シャアは少し悔しかった。やはりアムロにしかララァの声はきこえないのだろうか。
下唇をかんで舌打ちする。が、突然、なにやら映像と音声が網膜の中にうかんできた。シャアは耳を澄ませる。


261 名前:スレンダー 1/2 :03/12/26 16:49 ID:???
かすかだが、女性の声が聞こえる・・・・

※※※   「・・・・・き!・・・・・き!」

シャア    「きこえる、私にもきこるぞ!」
歓喜するシャア。その顔は嬉しさにはちきれんばかりだ。アムロと俺は互角だ!そういわんばかりだった。
アムロ   「シャア??」
シャア   「ちょっと、静かにしてろ!アムロ!」 シャアは耳に全神経を集中させる。
※※※   「おん・・・き!おん・・・・き!」
シャア   「ええぃ!なんといっているんだ!ララァ!」



じれったそうに叫ぶシャア。やがて、ぼんやりとした画像が鮮明になってくる・・・・





            / \ ̄| ||  /    ヽ
           /   \| ||/  ヽ    ヽ
  )'ーーノ(     |     ∨          |ー‐''"l
 / 温  |     | /二_\ /二二ヽ    l  温ヽ
 l   ・  i´     |│|=|`ー゚-'__`ー゚-' |=ヽ  /  ・  /
 | 水  l  ー-トヽ|| ||=| __/:::::ヽ__ノ|==ヽ | 水 |
 |  ・   |/    | l|:ヾ ヽ:::::::丶::::::::::: |==| ̄ヽl  ・ |
 | 器   |      | l |\::ヾ\:::::::::::::: /:ヾノ  l 器  |
 |   !!  |    / | | |     ヽ\::::::/  丿   |  !! |
ノー‐---、,|   / │l、l         |レ' ,   ノハ、_ノヽ
 /        / ノ⌒ヾ、  ヽ    ノハ,      |
,/      ,イーf'´ /´  \ | ,/´ |ヽl      |
     /-ト、| ┼―- 、_ヽメr' , -=l''"ハ    |  l
   ,/   | ヽ  \  _,ノーf' ´  ノノ  ヽ   | |
、_    _ ‐''l  `ー‐―''" ⌒'ー--‐'´`ヽ、_   _,ノ ノ
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  //   fヽ  ,_、/__  `ヽ_ ⌒ヽ~~~~~
  ゙7   .ハ.'二ル' |〈___ノf レ1(
   L__|、   ,L| しL.し'゙"  ←シャア
.   |. |\_,ヽ   "`  "′
  / /  |. |
  〈ーく  }ーく  ←スレンダー
    ̄    ̄
  __∧____

 どうなさいました‥‥‥‥? シャア少佐‥‥‥‥
 さあさあお気を確かに‥! がっかりするには及ばない‥!
 温水器の在庫はまだまだ沢山残っている‥‥!
 それにまだまだ‥‥ ララァと共感する可能性は残されている‥!
 どうぞ‥‥‥‥ 存分にララァが母になれると信じてください‥‥‥!
 私は‥‥‥‥ その姿を心から‥‥ 応援するものです‥!
                                      (残るセールスマン  完)

アオリ  「キシリア様はお得意様だそうです」

262 名前:レビル  1/2 :03/12/26 16:54 ID:???
3    『 民明書房傑作選 -夢路いとし、こいし先生を偲んでー 』  レビル元帥

概要  今回の傑作選は、漫才界の重鎮のネタを拝借したものらしい。
     元ネタを知らなくても楽しめると思うので、気楽にみてほしい。なお、作品の都合上、一部関西弁にしてある。


第一漫才(レビルとアル)

レビル:あのね
アル :どないしたん
レビル:アメリカでBSEが発生したな
アル :はあ?
レビル:せやから 肉がくえんようになったんやんか
アル :あぁ、けどミンチ肉とか食用のはええらしいで
レビル:さよか......しかしミンチ肉ってのはぐちゃぐちゃで一目見たら、忘れることができない程おぞましいものがありますな
アル :確かにそうですな
レビル:それで思い出したんやけど、君とこのバーニィ元気か
アル :なんでや


第二漫才 (レビルとセイラ)

レビル:あのね
セイラ:どないしたん
レビル:また逮捕されましたな
セイラ:はあ?
レビル:せやから 子供になんやしたいうてマイケルジョーダンが逮捕されたやんか
セイラ:それってマイケルジャクソンのことじゃなくって?
レビル:さよか......しかし児童愛好家には身の毛のよだつ程、胸糞わるいものがありますな。
セイラ:確かにそうですね
レビル:それで思い出したんやけど、君とこの兄さん元気か
セイラ:なんでや


263 名前:レビル  2/2 :03/12/26 16:57 ID:???

第三漫才 (レビルとマーベット)

レビル   :あのね
マーベット:どないしたん
レビル   :無意味なことって切ないでえ
マーベット:はあ?
レビル   :昨日、新聞で川で溺死した人がおりましてな。彼は手にワラを掴んでいたそうですわ
マーベット:あらあら、必死でしたんですね
レビル   :そやそや......しかしそういう切羽詰ったときに無意味なことしてしまうと後悔してもしきれませんわ
マーベット:確かにそうですな
レビル   :それで思い出したんやけど、君とこの旦那さん元気か
マーベット:なんでや

第四漫才 (アスランとキラ)

アスラン:あのね
キラ   :どないしたん
アスラン:最近、彼女の監視が厳しくて適いませんわ
キラ   :はあ?
アスラン:せやから 彼女の監視が厳しくて持ってたエロ本すてられましてん
キラ   :あぁ。けどそれは仕方ないんじゃないの。彼女からしたら。
アスラン:そやねん  けど、一人エッチするときとかやっぱり何もないと辛いわ
キラ   :確かにそうですな
アスラン:それでお願いなんやけど、君の写真一枚くれんか
キラ   :なんでや


第五漫才 (レビルとブライト)

レビル :あのね
ブライト:どないしました?
レビル :ついに捕まりましたな
ブライト:はあ?
レビル :せやから フセインが捕まったやないか
ブライト:あぁ、地下に潜伏してテロを指揮していたという噂ですな
レビル :さよか......しかし死刑を待つだけのテロリストちゅーのは、なんや切ないもんがありますな
ブライト:確かにそうですな
レビル :それで思い出したんやけど、君とこの息子さん元気か
ブライト:ぬっころす


アオリ 「  夢路いとし先生、今までお笑いをありがとうございました」

264 名前:幕間 :03/12/26 17:03 ID:???

    ___ 
 / ____ヽ
 |  | /, -、, -、l
 | _| -|  ・|< ||
 (6  _ー っ-´、}   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  \ ヽ_  ̄ ̄ノノ  < 富野御大ー!作品まだー!
      ̄       \______________
     ____
    /∵∴∵∴\
  /∵ ≡==、 ,≡|
 /∵∴ |‐==・ナ=|==・|
 |∵∵/`ー ,(__づ、。|
 | ∵ / 三´ : : : :三ノ  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | ∵ |    _;==、; | <  ええ小生のは次じゃないかと思います。まぁ、君には理解できないでしょうがね。
 \ |     ̄ ̄`ソ    \________
    |   `ー--‐i'´




265 名前:御大 1/8 :03/12/26 17:10 ID:???
4        『  ギュネイガスとクェス・エア  』         T野由悠季


戦場でモビルスーツに乗っているという感覚は心地よいものだ。
だからといって、そのために常に戦場にいるようではそれは不幸であろう。
何故なら人には、自分を保護してもらうための「場」が必要であり、戦場で戦えるのもそういった場が自分を待っているという認識がある
からだからだ。場とは女であり、家族であり、家であろう。そういったものがあるからこそパイロットは戦えるものだ。
心地よさを戦場に求めるようになれば、その人物はもはや生きる意味をなくしているとみていいだろう。
何故なら「場」というものを「戦場」に求めることは矛盾しているからである。にも関わらず、「場』を「戦場」に作り出すものが
多いのはどうしたことなのだろうか。それは人類が愚鈍であるからだと現時点では判断せざるを得ない。

有史以来、闘争という面において人類は何もかわっていない。
呆れるほどに人類は不器用であると嘆息するのはいつの時代の歴史学者も同じであろう。
膨大な宇宙に比べれば極めて矮小な地球の更に、その既得権益をめぐる争いなど、人類の革新に何のメリットがあろうか。
シャア・アズナブルが求めたのは、地球は聖地とし、人類の意識を外に向けるための現実的な処方であった。
それが隕石落としに繋がった点においては、彼は焦りすぎていたといえよう。だが、盲目とはいえない。
後の世の人は彼の行動に様々な意味を付与することになるだろうが、決してシャアが何を考えていたのかを真に理解することはない、といえる。
それは理解しようとする人にはこうであってほしいという願望が入るからだし、また、所詮、後の世の人にとって
シャアの行動などは宇宙時代の黎明期におきた現象の一つとしか認知しきれないからであろう。人は、歴史を繰り返すのだ。

とにかく、大義というのも人がモビルスーツに乗る支えとなる理由の一つといえた。

では、そういった大義がなく、戦うだけの男には何が戦場での自分を支えてくれる原動力になるだろうか?
ギュネイ・ガスにとってそれは純粋な野心であった。ニュータイプと認められて、シャア・アズナブルを超えること。
それが彼の野望であり、理想であり、きたるべき将来の自分の姿であった。地球のことなどはそのためには些細なことに思えた。
地球のために、などという些か限度を超えた大義は宗教家が起こすべきものだ、と彼は思っていた。馬鹿げている。
だが、そうおもいながらもモビルスーツにのって戦うことしか自分はできないとわかっているからこそ、准尉という地位に甘んじているのだ。

「だけど、俺だって大佐をいつかは・・・」
「え?何か言った?」

クェス・パラヤは、突然そんなことを呟いたギュネイを覗きこむようにして、見つめた。
「いや、なんでもないさ・・あぁ、すまない。リキュールをもう一杯もらえるか?」
ギュネイガスはクェスの視線をはぐらかすように逸らすと、ちょうど通りかかったウェイターに声をかけた。
酒場は満員である。ギュネイとクェスの二人は、翌日の出撃の前に、軽く酒を飲んでいるところであった。
ここは中世風のシャトーで、元々個人が所有していたホテルをネオジオンが買い取り、パイロット用の宿舎に改造したものである。
周囲に回廊のあるロビーでは、先程まで同じく出撃を控えたパイロット達が、陽気にサンバのような音楽に合わせて踊っていたのだが、
今では音楽のテンポは、色気の漂うしっとりとしたものに変わっており、パイロット達は思い思いの女とチークダンスを踊っていた。
隅の方に座っている二人にも、ピンク色のスタンド・ライトが包んでいるのだが、彼らはそれに馴染めずにただ顔を向き合わせていた。
ギュネイガスは何度かクェスを誘おうとしたのだが、その度に、やはり声をかけれずに、ただ酒を煽っていた。

266 名前:御大 2/8 :03/12/26 17:12 ID:???

