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第三回天下一武道会 三月十五日

[ 第三回天下一武道会 サイドA ]

第三回天下一武道会 三月十五日

528 名前:三月十五日投稿日:03/05/27 02:09 ID:???

ゆく川の流れは絶えずしてしかも元の水にあらず。


いきなり有名な古文の引用をしてみる。私はこの一節がとても好きなのだ。
日々は流れ、過ぎていくのもので、今回もこの寮から去るものがでる。
まさに無常の世界が寮の中で構築されている。規律のゆるいこの寮の中でそれだけが唯一無二の掟だろう。
脱落者。
それが誰かを書く前に、今日の1日をざっと記録しておく。
順序良く書かなければ、どうも気になる性質だ。生来、几帳面なのだろう。
それに順序を飛ばして記すと後で読み返すときに不便だし、見づらくていらいらする。
だから、なるべくなら朝から順序だてて書いておく。
・・しかし私がこの日記を読み返すことはあるんだろうか。
ないような気がするが,日記をつける行為自体は決して無意味でないと信じて今日も記しておこう。




さて、いつものようにロラン君と外の水飲み場で顔を洗い、歯を磨いた。
どこからかチチチ、とスズメの鳴き声が聞こえてきて、それが水道からでる水の音と、歯を磨く音の二つと交じり合って、朝をより意識させる。
鳴く方向をみると、2匹のスズメ・・つがいなのだろうが、それがまだ蕾の桜木の枝で仲良く鳴いていた。
控えめに、だけど、もうそこまできている春を謳歌するかのごとく。冬が去ったこの季節を。
私は丁寧に歯を磨くと、うっすらと伸びてきた髭を剃刀で剃った。外だから鏡がないので、えらく難儀した。
それでも最近の髭剃りは、あまり肌を傷つけることはないので、安心して剃ることができる。出血することはほとんどない。
「髭、っていいですよね・・」とロラン君が顔をタオルで拭きながら、私の方をみてそうしみじみといっていた。
彼は髭が好きなのだろうか・・髭フェチか?またマニアックだな。そんなくだらないことを考えながら、私はゆっくりと髭をそった。
もともと髭は濃くないし、顎のところしか生えないので、すぐに剃り終わった。
どこかがっかりしているロラン君を促して、私は朝食を取るべく寮に戻った。
最後にもう一度スズメの方を振り向くと、2匹の内、片方は既にいなかった。餌でも取りにいったのかもしれないな、と私は思った。



529 名前:三月十五日投稿日:03/05/27 02:14 ID:???


朝食は、何故かコーンフレークだった。
チョコフレークを皿に移し、それにたっぷりと牛乳を注いで、スプーンですくって食べる。アメリカンテイスト。
私は、それを一口だけ口に含んだ。そして、その味に失望した。
どうも馴染めない。まるで美味くない。それに、だいたい私はこのコーンフレークが好きではないのだ。
こういったのは味覚オンチのあの国が食べるようなもので、私のように繊細な舌の持ち主には大雑把な味過ぎて好きになれなかった。
牛乳をかけるとサクサクした触感がなくなり、ぬるっとまるでふやけたヌードルのような感覚はどうも馴染めない。
食べ物というのはある程度の歯ごたえがないと美味くない、と思うのだ。こういうのは入れ歯の年寄りが食うものだろう。
私は、ステンレス製のスプーンを皿に置いた。カチンと金属と金属がぶつかった小気味いい音が食堂に響いた。
そして、テーブルの目の前に置かれている牛乳を何気なくみた。


私はその「白いやつ」という商品名の牛乳が余り好きではなかった。値段が他のより五倍ほど高い割には味はそんなに美味くない。
牛乳好きには堪らないものだというが、どこがそんなにイイのか私にはさっぱりわからなかった。
それにそれには「アムロ・レイ」とでっかくマジックでかかれているのも気になった。
これってアムロ君の個人のやつじゃないのか?寮の冷蔵庫にはいってたものじゃないのか?
勝手に飲んでイイのかと私は疑問に思った。
もう一口だけ、コーンフレークを食べる。やはりマズイ。
大体、米が満腹感の持続力からいっても、栄養的にみても一番ベストなのだ。
パンはどうしてもスカスカしてうまくない。これは某マンガの主人公の台詞だが確かにまとを得ている。
私はパンが嫌いではなく、寧ろ好きなほうだが、やはり朝は米がいいと思った。あの白い湯気をみているだけで気分がいい。
どこかあのふわふわとたちこめる蒸気は人を幸せな気にしてくれる。これは本能的なものだろう。

