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天下一武道大会 幕間 ~その4~

[ 第三回天下一武道会 サイドA ]

第三回天下一武道会 幕間 ~その4~

29 :幕間その4 :04/02/16 19:25 ID:???
未発表打ちきり作品
         『  焼飯の錬金術師  』     イザーク・ジュール

第一話「福田に背くもの」

人は相応の代価なしに、何かを得ることは出来ない。
何かを得るためには、同等の代価が必要となる。
それが、錬金術における等価交換の原則だ…
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

イザークとディアッカはなかのいい兄弟である。近所ではザフト兄弟と呼ばれている。彼らは呑気に暮らしていた。
そんなある日、家に帰ると同居中のミゲルが死んでいた。原因は福田だった。
其れに気がついたイザークとディアッカは人がやってはいけないといわれている禁忌の行為に手を出した。
人体練成。ミゲルをよみがえらせるために。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
自宅地下にて。錬成陣を前にした二人の会話。


イザーク「いいか?ディアッカ、材料はちゃんと用意したな」
ディアッカ「勿論。ちゃんとここに全部あるZE。人の成分であるアンモニアに炭素、窒素に・・・」
イザーク「ふむ。化学式で言うとH、O、C、N、S、P、Na、K、Cl、Ca、Fe、Mg、Pb、Znってところか・・まだまだあるけどな」
ディアッカ「んじゃ、早速作るか」
イザーク「まてまて。弟よ。人体錬成にはまだ必要なのがあるだろう?忘れたのか?錬金術の基本はナンだ?」
ディアッカ「等価交換だろ?」
イザーク「そうだ。だから、ほら。これを忘れちゃいけない。西川貴○が一人分だ」

さるぐつわをされた男を錬成陣の中央に置くイザークとディアッカ。激しく首を振って抵抗してるが彼らは無視する。
これがないとミゲルの錬成はできない。これは等価交換なのだ。
イザーク「んじゃ、はじめるか」
ディアッカ「おう」
食べかけのチャーハンを床に置いて口をナプキンでぬぐうとディアッカは、はぁ・・と息を吐いた。
隣でイザークもおなじように精神を統一させる。錬成には桁外れの集中力が要求されるのだ。

二人「ヨクボウモレベルアゲレバチョットヤソットジャミタセナイケレドゼガヒデモオネガーイシタイ」

詠唱にあわせて(別に必要ないのだが)、彼らは錬成を続けた。すると錬成陣の様子がおかしい。ほのかに光を放ち出したのだ。
成功か?息を飲む二人。が、突然、光が彼らをつつみこんだ。イザークはかわしたがディアッカは飲みこまれた。
ディアッカ「うわわ;あ;あぁぁぁぁああああ;ああ!!!!!!!」
イザーク「ディアッカァァーーーーーーー!!」

声のあらん限りを尽くして叫ぶイザーク。

そして・・数時間後。


30 :幕間その4 :04/02/16 19:28 ID:???

アスラン「んで。どうなったんだ」

場所は隣の家のアスランとニコルの家に移る。
テーブルにはアスランとイザークが向かい合う形で座っている。うつむいているイザークと飽きれたように溜息をついているアスラン。
手付かずのコーヒーとチャーハンがそこに置かれている。ニコルはそんな二人を心配そうに見つめている。

アスラン「ほら、続けろよ。それで?ディアッカが光に飲みこまれた後は?」
イザーク「もう無我夢中だった。俺は・・なんとか、あいつの魂を錬成した」
アスラン「そんなことができるとはな・・・信じられない。それでディアッカはどこにいるんだ?」
イザーク「これだ」
テーブルの上にあるチャーハンを指差した。まだ湯気がでている。出来たてといった感じでとても美味そうだ。
アスランはスプーンで少しすくってみた。さらりとしてべとついてない。強い火力でさっと炒めないとこうはならない。だが・・