「大佐は危険だ。明日の戦場では、俺から離れるんじゃない」
ギュネイはウェイターが持ってきたリキュールを礼も言わずに受け取ると、一息で飲み干して、クェスにいった。
「・・・危険?大佐がぁ?」
クェスがミルクをスプーンでかき混ぜながら、心外そうに鼻を鳴らした。
その仕草をやはり可愛いと想いながらも、ギュネイは、そうだ、ともっともらしくうなずいた。
「あの人は死を寄せ付ける能力をもってるんだ。どうして彼だけ今まで生き残っていると思う?他人の命を吸ってるからだぜ。
 だいたい欲求不満の捌け口をあのひとは戦争に向けているだけさ、そんな男といたらクェスまで死んでしまう」
「男のひがみって、ききたくないね」
本当に厭そうに、軽蔑の色を無遠慮に向けてきたクェスに、ギュネイはややたじろいでしまう。
「本当さ。それに、俺はひがんじゃない。俺は、大佐を超える男だ!」
こういえるのは若さゆえだろう。
本来ならばこういった誰が聞いているかわからない場所で、いってもよいべき言葉ではなかったが、
酔いと、クェスの前でいいところを見せたいという想いが、ギュネイにそういわせた。言った後に、さすがにギュネイはしくじったと思ったが、
幸いにもまわりの人間はこちらのことなど関係なく、思い思いの相手の腰に手を回し、会話に熱中していた。


「フーン・・大佐を超えるっていうんだ?」
クェスはやや感心して、確認するようにいった。こういう男は嫌いではない。少なくとも自信の無いじめじめした男よりはずっといい。
若くしてなんの目標も持たない男など不快なだけだ、とクェスは思っている。
「あぁ、俺は大佐を超えるさ。大体ニュータイプ能力だって、俺のほうが大佐より上なんだゼ?」
それは事実であった。
二週間ほど前に行った能力検査ではじめてギュネイはシャアのデータを上回る反応と感知速度を記録した。
もっともそれは遠くに離れた目標物を放出したファンネルで狙撃するという、極めて限定的な実験であったが、それはギュネイにとって
自信になった。俺は、大佐に勝てる。あの赤い彗星を俺は超えた、そう考えたギュネイがその日の晩、飲みすぎたのはいうまでもない。
だが、実際のモビルスーツの戦闘はファンネルだけで決まるものではない。操縦技術や判断力、機体の性能、そういったものが複雑に
絡み合うというのは当然常識であるのだが、若いギュネイにはニュータイプ能力がモビルスーツ戦の全てだと思えた。
だからこそ、ギュネイの増長は度を越えつつあった。
「大佐よりエスパーだっていいたいんだ?」
「あぁ、けど、クェスには勝てないな。ニュータイプ研究所の強化じゃ、あそこまでいけないってわかったよ」

自分がニュータイプじゃないかもしれない、と思ったのはあのときだった。
以前、いわゆるニュータイプであるアムロ・レイがはじめて乗ったモビルスーツでガンダムを操縦して、二機のザクを倒したと聞いたときは
どうせ噂が一人歩きを下だけだろうと思った。初操縦でそんなことができるわけはない。だが、彼のその考えはクェスをみて変わった。
真のニュータイプは存在するのだ。それは、ギュネイにとって新鮮な衝撃であった。

「俺さ、クェスの操縦をみてさ、考えがかわったんだぜ?ニュータイプの本当の凄さってやつを知ったんだ。
  だから明日はクェスと一緒に戦場で動きたいんだ。クェスの傍にいて勉強させてもらいたいんだ」
「アハハ・・最初といってることが違うジャン?あたしを守ってくれるんでしょ?」

おかしそうに笑うクェスに、ギュネイはまじめな話なんだぞ、と憤慨しながら、また通りかかったウェイターにお代わりを頼んだ。
明日、そしてそれ以降も、ずっと一緒に勉強したいんだぜ?
と、思ったがそれを口に出さなかったのはクェスの中にシャアの存在があるからだと、ギュネイは考えた。
「死んでも守るさ・・」
代わりに小さく発した言葉はあまりにちいさすぎたようでクェスの耳には入らなかった。
少女の目は、明日の高ぶりを押さえようと、目の前の欲求に素直に従っている男と女が映っているだけで、ただ透き通って見えた。


267 名前:御大 3/8 :03/12/26 17:15 ID:???

翌日の戦闘は思ったとうりの、いや、それ以上の凄まじいものになった。
宇宙に集まる思惟はサイコミュシステムをとうして脳にダイレクトに圧迫を与え、生理的な嗚咽感をギュネイに与えた。
この空域にいる戦闘員だけでおそらくかなりの機体がいりみだれて戦っているはずであった。
目の前の機体が一秒後には、炸裂してなくなるという圧倒的な事実だけが、ギュネイを包み込んでいた。
自分の僅か先にいたギラドーガが敵のビームライフルの直撃を食らい、爆発したのをみて、ギュネイは機体を転回させた。
ギュネイのヤクトは、目の前に散開しているジェガン三機にファンネルをうちだし、同時にビームライフルで牽制する。
ファンネルのレーザーが敵のランドセルを掠めた。ジェガンの態勢が崩れる。そこをすかさず接近すると、敵の打ち出す頭部バルカンを避け、
コクピット部分に正確にサーベルをさしこむ。まるでプラスチックに刺しこむように、スー、とサーベルは入った。
チュンッ・・と、音がして、ジェガンのパイロットの思惟が消えた。勿論、宇宙で音は聞こえないから、これはギュネイの感覚である。
その感覚は、ギュネイにとって、決して心地よくは無いが、俺はやれる、という自負を強めてくれるものだった。
自分の感性がまるで細い糸のように研ぎ澄まされているのがわかった。敵のパイロットの呼吸音すら聞こえてくるほどである。
だが、その考えも、一瞬の後に集まってくるジェガン部隊をみることで脳裏から消え去る。敵が多い。
「チ・・こっちが押している筈だろ?!」
たまらず、ギュネイは叫んだ。
感覚がシャープになっているので、戦場の流れといったものを肌で感じ取れるギュネイはやはり、ただものではない。
強化人間として、ギュネイは精神的にも完成されてきていた。これはフラナガン機関からの技術の蓄積がようやく目を結んできた証拠であった。
だが、同時に人はニュータイプ的なものを戦闘として特化することしか考えていないとの証明でもある。
人類のニュータイプへの革新を目指すシャアが強化人間を使うのはやはり、矛盾である。だが、そうせざるを得ないのもまた事実だった。
「あんたら、しつこいんだよぉ!」
目の前のαが口を開いた刹那、脇にいたクェスの膨大な意思の本流といえるメガ粒子が溢れ出て、これらを飲み込んでいく。
そして、その光の流線は、後ろから放たれていた敵のミサイルをも飲み込んでいき、いたるところで爆発の渦がおきた。
炸裂する火球はゆうに100を超えた。そこで消滅した思惟の悲鳴をギュネイは確かに感知できた。

(あぁ、これだ。俺が求めているのはこういった圧倒的な力なんだ)
これはギュネイの感慨である。
みかけによらず俊敏な動きで、敵を屠っていくαの姿に、彼は初めてシャアに会ったときのことを思い出した。


総帥は、自分が思っているより若く、自信に溢れているようにみえた。
通された広間で、シャアの護衛としてナナイに引き合わされたときのことだ。ギュネイはその場に敬礼してシャアとナナイを出迎えた。

「君が、ギュネイ・ガスか。ナナイの方から話は聞いている。優秀なパイロットだそうだな。期待しているぞ?」
「ハッ!閣下のご期待に添えるようにこのギュネイ・ガス一命を賭す所存であります!」
「そこまでおおげさに考えなくていい。戦場では生き残ることを考えるだけのほうが、結果的にはよいことが多いものだ」
シャアはそういって、血気にはやる若者を諌めるように、ポンポンと、肩を叩いた。ギュネイは震えた。
伝説ともいえる人物に信頼されるというのは、やはり若い彼にとって心底嬉しいことであった。
だが、いつしかあこがれは消えた。それはシャアという人物がそれほど、自分とモビルスーツの技術に差が無いと気がついたからだ。
それに、ロリコンなどといった人々の中傷などを耳にするうちに、ギュネイはシャアを汚れた英雄としてしかみれなくなった。
憧れていた対象に失望するとき、想いが強い分だけ失望も強くなる。がっかりして、しまいには憎むようになる。
裏切られた、という一種の被害妄想的な考えだが、一度は皆両親をとうして経験するものだ。
自分の両親が万能ではないとしったときに、ある種の盲目的な信仰というのは人はしなくなるのだが、両親を幼いころに亡くしたギュネイには
それを経験していなかった。だからこそ、純粋で傲慢になってしまったともいえるが、これはギュネイの責ではない。
悪いとすればジオン、いや、戦争そのものといったところであるといえよう。



268 名前:御大 4/8 :03/12/26 17:20 ID:???