さて、どうして今日に限ってコーンフレークなのか、というと今日はフラウが来ていなかったのだ。あのマジメなフラウが。
彼女は、住み込みでなく、通いだ。まだ朝焼けで東の空が赤く染まった頃に坂を昇ってやってきているのだ。
私は大抵七時か七時半には起きているのだが、彼女は六時半にはもう来ていて食堂で準備を始めているのが常だった。
だが、今朝はどういうわけかきていない。
それで、私とロランが食堂に入ったときには、ランバラルとレビルがぶつぶついっていた。
まったく年寄りは朝が早い。朝食を食べるためにいきているんじゃないだろうか?



530 名前:三月十五日投稿日:03/05/27 02:21 ID:???


とにかく、フラウの不在によって、朝食に多少は困ったが、それでもゼイタクをいわなければどうということはなかった。
こういった時のために食堂には簡単に食べれるものがストックしてあるのだ。
インスタントカレーや、インスタントラーメン、スパゲティや、冷凍チャーハン、冷凍おにぎり、その他冷凍食品などなど。
食べようと思えばこれらは寮内の共有物だから食べるのは構わない。こういう時のために買いだめしているのだから。
だが、朝からそういったものを食べるのは嫌だし、第一、作るのも面倒くさい。
解凍するのも面倒くさいとはかなりの不精だが、朝からレンジのチンと、いう音を聞きたくない。
あの極めて不快で無機質な音は、朝の独特の気だるい余韻が漂っている空気を台無しにする。それを私はとくに嫌った。
だから、仕方なく、こうして私達はコーンフレークを食べていたわけなのだが、前述した通り、あまり美味しいとは思えず、私は残した。
第一このコーンフレークの商品名が「ケロッグさん@お腹いっぱい」からして美味しそうでないと思っていたのだ。
やはりコーンフレークは「通常の栄養価の3倍」に限る。もっともそれすら最近は食べてない。私は、皿を向こうに押しのけた。
お腹がくぅ、と鳴った。腹はすいているのだ。
かといって今更別のものを食べる気にもなれなかった。

「あれ、もう食べないんですか?」テーブルを挟んで差し向かっているロランがスプーンを持ったまま聞いてきた。
「あぁ、どうもこれは私の口にはあわないよ。」
私は、そういってから椅子を引いて立ちあがり、談話室の前にある新聞を取った。

ランバラルとレビルは、早々に食事を終えて、四人掛けのクリーム色のソファにもたれかかりながら朝のテレビを興味深そうに眺めていた。
彼らはそういう洋モノを食べるのは絶対に嫌だ、と断固拒否したのだ。米と味噌汁の和食しか食べたくない、というのだ。
私が「そう言われてもこれしかないですよ。食べなくていいんですか?」、と説得したのだが、彼らは「ラマダーン」などと強がりをいっていた。
私は、そんな彼らを敢えてほうっておいた。腹が減れば、何か食うだろうし、一食ぐらい食べなくても別に死ぬわけじゃない。
テレビでは、ウィッキ-さんがオスマン・サンコンに良く似た黒人に「ぬるぽ」と声をかけて殴られていた。
朝からこんなサディスティックな番組をするとは、最近のテレビは大分変わったな、と私は妙なところで感心する。
だが、どう考えても教育上よくないだろう。これが裁判沙汰にならなければいいがな、と私はその光景をみながら思った。
カメラマンが止めにはいったところで、私はテレビを見るのを止めた。


531 名前:三月十五日投稿日:03/05/27 02:26 ID:???


また元の椅子に戻ると、まだパリッとする新聞を広げた。僅かにインクの匂いがするような気がして、私は新鮮な気になった。
ネットで記事がよめるようになっても朝に新聞を広げる時の感覚は決して味わえない。新聞には新聞のよさがある。
これが現在でも新聞が読まれているもっとも最大の理由だろう。紙による情報とは、思った以上に安心感を与えてくれるものだ。
それに新聞とはもはや1日の始まりを告げるようなもので、いわゆる目覚し時計とは別の朝を告げるアイテムと考えてよいだろう。
もはや身体のサイクルの一部分となっていて、読まないとどうも落ちつかないのだ。
そこには現在流行っている新型肺炎の猛威や、海外で活躍している選手の情報などがこと細かに載っていた。
別のページでは、どこぞの銀行に政府が介入したとか、株価が急落しているなどと嘆き哀しむようにかかれていた。
だが、それらはまるで遠くの世界の話しに見えた。まるで別の次元で今の私には関係のないことだ。四コマも今日のはつまらなかった。
それをざっと目を通して流し読みをして、折りたたむと、牛乳をコップに半分ほど移して飲んだ。
コーンフレークがあってもなくても、たいして味は変わらず、なんともやる気のない味だった。どうも馴染めない味だ。