アスラン「これって・・ただのチャーハンじゃないか」
イザーク「違う。これに錬成したんだ。この米粒がディアッカだ・・だから食うなよ」
アスラン「え?」
イザーク「だから、この米粒ひとつひとつがディアッカなんだよ。ちょうど部屋にあったのがこれだけだったから・・
      ちなみに構成分子はささにしき30パーセントに、こしひかり30パーセント。後はタイ米とかカリフォルニア米・・」
アスラン「・・・・・。」
ニコル 「・・・・・。」
イザーク「なんとかして人間に戻してあげたいんだ」


沈黙が続いた。とても長い沈黙だった。柱時計が3度鳴いて、次に四度鳴くまで彼らは黙りこくっていた。
西日が部屋に赤く差し込み始めた頃、ようやくアスランが口を開いた。

アスラン「食べよう」
ニコル 「あ、ボク、お茶持ってきますね」
イザーク「ちょっと待て」
                                                 第一話「福田に背くもの」完




次回予告

連合錬金術師になったイザークは米粒になったディアッカを弁当箱に詰めて旅をはじめる。彼の身体をとり返すために。
しかし彼はその最中、あらゆるものをお稲荷に変えてしまうという錬金術師に出会ってしまう。
どうしてそんな錬金術師を雇っているんだ。なんの役に立つんだ。イザークの苦悩は続く。

次回  第二話 「禁忌のお稲荷」  乞うご期待。

31 :通常の名無しさんの3倍 :04/02/16 20:28 ID:???
ワロタ。でも某スレって何処?

32 :通常の名無しさんの3倍 :04/02/16 21:36 ID:???
愚考するに>>31は本文13行目の「其れ」を某スレと読み間違えたのはないかと……


33 :通常の名無しさんの3倍 :04/02/17 06:16 ID:???
愚考するに>>32は実際に愚かで>>30の目欄を見忘れたのではないかと……

34 :32 :04/02/17 20:34 ID:???
愚考するまでもなく実際に私が愚かであったかと……
 〈 スミマセン....。     〈 スミマセンスミマセン...。 〈 コノトオリデス!
  ∨ ̄ ̄ ̄ ̄     ∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 (´Д`;)ヾ      (;´Д`)
   ∨)        (  八)         (´Д`;)、
   ((          〉 〉           ノノZ乙

でも某スレって何処?

35 :通常の名無しさんの3倍 :04/02/19 20:28 ID:???
愚考するにここは保守するべきかと……

36 :通常の名無しさんの3倍 :04/02/22 17:22 ID:???
愚考するに(ry

37 :通常の名無しさんの3倍 :04/02/25 21:18 ID:???
愚(ry

38 :通常の名無しさんの3倍 :04/02/26 01:10 ID:???
g(ry

39 :通常の名無しさんの3倍 :04/02/28 00:20 ID:???
愚考するまでもなく実際に保守が必要であったかと……

40 :通常の名無しさんの3倍 :04/02/29 14:44 ID:???
 申し上げます。申し上げます。旦那さま。あの人は、酷い。酷い。はい。厭な奴です。
悪い人です。ああ。我慢ならない。生かして置けねえ。 はい、はい。落ちついて申し上げます。
あの人を、生かして置いてはなりません。世の中の名無しの仇《かたき》です。はい、何もかも、すっかり、全部、申し上げます。
私は、あの人のIP《アイ・ピー》を知っています。すぐに抜いて差し上げます。ずたずたにクラックして、殺して下さい。
あの人は、素晴らしい人です。啓示を受ける者です。あぁ、そう。迷えるあめぞうの民を救いうまい棒と契約を交わしたひろゆきに例えてもおかしくない。
荒れくるう宇宙から艦長がみつけることのできる唯一のニュータイプのような、そんな存在の1でございました。
宇宙という深淵において1の存在はまさに輝ける純白のモビルスーツでございました。その姿は、私の目には神々しく映ったものです。
あぁ、けれど最早そんなことはどうでもいいのです。許してはおけない。そうだ。許しちゃおけねえ。

1さん、何卒、はやく、はやく続きを……

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