「戦場では生き残るだけを考えろ、だとね。ばかばかしい!
そんなこといっておきながら、あんたはこの戦争で死ぬつもりなんだろうが!」
ギュネイはそう口走って初めて、シャアがこの戦争で死ぬつもりではないだろうか、と自分が考えていたということに気がついた。
・・・大佐が死ぬ?
その考えは口に出してしまうとリアルな実感を伴うもので、ギュネイにとっては、まだ容認できないものであった。

「あんたは俺が倒すんだ!だからっ!」

この空域に残った最後のジェガンを、ミサイルの雨を降らせることで沈黙させた彼は息をつく暇もなく、
ディスプレイにνガンダムを探した。アムロ・レイを殺せば、大佐が死ぬことは無い。
そうおもうギュネイだが、どうしてシャアに死んでほしくないのか、自分でまだ理解できないでいた。
「俺は大佐を超えるッ!だからっ!」
それが言い訳であると気がつくにはギュネイはまだ幼すぎる。そして、戦場は人が成熟するのを待ってくれるほど寛大ではないのだ。



「見つけたぞッ、新型!」
ギュネイは戦闘区間の一角に、大型のビームライフルを手に持ちアクシズに向かっているモビルスーツを補足した。
νガンダムは明らかに別格と思われるオーラを、機体の外にまで、およぼしていた。常人ならば、飽和状態に陥りそうな思惟の力である。
かつてシャアがシロッコに遭遇したときに感じたプレッシャーのようなものである。ただ違うのはアムロには悪意がない。
それは戦場という特異な空間では稀有なことなのであるが、それをできるのはアムロがアムロだからである。
だが、ギュネイはそのアムロの思惟の中に先程、遭遇したときよりも、微かに重みを感じることができる。
「さっきより重い・・・?!」
ギュネイは舌打ちした。
先程は、敵のパイロットを人質にしてアムロを捕獲しようとしたが失敗している。その所為かもしれない。
「クェスはさがれ!」
ギュネイがこういうのはクェスを気にしながらアムロと戦う余裕はないからだ。
その点から、ギュネイが一面的に自分の力を盲信しているということではないことがわかる。
「大丈夫!やれる!」
「たまには経験者の意見は聞け!」
ギュネイはいらだつが、クェスはふふふ、と無邪気に笑う。その思考にギュネイは理解できないものを感じるが、それはあとで考えることにした。
「それじゃあ、なるべく俺の後ろにいるんだ!」
「わかったわ!」


「乗っているのはアムロ・レイだな・・ジオンを倒した英雄っていう点では・・
 俺の両親の仇を討ってくれたともいえるが・・!」
ギュネイ・ガスの両親はギレンザビ率いるジオン軍がおこなったコロニー潰しのさいに殺されている。
その点ではギュネイがネオ・ジオンにいるのはどこか皮肉であるといえる。だが、連邦のような腐った官僚組織のなかでは、
ギュネイガスのような親無し子が出世できる可能性はほぼ皆無だったのだ。
「貴様を倒せば俺もニュータイプだって認められるんだよ!!!」


269 名前:御大 5/8 :03/12/26 17:23 ID:???
操縦桿であるアームレイカーを握る手に汗をかいているのを感じながら、ギュネイは目の前のプレッシャーを吹き飛ばすかのように叫んだ。
網膜のなかにいるガンダムを睨みつけ同時にビームアサルトライフルの照準をあわせて、撃つ。
クェスのαも拡散メガ粒子砲の奔流をうちはなつ。ふたつの強烈な思惟がアムロを飲み込み、咀嚼しようと迸る。
「死ねぇぇっ!ニュータイプッ!」
だが、ガンダムはそんなギュネイ達の攻撃を先読みしてきたかのように、僅かな挙動でなんなくそれを避けた。
完全に不意をついたのに、である。戦場では先に攻撃した方が生存が高くなる。それは不意打ちが有効だからであるが、
アムロ・レイに限ってはその考え方は変えなければいけなかった。


『子供が!』


それは確実に、アムロの声だと、ギュネイは思った。苛立った。なにをふざけたこといっている!?
「貴様らが子供だからこんな戦争がおこったんだろうが!子供が子供などと呼ぶなァァ!!」 

ヤクトのファンネルが4基放出され、一直線にガンダムに向かっていく。「落ちろォっ!!」
ギュネイは意識をファンネルにはりつかせ、ガンダムを撃墜することにのみ、精神を集中させた。
放熱板のようなガンダムのファンネルが二枚だされギュネイのだしたファンネルと絡み合うようにして、攻防を繰り広げた。
常人のパイロットには視認すら難しいスピードである。
「チ!押されているッ・・・?!」
ギュネイは舌打ちした。能力の差ではない。ヤクトのファンネルの構造上の欠点である。質量の大きなフィンファンネルのほうが、
双方のビームの衝突によっておこる干渉波の影響を持ちこたえることができるのだ。ファンネルが一基、二基と、落とされていった。
その度にギュネイの脳は一瞬飽和しそうな感覚に陥る。爆発ともにそこに寄せていた精神さえも消滅してしまったような悪寒がはしり、
ギュネイは目の前が一瞬白くなる。内側から真っ白に塗りつぶされるような、そんな意識のホワイトアウトを彼は味わう。
が、その間にヤクト・ドーガはガンダムのバルカンを回避する運動をしているのだから、これはギュネイの能力が卓越している証拠であった。
「なんでファンネルがあんなにもつんだ!」
これはギュネイの正直な感想である。と、同時に目の前の男がシャアより遥かに戦闘が勝っていると感じざるを得なかった。
敵の力量がわかるのは、強くなった証拠だとかつて上官が教えてくれたことがあったが、この状況でそれを理解できるのは
ギュネイにとってただの不幸であったとしかいいようがない。
「アムロ・レイがなんだっていうんだッ!」
ギュネイは目の前のディスプレイに映し出された白い機体にそう絶望的な強がりを吐いていた。

『俺は強化人間なんかじゃない!』
それが、ギュネイが最後に放出した思惟だった。叫んだとたん、目の前のガンダムが宇宙の闇の中に一瞬消えたような錯覚に陥った。
「あっ?」
それが隙を生んだ。ライフルを囮にした百戦錬磨のアムロのフェイクだったのだ。若いギュネイはまんまと騙された。
ヤクト・ドーガは一瞬だけ硬直する。
そのギュネイの目に次に飛び込んできたのは、アムロが放った一筋の白い閃光であった。
それが自分の機体に直撃すると理解した瞬間、ギュネイの思惟は飽和した。


270 名前:御大 5/8 :03/12/26 17:27 ID:???

最初に視覚にはいってきたのは、穏やかな白い霧だった。


「・・・ここは・・・・どこだ・・・・・?」
ギュネイガスは自分の身体が小さなカヌーの中で不安定に揺れていることに気がついた。パイロットスーツは着ていない。
「俺は・・・アムロに・・?」
まだ鮮明にならない頭をいらただしげに振ることで、霧を晴らそうとするが、それは無意味な結果に終わる。
狭いカヌーである。ギュネイは、空を見上げるが、真っ白なだけで何も見えない。太陽も、雲もない。高さや低さも感じられなかった。
横をみると遥か向こうに岸らしきものがみえた。両脇にあるところをみると、ここは広大な河なのだろう。水の色は深い青だった。
カヌーはゆっくりと下流に向けて流れていっているようであった。音は何もない。真空のような無音である。

「カヌーの上・・・?どうしてこんなところにいるんだ?」
「ようやく、目が覚めたんだ?」
「え、クェス・・!?どうしてこんなとこにいるんだ・・・?!・・そうだ、戦闘はどうなった・・?」
「もう、終わったんだよ、そんなこと考えるの、もうやめよ?」
そういってクェスはギュネイの髪をそっと撫でた。汗ではりついていた髪にクェスの細い指がはいるひんやりと心地よい感覚に
ギュネイは自分の鼓動がゆっくりと収まっていくことに気がついた。それとともに、次第に意識もはっきりとしてくる。
「そっか・・そっか、俺達、死んだんだな」
「うん、死んだんじゃないかな」
クェスはどんなときもクェスである。彼女にとっては死すらもそれほどたいした問題じゃないように思える。
あっさりとそういってしまうと、う~ん、と両手を高く上に持ち上げて伸びをした。
「ずっとコクピットいたから身体がこっちゃったよ」
そんな呑気なことをいう。やはりニュータイプとは真実変わっているとギュネイは思った。
「ここは・・どこなんだろうな?」
「さぁ?けど、あたしがこのまえまでいたインドってとこに似てるな。この河とか、カヌーとか」
「インド・・・?インドか・・・わるくないな・・・」
「うん、いいところだよ。あたし、ここでヒッピーみたいな暮らししてたんだ」

そういって笑うクェスの顔はどこかつき物がとれたように穏やかで、同時にギュネイに朧げな母親の顔を思い出させた。
記憶の源泉のなかでしか思い出せない母親のぼんやりとした顔だ。自分を愛してくれた母の顔をギュネイは認識する。
「クェスがヒッピーか・・ハハ。あわないな」

ふと、身体に冷たいものを感じ、ギュネイが目を開くと、カヌーのどこかに穴があいているらしく、水がどんどんと入ってきていた。
水の重みに耐えきれず、カヌーはゆっくりと沈み始めていた。まるで俺を侵食しているようだ、とギュネイは思った。
おそらく水が自分達を最奥へと引き釣り込もうとしているのだろう。察するところ、ここは生と死の境目だろうか?

「ギュネイ・・」
クェスの心細げな声を聞いたギュネイは、腕を伸ばして、彼女の身体をぐいっとこちらに引き寄せた。
そして、彼女の髪をかきあげると、その小さな形の良い耳に唇を近づけて
「大丈夫。守るから。クェスは絶対に俺が守るから」
と、囁いた。そして、彼女の頬にそっとくちづけると、ぎゅっと頭を抱えるように抱いた。
クェスの腕がするっとギュネイの首に回された。細いその身体をぎゅっと密着させるように、くっついてくる。
ほんの少しだけふくらみかけた胸の感触をギュネイは感じることができた。彼女の髪から、甘い石鹸の匂いがした。
「あはは・・本気なんだ?」
「あたりまえだろ・・・?」
「そっか・・そうだよね・・ギュネイってそういう奴だもんね・・」
                                                                  
彼女の身体は小刻みに震えているのがわかった。
ギュネイもまた、自分の震えを気がつかれないために、強く抱いた。あたたかかった。
「ねぇ、ギュネイ。あたし、まだ死にたくなかったな・・・」

14の少女がこう思うのは当然であろう。まだデートの一つ、二つしかしていないまま死ぬというのは矢張り厭だというしかない。
これからハイ・スクールに通って、恋をして、付き合ってセックスして子供を産んで・・・それから死ぬことが人の普遍的な願望である。
「これから・・あたしたち、どうなるんだろう?」
クェスがそういったが、ギュネイに勿論答えられるはずもなかった。


271 名前:御大 7/8 :03/12/26 17:34 ID:???
「大丈夫だ。・・大丈夫。だって・・俺達はニュータイプなんだゼ?だから・・大丈夫だって」


こんな言葉が慰めになるとはギュネイも思ってはいない。そもそも自分はニュータイプではない、とギュネイは今では思っていた。
アムロ・レイにあんなにあっさり負けた俺が・・

「そうだよね、ギュネイもニュータイプだよ」
だから、耳元でクェスがそう言ってくれたのを聞いて、ギュネイはハッと思って顔をあげた。
クェス・パラヤは、こちらを少女特有の繊細な目でじっとみていた。あどけないが、そこには吸いこまれそうな何かがあった。
ギュネイはドギマギとする心を落ち着かせながら、唇をかんだ。
「クェス・・俺は・・俺は・・強化・・・・人間なんだよ」
そういってしまって、ギュネイは自分に絶望を感じ目を伏せた。心底みじめだと思った。守れなかったのだ、クェスを。
強化人間としても失格である。口だけの男だと、蔑まされても仕方がない、とギュネイは考えた。
「そんなことない。ギュネイはニュータイプだよ?」
「え・・・?」
意外だった。
「あたし思うんだ。強化人間ってのがどういうのか、よくわからないけど、人は皆ニュータイプになれるんだって。
ただ、それを人は諦めたりするからなれないだけだと思うな。素質なんて皆あるんだから。
ギュネイはニュータイプだよ。大体、他人があいつはニュータイプ、だとか、強化人間なんていう資格なんてないでしょ?」
「俺が、ニュータイプ?」
「そうだよ」
「本当か・・?」
「強かったよ。ギュネイのヤクト。守ってくれてありがとう」
そう言われてはじめて、自分は純粋に他人に認めてもらいたかったんだ、とギュネイは気がついた。
上官からの打算的な誉めでもなく、同僚からの皮肉がかった感嘆の声からでもなく、ただ、純粋に自分を認めてもらいたかった。
そう、別にシャア・アズナブルを超えたかったわけでなく、あの人のように、蔑まれること無く、自分を誇りたかったんだ。
人に期待されたかったんだ。だから強化人間じゃなく、ニュータイプとして認められたかった。
ギュネイは、自分が泣いていることに気がついた。涙を流すことなど、いつのころ以来だろうか、それすら思い出せなかった。
ただ、遠い過去のことだと思えた。自分は泣くことをいつ止めただろう?
一度流した涙はそうそう簡単に止まりそうに無かった。
「ウッ、ウッウウゥ・・・・」
堪えきれない嗚咽を漏らしながら、ギュネイガスはクェスの細いにすがりつくように更に強く抱いた。
彼女のほのかな体温がギュネイの身体に伝わって彼の身体を温かくした。それは、身体だけでなく彼の深奥をも
あたためて、母親の胎内のような、安らぎを与えた。ただ盲目的に人に愛されたかったのだ。それだけなのであった。
「みんな・・そうなんだよ・・」
クェスの小さな呟きはおそらくギュネイ・ガスの耳には届いてはいなかっただろう。
ギュネイはただ、あたたかいな、と思っていただけであったし、それが彼にとって感じることのできる全てであった。
そして、人というのはそれを感じることができればそれだけで充分なのである。

そんな間にも入ってきていた水は二人を飲み込んでいった。だが、ギュネイはもう冷たいとは感じない。
だが、身体中の力が奪われていくような虚脱感を覚えた。
ギュネイは水の中に沈み込みながら、それを羊水のようだと思った。完全に水に没した後、彼は最後の力を振り絞り目をあけた。
そこに、宇宙(そら)があった。
(あぁ・・人は死んだら宇宙に飛散するんだ・・)
それは幸せなことだと理解できた。
ここにはギュネイの両親も居る筈であった。ギュネイはサイド4は何処だろう、と考えた。宇宙はいつもと変わらないようであった。
それがギュネイには嬉しかった。
(了)


272 名前:御大 8/8 :03/12/26 17:39 ID:???

後書き



この小説は逆襲のシャアがメーンであるとすると、これはサブストーリーと認識される類のものであります。
それはこの物語をお読みになった読者ならばお分かりだと思いますが、ここには登場人物はクェスとギュネイしかでていないからであります。
アムロなどは、ガンダムの存在をとうしてしか接触しておりませんし、シャアも回想の中でしか出ておりません。
ゆえに、読者の方が不満を持たれるといけませんので、小生はこのあとがきをとうして、伝えたかったことの補足をさせてもらいたい、と
思う次第であります。これは小生の個人的な感傷に過ぎませんので、どうぞ面倒な方は読み飛ばしてくださって結構です。

これを書きたいと考えた第一の理由はギュネイガスという存在を映画ではしっかりと表現できなかったと反省するからです。
彼にはZ以来から繋がる強化人間としての存在の答えとして、登場させたのですが、時間の都合上、ただの直情的なキャラクターに
改変せざるをへず、その最後に満足していなかったからであります。
また、クェスとの接触により変化していく過程はZでのカミーユに触れたロザミィ達に対する答えにもなりえたと小生は思っておりますが、
このあたりもまたうやむやにせざるを得なかったことへのフラストレーションが小生に筆を持たせました。
本来、強化人間という存在は、人類が地球に居つづけて更にニュータイプに革新したいという願望の現れであるということを
小生はここでもう一度、強調したいと思います。戦闘に特化させるためというのはあくまで方便であるのです。
大衆は、保守的であり自己の保全を考えながら、また革新したいと思う不条理な存在であるからだというのが、真実なのです。
が、このあたりの説明は詳しくすると長くなりますので、割愛させていただきます。

この物語の最後で、ギュネイはクェスに救われます。それは強化人間としてのレーゾンデートルを解放するという意味を持っているのですが、
無論、これが真に死後の世界であるとか、クェスの性格の違いからギュネイの死ぬ直後にみた幻想であるとか、解釈はできるのですが、
ここでは当然のことながらその答えは保留させていただきます。この物語とは、作者が敢えてこういう風によみとってほしい、というような
種類のものではないからです。ただ、読者にはこういう心情もあったのか、と思っていただければそれで結構なのです。
またなぜ題名ではクェス・エアとしているかも読者の方に考えてもらえればそれでよいのです。
ですから、これは本来商業的発表に堪えうるものではありません。同人誌的なレベルを超えていないからです。
商業的なものには必ず答えを必要とするべきだと小生は常日頃から考えておりますが、今回はそれから敢えて逸脱しております。
その点はお詫びしたいと思います。

ガンダムはまだまだ続きます。それがよいことかどうかは小生には判断つきかねますが、マーケットの広がりは、ガンダムにとって
決して悪ではないといえます。それは表現方式の多様化を生み出し、小生にこのような場でこういった物語をかく場を提供してくれたからです。

最後に、この物語を最後まで読んでくださったことに、心から御礼申し上げるとともに、発表を許可してくれた関係者に深く感謝します。


                                                   週刊少年ガンダム編集長           
                                                                      T野由悠季

273 名前:イザーク 1/5 :03/12/26 17:43 ID:???
5   『 ザフト史上最大の一日   -前編』    イザーク・ジュール


「うー、寒いZE!」
とあるクリスマスの翌日のこと。俺たち四人は隊長室に集まっていた。暖房のついてない部屋はとても寒い。
しかも指定された時間からもう20分はたっているが、まだ隊長は姿をあらわしてなかった。
「おい、なんで俺たち呼ばれたんだYO?」
「僕に聞かれてもわかりませんよ。なにか隊長に考えがあるんじゃないんですか?」
「どうでもいいからさみぃぜ!早くして欲しいぞ」
「うるさい。静かにしろ。キラが怖がってるだろ」
「いいかげん妄想やめろ!キモイんだよぉ!この腰抜けぇぇ!」
「ちょ、ちょっと二人とも落ち着いてくださいよ」
俺達はそんなことを話しているとようやく隊長がやってきた。後ろにはザラ評議会会長もいた。
「父さん?」
イザークが不思議そうに呟いた。
「えー、諸君。今日集まってもらったのは他でもない。実は、本日をもってクルーゼ隊は解散することになった」
「「「「はぁ?」」」」
四人の声が一致したのはこれが初めてじゃないだろうか。

「解散だっTE?」
「ちょ、ちょっとまってください。僕達用済みってことですか?」
「説明してください。隊長」
「ザフトが解散ってことは、オレとキラの障害はもうない・・」

思い思いに話し出した俺達を隊長がまぁまぁ、と両手をあげて制した。
「早合点してもらってはこまる。私はただクルーゼ隊が解散だといっただけだ」
まわりくどい言いかたは嫌いだ。俺はいらいらした。
「それってどういうことなんですか?」俺の苛立ちをさっしたのかニコルが質問した。

「それは私が説明しよう」と、アスランの親父さんが隊長の代わりにこたえた。
「つまりだ。君達のなかから隊長を選ぶということなのだよ」
「俺達のなかから?」
ザラ会長が頷く。そして、ちらり、とアスランのほうをみて、目を伏せた。
「実は・・投書があってね。。クルーゼ隊長は変態だから隊長に相応しくない、とそれにはかかれてあったんだ。
部下に手をだしている、とな。それでこちらが内密に調べた結果、それが真実であるとわかった」
アスランの顔色がさーっと潮が引いていくように変わった。俺は、この前のあれが密告されたのか?、と推測した。
おそらく保健室にボラギノールをもらいにいったのが決め手になったのだろう。ふと、横をみるとニコルが笑っていた。

「まぁ、それはいい。それで評議会で会議を重ねた結果、クルーゼ隊の隊長を変更することにした。
君達の中から、隊長をえらぶことにするのだ。だからニコル隊になる可能性も、ディアッカ隊になる可能性もあるということだ」
なるほど。それは良い考えだ。俺もいつまでも人の下にいるのはいやだからな。

「だから君達・・ディアッカくん、イザークくん、ニコルくん、アスラン。あと、一応クルーゼもいれた5人でザフトで選挙を行う」
「選挙?」
「うむ」
「あの大統領選挙みたいなやつ?」
「いかにも。いまから君達にはテレビにでて、それぞれ隊長への抱負と、熱意を伝えてもらう」

部屋をでて、ドッグにいくとテレビスタッフが沢山いた。なんで戦争中にこんなことをする暇があるんだ?
しかもみんなけっこうのりのりじゃないか。ディアッカとか「やべー、俺、何話そう」とかいってるし。
突っ込みたいのはやまやまだけど、まぁいい。ということで、第一回ザフト総選挙が行われることになったというわけだ。


274 名前:イザーク  2/5 :03/12/26 17:51 ID:???


    
                   緊急報道特別番組「ザフト総選挙」   
パーラパラパッパッパー!ジャッジャッジャー!

    アナウンサー「さ、始まりました。ザフト総選挙。ここでは一人一人候補者にでてもらいそれぞれ述べてもらいましょう。
             では、早速一人目の候補者、黒いお肌と金色の髪がチャームポイントのディアッカエルスマン君です!」


     /     '-、              !`''' i
    (  ,..     !i            !   !    
   、_,ノ i ',   r'/            ヽ、 '、,..、  ディアッカ・エルスマン( 17歳)
   ゝ  .,/   ! !            ,ノ i  r‐ヽ   
   ´ .! .((    ヾ- .、        ,._',.-,'- 1   身長   176cm
    i   `""ヽNヽーー‐'- ..,,_   _,. z.-'7'!'  ノ'l 体重     67kg
    ヾ,、., ''ヽ .〉          ̄     _ |. ,.- '  血液型    O型
      ii'´rii !  , _-_、,_      _,._‐'-ヽ!.i    誕生日  三月十九日
      >、'.r',! '´r‐r;:テ='   ' ,.r;:r‐, ,.'´     選挙公約 「狡猾で残忍なザフト」
     '7ィヾ-!.   `  ̄        ̄ ./       Q それでは早速ですが抱負をどうぞ。 
_,,.. -‐ ''"´i',N".!          i   , '       A え、えーと、そうだな。俺が隊長になったら、えーと、
      ! ヽヽヽ、    _   -' ./          チームのなかがいいふいんき(←なぜか変換できない)をつくるZE!
      i  ヽ'、-ヽ   ``=‐' , '.ヽ           部下思いのいい隊長になって慕われるように務めたいんで、みんなヨロシク!
  _,,.. 、  ヽ  ヽ'、7 i`i',、   ,.'   `ヽ、      Q勝てる自信はありますか?
'"   i    ヽ ヽi゙i. i .! ゝ>フ"´      `ヽ、   A 勿論だZE!俺ってこうみえても人望が熱いんだぜ!
    l    `ヾi_.i_.!='‐'´          `ヽ、


  最後に一言 「皆の力で俺をラスト・サムライにさせてくれYO!」

アナウンサー「続きましては銀色の髪がチャーミング、千と千尋のパクリ?イザーク・ジュール君です」

           _,. -‐''""""``''‐- ,,_
           ,. :'"´            `''‐:、   イザーク・ジュール(17歳)
       /       ,           `ヽ  
     ,.-';'"       //               ':,   身長  175cm
      ,.;'r ,   /   /// /   ,/   ,./.,i    ',   体重   65kg
    '´/イ'__/、/'イ__/'.!'l/i_,._;;='-―‐'/ノ'レ     ',  血液型  O型
      '/  !. _`ニ、 '‐'"´,.-,=;;'‐-、/,'      l  選挙公約 「退かず、媚びず、省みないザフト」
     ,:'   ,' !イi;r;i`    `''゙-┴'`/,'        .|   
    ,:'    .!.! /        ノ/        .|   Q  ザフトの隊長になったらどんなことをしますか?
.   /, ノ    | ヽ         ./           .|  A   まず、隊内にいる変態どもを一掃する。汚物は消毒だ!
   //,:'/    '、 、---―‐_ッ  / /           |  Q  どうしてそんなに偉そうなの?っという声もありますが
.  '/' /      ヽ `二" ̄   ./,'/ /       , !   A  俺様が偉いのは当然だ。非生産者は黙ってろ!
    /'/,:'/   , .ヽ.      /'/','/       /|,'   Q  好きな人はいるんですか?
      `'ー:':!,,,,___';      '_,../-'--,......, _,.. -' .'    A  愛などいらん!
           _,,..-'r――=--- ,___l'''"´'"       Q  最近、はまっていることはなにかありますか?
          i ll  |    |   || `''li':i        A  ママと買い物
         _,.' .!!  !   _,.!   ||   || !        
Q  あとここでぜひ言いたいことがあるそうですね?
A  あぁ、つまりだ、俺以外の奴はみんなホモだから危険うわアスランなにをするやめr


  最後に一言。   「俺に投票しなかった奴、表へでろ。猫大好き」

275 名前:イザーク  3/5 :03/12/26 17:53 ID:???

アナウンサー「さあ、さっさと進めていきましょう。次はストーカーへとまっしぐら!きっと執行猶予はつかないぞ?のアスラン・ザラ君です」
 
               _,.-‐''"´~ ̄ ̄~`´ ̄ ̄`ヽ、
            ,,r:'''" ;..-‐'     ::::::::::::::::::::::::ヽ、 
           /   、..:i ,...、        :::::::::::::::::::::::ヽ、
          /    ヽ!|:::::`ヽ、       :: :::::::::::::::::::.ヽ 
         /      ,ッ-‐-、:、  : :.  . . . : ::::::::::::::::::::゙i アスラン・ザラ(16歳)
.        /,ィ     , /    l::. ; .:i .::::. .:::::..:::::::::::::::::::::::::i.| 
        l! i .:/ ,: :.::,il      |:::..,イ:.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i.|   身長   170cm
        ! .| ::;i::. .::i::::riト、._   ,l::;/リ/i:::::::;::::_:::::::::::::::::::::::: !|   体重   63kg
.          ゙いヽ:::::::i|L廴_`  /'" '7ク:;::;ィ;/リ:::;:::::::::::::::::: i|    血液型 O型
          ヾ `i、:::゙i、ヒ':゙ト     '゙イ'デt‐ッl::/,:::::::::|;:::::::..|   誕生日  10月29日
             }, ゙iー`""゙     ''゙ー゙┴ シ'/,::::::i:;リ:::::::: | 選挙公約 「キラ・ヤマト」
            i′,ト、  ./           /ィ,:::::::::::'::::::::::::トi
            /イ,:'::::゙、  `        '/,:::::::::::::::::::::::::リ
            レi :::::::;゙:i、 `ニ''       ,.lイ::::;イ:::::::::::::,ル′  <愛に性別は関係ありませんよね。
               | ∧::|!リ.|:ヽ、    _,. -'´ _|::/''1:::::;ルjノ      よろしくお願いします。
             i! ヽ|  Nwヤー=''-‐ ''"´: :" : i|::;〈. ′
               _,,..、-ァ''〉   : : :  : : : ,ィ'´.:.:.ヽ、_
          _,,.. -‐''フ''"´ ̄ ̄`゙`'‐:、  : : //.:.:.:.:.:.:l:.:.:.``:‐.、,_
自己PR(面接風)
     
Q「マニフェストにはキラ・ヤマトとありますが?」
A 「はい。キラ・ヤマトです。」
Q「キラ・ヤマトとは何のことですか?」
A 「親友です。」
Q「え、親友?」
A[「はい。幼馴染です。ザフト軍に大ダメージを与えます。」
Q「・・・で、そのキラ・ヤマトはザフトの隊長として働くうえで何のメリットがあるとお考えですか?」
A 「はい。私達が絡むことで腐女子の層から人気を得ることができます」
Q「いや、ザフトにはそういった女性の方はいません。それに男同士で絡むということはホモですよね。」
A 「でも、DVDも売れますよ。」
Q「いや、売れるとかそういう問題じゃなくてですね・・・」
A「初回出荷で毎巻8万本を記録するんですよ?」
Q「ふざけないでください。それがマニフェストだというんですか?」
A「市場の原理です。ターゲットの変更とも書きます。バンダイの方針というのは・・・」
Q「聞いてません。帰って下さい。」
A 「あれあれ?怒らせていいんですか?ホモりますよ。民放で。」
Q「いいですよ。ホモって下さい。801とやらを。それで満足したら帰って下さい。」
A 「運がよかったな。今週は嫁の脚本じゃないみたいだ。」
Q「帰れよ。」

276 名前:イザーク  4/5 :03/12/26 18:08 ID:???
アナウンサー「さて、お次はキャー!かわいい!と、オネエ様方に大人気!の美少年ニコル・アマルフィ君です」


     ,:'´                   ヽ
.    /                      !
  _,ノ       ,       、       '、
  ,'        /  r、、ヽ.   ヽ  ./     \
  !        i   i、 ヽヽ   |ヽ/ .,:'      ヽ  ニコル・アマルフィ(15歳)
. !      ,., r_ヽ  !_ヽi !   /l l,! !  ,    ノ
. ,'      l '゙"´ `_-.,ゝ`''´/ ノ-,':'-'、!、     i´   身長   165cm
. ヽ. i   ヽ、ヽ,ri'/´i;;i:、  ´"´  _,.-=、_`-' /ヽ ヽ   体重    61kg
  ) !   ヽヽ'ヽヾ;'_ノ_       i,,,.:;;!ッ:,.-'ィ,'i ノ    血液型   B型
  '、_.i'i、ヽ、.) |  ̄      ヽ  -'=゙- /i"'´.'"     誕生日 三月一日
   ヽヽ!-.l '         i     lノ      選挙公約 「皆で仲良く」
    )`''ー.',      ,  _      /
    ヽ iー-,,lヽ、     -- ̄   /  
     `  .|-`-`-.、      ./      Q あなたにとって、ザフトとはなんですか?
        |   ,、!-ニ-;.,,__,.r:i        A  家族みたいなものです。いないと寂しいし、考えられないものです。      
      _,.!  .ヾヽiー'.| | | 'r'.|        Q あなたがこの中で一番隊長にふさわしい、という声も多く聞かれます。
 _,. -‐:''"  `‐- ,,ヾ'_. ! ! ! '-'ヽ、         実際、人望も厚いニコルさんですが、そのことについてどう思われますか?
                          A とっても恐れ多いことです。僕なんかより相応しい人はたくさんいますよ(苦笑

Q うんうん。そういう謙虚なところが人気の秘密でしょうね。さ、それでは、立候補演説をどうぞ。
A あ、はい。それじゃあいいます。
Q さ、どうぞどうぞ。
A「アスラン・ディアッカ・イザークらは腹を切って死ぬべきだ。
  また、彼らはただ死んで終わるものではない。
  唯一神又吉ニコルが地獄の火の中に投げ込む者達だ。
  彼らの支持者も同様だ。
  理由は他人を殺すなら自分が死ぬべきだからだ。 詳しい理由は僕のピアノを聞いて熟知すべし。」

Q あ、ありがとうございました。それでは最後に一言どうぞ。

                
┌―――――――――─┴┴─――――――――┐
│                               |
|ザフト隊員が唯一ネ申又吉ニコルを次期クルーゼ隊|
|隊長にしないと言うなら、本世界経済共同体党本部|
|は宇宙に持っていく。それはザフトの子や孫・ひ  .|
|孫達、更に末代までのコーディネーターの恥にな |
|るが、それでもいいのか。               |
|                        ニコル  .|
└――――――――――┬┬─――――――――┘
                   ││
                 ゛゛'゛'゛




277 名前:イザーク  5/5 :03/12/26 18:16 ID:???


                   ,.-──-、
               _,,,.ノ      i        r 、         ,.-、
             ,/" 、 rー、        ヽ__     |ヽヽ       ,/,,/
           /    ヽ|  _ヽ, 'i       `、   |││   ,/ ,/      クルーゼ(前)隊長
           i    __ゝ| "フ丿---t    i   丿| し -''" ,/     __
         __|   r' ∠_| " ∧-='"ノ   |  /  `"     -(___,,...-'' _)  身長183cm
       ,/" _ノ λt__, __  <,_,> ~_|   f   |           __,,,,-;;"-'   体重 77kg
   λ  !,─'"    i ̄ ^'--'~  | <ノ丿  |  丿         / _,,-='→  血液型  A型
    ( `-''"    _,,-'')_ ___|-─/jヽ─-|丿  ノ /         ,/_,,-''" 選挙公約「全員仮面着用義務化」
    ゝ,__,,--''   (!ヾ    ,___'_ ゝ-'' -'''")i |         / ̄
   ノ  /   /    ヽ     -- ` ヽ二ノ ヘ-l       /
    (("二∠-─--,,,,,,,ト ヽ-、     iY´/   \    ,/ 
     `/~    ヽ、  へ  =`'─ ''''"//      \  |   Q どうしてこの度、選挙で隊長が決めることにしたんですか?
     /        ヽ/^'''-\_|ヽ  /         \    A  ああっ、もうダメッ!!はうあああーーーーっっっ!!!
    /   _,,-───-|    ヽ | /          /
    | ,/"/ ̄ ̄ ̄  ヽ    /           /     Q  何が駄目なんでしょう?
    | / // _,,.-''~~   | ,,/~           /      A  我慢できないィィィッ!ボロンッ!お稲荷ィィィィッッッッ!!!!
    ||,///-''     _,,/l /          /\          いやぁぁっ!あたし、こんなに大胆にお稲荷出してるゥゥッ!

Q  ちょ・・っ!な、生中継中ですよ!何やってるんですか!し、しまってください!おいカメラとめろ!
A  イやァァッァァっっっっ!!!もっとみせたいィィィィェェッッ!!!
   ぁあ…みんなテレビでみてるっ、テレビでみてるのぉぉぉゥっ!!ディーダで予約してるのぉぉ!録画の怪物ぅぅkぅぅい!
   
Q  やめてください!おい!誰かこいつをとめろ!
A  あぁぁぁ!やめて!こ、後世に笑われるぅぅぅぅ!みせたいぃぃぃぃ!もっとぃぉぉぉぉぉ!
Q  ちょ!やけになるのはやめてください!うわっ、顔にくっつけるな!
A  アァッァァァ!だめぇぇぇ!我慢できないィィィィ!みないでぇぇぇぇ!

Q  おい、誰かこいつ撃て!手榴弾もなげろ!どうせ死にはしない変態だから!


ーーーーー暫くお待ちください



Q  ハァハァハァ・・・え、えー、これにてMHKによるザフト総選挙広報を終わります。皆さん、投票の方にいってくださいね。



          トv'Z -‐z__ノ!_
        . ,.'ニ.V _,-─ ,==、、く`
      ,. /ァ'┴' ゞ !,.-`ニヽ、トl、:. , 
    rュ. .:{_ '' ヾ 、_カ-‐'¨ ̄フヽ`'|:::  ,.、
    、  ,ェr<`iァ'^´ 〃 lヽ   ミ ∧!::: .´    緊急報道特別番組「ザフト総選挙」    終わり
      ゞ'-''ス. ゛=、、、、 " _/ノf::::  ~
    r_;.   ::Y ''/_, ゝァナ=ニ、 メノ::: ` ;.
       _  ::\,!ィ'TV =ー-、_メ::::  r、
       ゙ ::,ィl l. レト,ミ _/L `ヽ:::  ._´
       ;.   :ゞLレ':: \ `ー’,ィァト.::  ,.
       ~ ,.  ,:ュ. `ヽニj/l |/:: ←クルーゼ
          _  .. ,、 :l !レ'::: ,. "
              `’ `´   ~
                

アオリ 「 かくして始まった第一回ザフト軍選挙。果たして誰が次期隊長に?!注目の結果発表は次週を待て!」

278 名前:巻末コメント :03/12/26 18:32 ID:???


巻末コメント。

1   これは歴史的には宇宙時代における単なる紛争の一つである。けれど、僕らの時代のフォークロワでもある。(ブライト)
  

2   クリスマスにサンタからもらったのは赤紙でした。あ・か・がみ!あ・か・がみ!(スレンダー)


5  クリスマスにもらったのはコロニーレーザーでした(レビル)
     

6  次回も雑誌的な都合で小生が、少し書くスペースがもらえると思うので、
     読みたい話があったら要望をかいてみたらいいのではないかと思います。けど、くだらないのは切れます(御大)
    
5  選挙はあんまり好きじゃない。民主主義なんてのは信用できない。
    バカなナチュラルとコーディネーターの選挙権が同じだなんて許せない (イザーク)


編集者から一言。
  「さて、皆様。今号の作品はどうだったでしょうか。御大の作品は読みづらくはなかったでしょうか?
   しかし、それも含めて彼らの味ですので、一応読んであげてくださるととても嬉しく存じます。
   作品は少なくなってきますが、まぁ、その分、一つあたりの作品の密度をこゆくしていたいと思ってます。
   とはいえ、これだけ続くとネタ切れの感もある作家もいますがご容赦ください。正直、結構いっぱいいっぱいです。
   あと発行は、第九号とさよなら最終号を残すだけになりましたが、 最後までしっかりお付き合いくださいね」
   

                      
     三ミ   ___
   ミ彡三○|||||||||||||||||||||||   <次号もお楽しみに。ところで、ずっと立ち読みしてたわね、あなた。
    ミ彡|||||||||||||||||||||||||||||||             ∧        ∧
      ||||||||||||||〆||||||||||||||||           / ヽ      _/ ヽ
      |||||||||||//(  _、,  ,,._  )          /   ⌒ ̄ ̄ ̄   ⌒ヽ
      ||||||||||  ,,-=・=、 (=・=l      ___(___Z ____10_)
      ( (6;:::. _   ⌒( 、 ,)⌒ ヽ           |  ,,-‐‐   ‐‐-、    :::|  
       ;:::.. i'\_,,,,,,,, !,,,,,,,,_i ノ        |  、(o)__,: (o)__,    :::::|     うわぁぁぁぁぁぁぁ
       |;:::. ! ヽ、王王王ツ' j         |    ::<        ::::::|
  ____\::::.    ニ  ,,ノ_          ヽ  /( [三] )ヽ   .::::::ノ
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:::::::::::::::::::::::::            /  /                     ::::::::::::::::::::::::ヽ
        



279 名前:アンケート用紙 :03/12/26 18:36 ID:???
週刊少年ガンダム 第八号 アンケート用紙  (四月七日夜まで募集してます!)

問1 まだ終わって欲しくない(面白そうだった)作品を順に三つ書いてください。 またよければ感想もお願いします。
 
    作品名                       感想
  1 「                  」(                          )
  2 「                  」(                          )
  3 「                  」(                          )

問2   好きじゃない(つまらなかった)作品を一つ書いてください。 また、理由もどうぞ。

作品名 「                   」 (                         )


問3応援してる作者がもしもいれば、その作者あてのメッセージ(感想)をどうぞ。
 
 作者名  (               )
 メッセージ「               」

 
問4   御大にかいてもらいたいキャラのその後などがあれば希望をかいてください。御大監督作品のならばオッケーです。           
                                  (例 アムロ 、ZZのころの彼が読んでみたい!などなど)
 キャラ (                    )
メッセージ「                    」
 
問5   ザフト総選挙のなかで誰が次期隊長にふさわしいと思いますか?また、どうしてその人物を選びましたか?

 次期隊長(                 )
  理由  (                 )
 
      
問6  最後に本誌への感想をどうぞ。

     「                                  」
                                          ご協力ありがとうございました!次回発行日は四月九日です!



280 名前:通常の名無しさんの3倍 :03/12/26 18:54 ID:???

  | ̄ ̄ ̄| | ̄ ̄ ̄| | ̄ ̄ ̄| | ̄ ̄ ̄|  | ̄ ̄ ̄| | ̄ ̄ ̄| | ̄ ̄ ̄|
  |  キ  | |  タ   | |━━━| |━━━|  | (゚∀゚) .| |━━━| |━━!!! |
  |___| |___| |___| |___|  |___| |___| |___|
 ヽ( `Д´)ノ ヽ( `Д´)ノヽ( `Д´)ノヽ( `Д´)ノ ヽ( `Д´)ノ ヽ( `Д´)ノヽ( `Д´)ノ
三 (   ) .三 (   ). 三 (   ) .三 (   ) .三 (   ). 三 (   ).三 (   )
三 ノ   ヽ. 三 ノ   ヽ. 三 ノ   ヽ. 三 ノ   ヽ. 三 ノ   ヽ.三 ノ   ヽ.三 ノ   ヽ


281 名前:勝手にまとめ1/2 :03/12/26 19:06 ID:???
表紙
>>252>>253

1 『   ブライトノア・クロニクル(上)  』  ブライト・ノア
>>254>>255>>256>>257>>258>>259



282 名前:勝手にまとめ2/? :03/12/26 19:06 ID:???
  「残るセールスマン ーめぐり合い温水器」          スレンダー
>>260>>261

3    『 民明書房傑作選 -夢路いとし、こいし先生を偲んでー 』  レビル元帥
>>262>>263

幕間
>>264



283 名前:勝手にまとめ3/? :03/12/26 19:07 ID:???
4        『  ギュネイガスとクェス・エア  』         T野由悠季
>>265>>266>>267>>268>>269>>270>>271>>272



284 名前:勝手にまとめ4/? :03/12/26 19:08 ID:???
5   『 ザフト史上最大の一日   -前編』    イザーク・ジュール
>>273>>274>>275>>276>>277

巻末コメント
>>278

アンケート用紙
>>279

285 名前:通常の名無しさんの3倍 :03/12/26 19:28 ID:???
週刊少年ガンダム 第八号 アンケート用紙  (四月七日夜まで募集してます!)

問1 まだ終わって欲しくない(面白そうだった)作品を順に三つ書いてください。 またよければ感想もお願いします。
 
    作品名                       感想
  1 「民明書房傑作選 -夢路いとし、こいし先生を偲んでー」(作品自体も最高だが、巻末コメントもいい)
  2 「ギュネイガスとクェス・エア」(御大にしてはまだ読み易すぎる。でも面白かった)
  3 「残るセールスマン ーめぐり合い温水器」(「ララァが言った」のくだりが笑えた)

問2   好きじゃない(つまらなかった)作品を一つ書いてください。 また、理由もどうぞ。

作品名 「ブライトノア・クロニクル(上)」 (作品内のMSピープルのレーゾンデートルがわからない。次回を待て…だろうけどあまり楽しみになる謎でもないし)


問3応援してる作者がもしもいれば、その作者あてのメッセージ(感想)をどうぞ。
 
 作者名  (T野由悠季)
 メッセージ「そろそろ新しいg(ry」

 
問4   御大にかいてもらいたいキャラのその後などがあれば希望をかいてください。御大監督作品のならばオッケーです。           
                                  (例 アムロ 、ZZのころの彼が読んでみたい!などなど)
 キャラ (レツとキッカ)
メッセージ「                    」 ←これ余分だよね?
 
問5   ザフト総選挙のなかで誰が次期隊長にふさわしいと思いますか?また、どうしてその人物を選びましたか?

 次期隊長(ディアッカ)
  理由  (ディアッカ:隊長 イザーク:切り込み役 ニコル:冷静な副官 とするとバランスがいいなと。)
 
      
問6  最後に本誌への感想をどうぞ。

     「タイトルの括弧やスペースが作者によって全然違うのが気になる。あと谷ワラタ」
                                          ご協力ありがとうございました!次回発行日は四月九日です!


286 名前:285 :03/12/26 19:31 ID:???
問4のメッセージは余分じゃなかった…
メッセージ「そういやフラウもZZ以降めっきりだ。お願いします」


287 名前:通常の名無しさんの3倍 :03/12/26 21:40 ID:???
週刊少年ガンダム 第八号 アンケート用紙  (四月七日夜まで募集してます!)

問1 まだ終わって欲しくない(面白そうだった)作品を順に三つ書いてください。 またよければ感想もお願いします。
 
    作品名                       感想
  1 「ギュネイ・ガスとクェス・エア」(やっぱ御大の作風好きです。>>1さんだと分かっていても)
  2 「ブライトノア・クロニクル(上)」(ちっこいΞとかMSピープルの謎とかハサが今どれぐらいの状況なのかとか色々楽しみです)
  3 「ザフト史上最大の一日   -前編」(ニコル笑ろた。アスランの面接ネタもおもろい。)

問2   好きじゃない(つまらなかった)作品を一つ書いてください。 また、理由もどうぞ。

作品名 「残るセールスマン ーめぐり合い温水器」 (レビルの方が面白かったので消去法で・・・)


問3応援してる作者がもしもいれば、その作者あてのメッセージ(感想)をどうぞ。
 
 作者名  (イザーク)
 メッセージ「最近前より勢い無いけどガンガレ」

 
問4   御大にかいてもらいたいキャラのその後などがあれば希望をかいてください。御大監督作品のならばオッケーです。           
                                  (例 アムロ 、ZZのころの彼が読んでみたい!などなど)
 キャラ (シーブック)
メッセージ「御大の手によるクロスボーン・ガンダムが読みたいっす」
 
問5   ザフト総選挙のなかで誰が次期隊長にふさわしいと思いますか?また、どうしてその人物を選びましたか?

 次期隊長(サウザー様、もといイザーク)
  理由  ((5人の中では)一番まともだから)
 
      
問6  最後に本誌への感想をどうぞ。

     「人数減ってきて面白い作品率が増えたと思う。もっとガンガレ、超ガンガレ」
                                          ご協力ありがとうございました!次回発行日は四月九日です!

288 名前:通常の名無しさんの3倍 :03/12/27 00:35 ID:???
週刊少年ガンダム 第八号 アンケート用紙  (四月七日夜まで募集してます!)

問1 まだ終わって欲しくない(面白そうだった)作品を順に三つ書いてください。 またよければ感想もお願いします。
 
    作品名                       感想
  1 「ギュネイ・ガスとクェス・エア」(無駄に御大らしい大好き)
  2 「民明書房傑作選 -夢路いとし、こいし先生を偲んでー」(元ネタのテンポ思い出しつつワロタ)
  3 「ザフト史上最大の一日   -前編」(面接おもろい)

問2   好きじゃない(つまらなかった)作品を一つ書いてください。 また、理由もどうぞ。

作品名 「残るセールスマン ーめぐり合い温水器」 (さよならスレンダー)


問3応援してる作者がもしもいれば、その作者あてのメッセージ(感想)をどうぞ。
 
 作者名  (レビル元帥)
 メッセージ「まさかここまで残るとは最初に推薦したときには夢にも思いませんでした。」

 
問4   御大にかいてもらいたいキャラのその後などがあれば希望をかいてください。御大監督作品のならばオッケーです。           
                                  (例 アムロ 、ZZのころの彼が読んでみたい!などなど)
 キャラ (ギレンザビ)
メッセージ「彼の胸中やいかに」
 
問5   ザフト総選挙のなかで誰が次期隊長にふさわしいと思いますか?また、どうしてその人物を選びましたか?

 次期隊長(ニコル)
  理由  (彼の黒さは上に立つものの資質と思われます)
 
      
問6  最後に本誌への感想をどうぞ。

     「この調子で面白い作品をお願いします」
                                          ご協力ありがとうございました!次回発行日は四月九日です!



289 名前:通常の名無しさんの3倍 :03/12/27 01:37 ID:???
週刊少年ガンダム 第八号 アンケート用紙  (四月七日夜まで募集してます!)

問1 まだ終わって欲しくない(面白そうだった)作品を順に三つ書いてください。 またよければ感想もお願いします。
 
    作品名                       感想
  1 「ザフト史上最大の一日   -前編」(福田は嫌いだけど、この作品は好きだ)
  2 「残るセールスマン ーめぐり合い温水器」(オチにワロタ)
  3 「民明書房傑作選 -夢路いとし、こいし先生を偲んでー」(ほのぼの感がいい)

問2   好きじゃない(つまらなかった)作品を一つ書いてください。 また、理由もどうぞ。

作品名 「ブライトノア・クロニクル(上)」 (このパターンもちょっと飽きてきた)


問3応援してる作者がもしもいれば、その作者あてのメッセージ(感想)をどうぞ。
 
 作者名  (イザーク)
 メッセージ「お前、部下に名前が付いたからっていい気になるなよ?」

 
問4   御大にかいてもらいたいキャラのその後などがあれば希望をかいてください。御大監督作品のならばオッケーです。           
                                  (例 アムロ 、ZZのころの彼が読んでみたい!などなど)
 キャラ (カテジナ・ルース)
メッセージ「彼女はウーイッグまで辿り着いたんだろうか?」
 
問5   ザフト総選挙のなかで誰が次期隊長にふさわしいと思いますか?また、どうしてその人物を選びましたか?

 次期隊長(ユウキ隊長)
  理由  (隊長といえばこいつしか居ないだろう。最終回でパトリック射殺したし。)
 
      
問6  最後に本誌への感想をどうぞ。

     「投票は、どうしても5人の中から選びたくなかったんやー」
                                          ご協力ありがとうございました!次回発行日は四月九日です!

290 名前:通常の名無しさんの3倍 :03/12/27 04:01 ID:???
週刊少年ガンダム 第八号 アンケート用紙  (四月七日夜まで募集してます!)

問1 まだ終わって欲しくない(面白そうだった)作品を順に三つ書いてください。 またよければ感想もお願いします。
 
    作品名                       感想
  1 「残るセールスマン ーめぐり合い温水器」(温水器!温水器!最高)
  2 「ギュネイ・ガスとクェス・エア」(やっぱ御代は凄いな)
  3 「ザフト史上最大の一日   -前編」(こいつら・・・馬鹿だろ?w)

問2   好きじゃない(つまらなかった)作品を一つ書いてください。 また、理由もどうぞ。

作品名 「ブライトノア・クロニクル(上)」 (前回に比べて切れがなかった)


問3応援してる作者がもしもいれば、その作者あてのメッセージ(感想)をどうぞ。
 
 作者名  (スレンダー)
 メッセージ「頑張って居残って下さい」

 
問4   御大にかいてもらいたいキャラのその後などがあれば希望をかいてください。御大監督作品のならばオッケーです。           
                                  (例 アムロ 、ZZのころの彼が読んでみたい!などなど)
 キャラ (ジュドー)
メッセージ「木製へ行った後の彼が気になる」
 
問5   ザフト総選挙のなかで誰が次期隊長にふさわしいと思いますか?また、どうしてその人物を選びましたか?

 次期隊長(アデス艦長)
  理由  (中間管理職の苦労を知っているから)
 
      
問6  最後に本誌への感想をどうぞ。

     「人が少なくなって寂しい」
                                          ご協力ありがとうございました!次回発行日は四月九日です!

291 名前:通常の名無しさんの3倍 :03/12/27 13:17 ID:???
参った、どれも面白くて順位をつけられない

292 名前:通常の名無しさんの3倍 :03/12/27 14:37 ID:???
週刊少年ガンダム 第八号 アンケート用紙  (四月七日夜まで募集してます!)

問1 まだ終わって欲しくない(面白そうだった)作品を順に三つ書いてください。 またよければ感想もお願いします。
 
    作品名                               感想
  1 「民明書房傑作選 -夢路いとし、こいし先生を偲んでー」 (他のが長編ばかりなので、逆に新鮮)
  2 「ザフト史上最大の一日   -前編」           (いままでの積み重ねが生きている)
  3 「ブライトノア・クロニクル(上)」           (頭が二つあるのはMAともいえないのでは)

問2   好きじゃない(つまらなかった)作品を一つ書いてください。 また、理由もどうぞ。

作品名 「残るセールスマン ーめぐり合い温水器」 (面白かったけど、キリがいいんで)


問3応援してる作者がもしもいれば、その作者あてのメッセージ(感想)をどうぞ。
 
 作者名  (レビル元帥)
 メッセージ「ゲルドルバ照準に入らないようがんばってください!」

 
問4   御大にかいてもらいたいキャラのその後などがあれば希望をかいてください。御大監督作品のならばオッケーです。           
                                  (例 アムロ 、ZZのころの彼が読んでみたい!などなど)
 キャラ (子供の配給を盗んだ老人)
メッセージ「御大も打ち切り対象?」
 
問5   ザフト総選挙のなかで誰が次期隊長にふさわしいと思いますか?また、どうしてその人物を選びましたか?

 次期隊長 (クルーゼ)
  理由  (プロビデンスだから)
 
      
問6  最後に本誌への感想をどうぞ。

     「廃刊になったのかと思いました」
                                          ご協力ありがとうございました!次回発行日は四月九日です!



293 名前:通常の名無しさんの3倍 :03/12/27 22:08 ID:???
週刊少年ガンダム 第八号 アンケート用紙  (四月七日夜まで募集してます!)

問1 まだ終わって欲しくない(面白そうだった)作品を順に三つ書いてください。 またよければ感想もお願いします。
 
    作品名                       感想
  1 「ザフト史上最大の一日   -前編」(元隊長馬鹿すぎて面白い)
  2 「民明書房傑作選 -夢路いとし、こいし先生を偲んでー」(地道に面白い)
  3 「ブライトノア・クロニクル(上)」(後半がどうなるか気になる)

問2   好きじゃない(つまらなかった)作品を一つ書いてください。 また、理由もどうぞ。

作品名 「残るセールスマン ーめぐり合い温水器」 (強いて選ぶならこれ。キリがいいから)


問3応援してる作者がもしもいれば、その作者あてのメッセージ(感想)をどうぞ。
 
 作者名  (レビル)
 メッセージ「小ネタ系うまいっすね」

 
問4   御大にかいてもらいたいキャラのその後などがあれば希望をかいてください。御大監督作品のならばオッケーです。           
                                  (例 アムロ 、ZZのころの彼が読んでみたい!などなど)
 キャラ (ショウ・ザマ)
メッセージ「ガンダムと違うけどね。何となく読みたい」
 
問5   ザフト総選挙のなかで誰が次期隊長にふさわしいと思いますか?また、どうしてその人物を選びましたか?

 次期隊長(アデス)
  理由  (不憫だったから)
 
      
問6  最後に本誌への感想をどうぞ。

     「もうすぐ終わりかぁ。寂しくなるな」

294 名前:通常の名無しさんの3倍 :03/12/28 00:34 ID:5POtMQeh
アムロ、あげまーす!

295 名前:通常の名無しさんの3倍 :03/12/28 11:47 ID:???
週刊少年ガンダム 第八号 アンケート用紙  (四月七日夜まで募集してます!)

問1 まだ終わって欲しくない(面白そうだった)作品を順に三つ書いてください。 またよければ感想もお願いします。
 
    作品名                               感想
  1 「残るセールスマン ーめぐり合い温水器」 (今までで一番笑ってしまった。何故だろう)
  2 「民明書房傑作選 -夢路いとし、こいし先生を偲んでー」 (これは何だろう。癒される。)
  3 「ブライトノア・クロニクル(上)」(僕にとって閃ハサは思い出深い小説だった。しかしその一方で、
                        TVピープルは好きになれない小説だった。そういうことだ。)

問2   好きじゃない(つまらなかった)作品を一つ書いてください。 また、理由もどうぞ。

作品名 「ギュネイガスとクェス・エア」 (僕が好きなのはアニメのガンダムであって、
                         御大自身の文体ではないのだな、と実感。)


問3応援してる作者がもしもいれば、その作者あてのメッセージ(感想)をどうぞ。
 
 作者名  (ブライト)
 メッセージ「そういえば、あなたも残ることにかけてはエキスパートでした。でもそれももう終わりみたいですね。」

 
問4   御大にかいてもらいたいキャラのその後などがあれば希望をかいてください。御大監督作品のならばオッケーです。           
                                  (例 アムロ 、ZZのころの彼が読んでみたい!などなど)
 キャラ (その後のキエル・ハイム)
メッセージ「女王から解放されたディアナが描かれる一方で、身代わりに女王に囚われたキエルはどうなったのか。
        冷凍睡眠に入り長く長く偶像として生きていくのか。キエルはどう感じ、どう行動したんでしょうか?」
 
問5   ザフト総選挙のなかで誰が次期隊長にふさわしいと思いますか?また、どうしてその人物を選びましたか?

 次期隊長 (アスラン)
  理由  (みんなが苦労するから)
 
      
問6  最後に本誌への感想をどうぞ。

     「読書欲がツンツン刺激されるいい雑誌ですよね」
                                          ご協力ありがとうございました!次回発行日は四月九日です!

296 名前:通常の名無しさんの3倍 :03/12/28 19:46 ID:???
週刊少年ガンダム 第八号 アンケート用紙  (四月七日夜まで募集してます!)

問1 まだ終わって欲しくない(面白そうだった)作品を順に三つ書いてください。 またよければ感想もお願いします。
 
    作品名                               感想
  1 「 ブライトノア・クロニクル(上) 」 ( 続き読まないと眠れなくなりそう )
  2 「 残るセールスマン ーめぐり合い温水器ー 」 ( がんばって残れ! )
  3 「 ギュネイガスとクェス・エア 」( アムロ対ギュネイの戦闘シーンを思い出した。逆シャア好き。 )

問2   好きじゃない(つまらなかった)作品を一つ書いてください。 また、理由もどうぞ。

作品名 「民明書房傑作選 -夢路いとし、こいし先生を偲んでー」 ( よくわからん。)


問3応援してる作者がもしもいれば、その作者あてのメッセージ(感想)をどうぞ。
 
 作者名  ( ブライト )
 メッセージ「 アムロはほんとに死んじゃったの? 」

 
問4   御大にかいてもらいたいキャラのその後などがあれば希望をかいてください。御大監督作品のならばオッケーです。           
                                  (例 アムロ 、ZZのころの彼が読んでみたい!などなど)
 キャラ ( アムロ )
メッセージ「 ZZのころの彼が読んでみたい! 」
 
問5   ザフト総選挙のなかで誰が次期隊長にふさわしいと思いますか?また、どうしてその人物を選びましたか?

 次期隊長 ( イザーク )
  理由  ( 私も猫が好き )
 
      
問6  最後に本誌への感想をどうぞ。

     「定価40円になってますね。あと少し、がんばってください。」
                                          ご協力ありがとうございました!次回発行日は四月九日です!

297 名前:通常の名無しさんの3倍 :03/12/29 14:06 ID:???
週刊少年ガンダム 第八号 アンケート用紙  (四月七日夜まで募集してます!)

問1 まだ終わって欲しくない(面白そうだった)作品を順に三つ書いてください。 またよければ感想もお願いします。
 
    作品名                       感想
  1 「民明書房傑作選 -夢路いとし、こいし先生を偲んでー」(こういう小ネタ集好きです)
  2 「ザフト史上最大の一日   -前編」(ザフトって馬鹿の集まりですね)
  3 「ギュネイガスとクェス・エア」(ギュネイの描写が良かった)

問2   好きじゃない(つまらなかった)作品を一つ書いてください。 また、理由もどうぞ。

作品名 「ブライトノア・クロニクル(上)」 (面白かったけど、少し分かり辛かった所もあったので)


問3応援してる作者がもしもいれば、その作者あてのメッセージ(感想)をどうぞ。
 
 作者名  (イザーク)
 メッセージ「後日談でもメイン4人しか目立ってないですね」

 
問4   御大にかいてもらいたいキャラのその後などがあれば希望をかいてください。御大監督作品のならばオッケーです。           
                                  (例 アムロ 、ZZのころの彼が読んでみたい!などなど)
 キャラ (レツとキッカ)
メッセージ「カツを失ってからの彼等のその後が見たい」
 
問5   ザフト総選挙のなかで誰が次期隊長にふさわしいと思いますか?また、どうしてその人物を選びましたか?

 次期隊長(ラクス・クライン)
  理由  (男臭いのが嫌だったから)
 
      
問6  最後に本誌への感想をどうぞ。

     「表紙もこの路線ならOKだと思います」
                                          ご協力ありがとうございました!次回発行日は四月九日です!

298 名前:通常の名無しさんの3倍 :04/01/01 20:19 ID:???
新年あけまして保守

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