『乳牛の差が牛乳の味の決定的な違いでないことを教えてやる』


そう書かれた自信満々なキャッチコピーを過大広告じゃないのか、と頭の隅でちらりと思う。
乳牛で味が決まらなければ、何で勝負が決まるというのだろう。絞り方だろうか。優しくソフトに絞ればイイのだろうか。
牛が感じるように巧く絞れば、それが牛の体内で微妙な変化を促し、牛乳が通常よりも美味しくなるのかもしれない。
私はそういった下らないことを考えて、いやになった。やはり牛乳よりコーヒーがいい。
相変わらず目の前では、ロラン君が白濁したものを口にいれていた。私は其れを眺めた。彼はなんでも美味そうに食べる。
私は、それがふしぎだった。彼が食べてるのは自分と同じコーンフレークだとは思えないほど、美味しそうだった。
もしかして別のじゃないのか、と一瞬思ってしまうほどに。
いや、彼がたべるから美味しそうに見えるのか。私にはどちらかは判断がつきかねた。
ロラン君が怪訝そうに顔を上げたので,私は曖昧に目を逸らして、手もとの新聞にもう一度目を落とした。


532 名前:三月十五日投稿日:03/05/27 02:33 ID:???

其の内に、廊下から人の足音が聞こえたかと思うと、すぐにブライトが食堂にはいってきた。後ろにアムロもいる。
アムロが降りてきたのを見たとき、私はふと疑問に思った。
彼はいつもフラウに食事を運んでもらっていたはずだ。ほぼ例外なく。雨の日も、風の日も。朝食も昼食も。
今日に限って何故降りてくる?
あまりに空腹で待ちきれなかっただろうか?いや、それはないと私は即座に判断した。腹がすいても部屋でじっとまっている、そういう少年だ。
何故今日に限ってはフラウ・ボウの持ってくるのを部屋で待っていなかったのだろうか。
其の理由は一つしか考えられない。
つまり、彼は今日はフラウが食事をもってこない、ということを事前に知っていたのだ。だから、階段を降りて食堂にやってきたのだ。
だが、それが何故かまでは無論わからない。フラウが事前に彼にいっていただけの事かもしれない。だが、私はそれが妙に気になった。
何故なら事前に休むということなら彼女はどうして管理人の私には何もいわないんだ?


そう頭で瞬時に判断したが、あくまで仮定に過ぎないので私はそれを顔には出さずに、彼らに挨拶をして、新聞の続きを読んだ。
ブライトが「何、食ってんの!?」とえらく気さくにロランに尋ねていた。
「コーンフレークですよ。今日はフラウさんが来ていらっしゃらないので。
僕が作ってもよかったのですが、管理人サンがそんなことしなくていい、とおっしゃたんです。けど、コーンフレークも美味しいですよ。」
ロランが律儀にそう応えていた。


「飲んだね!親父にも飲まれたことないのに!」と、アムロがテーブルの上に置きっぱなしになっていた牛乳を見て叫んだ。
誰も冷蔵庫に直してなかったのだ。すっかり忘れていた。この牛乳はアムロ君のものだったのだ。
「こんなにアムロ・レイってかいてるのに!」とアムロは憤慨した。まぁ、当然の反応だろう。誰だって自分のものを勝手に飲まれれば怒る。
が、そんなアムロを尻目にブライトがその牛乳を手にとって、口をつけて残っていたものを全部飲み干した。
「アムロ、すまんがお前のミルクをくれ。」
と、ブライトは飲み終わった後にアムロにそう告げた。口の端からこぼれたそれをハンカチで拭きながら、ブライトは満足そうだった。
そして牛乳を床に放り投げた。



533 名前:三月十五日投稿日:03/05/27 02:40 ID:???

「飲んだね!2度も飲んだ!」アムロがその空になった牛乳を拾い上げながら、ブライトを睨み付ける。
「飲んで何が悪い!これぐらいで目くじらを立てるなどお前は虫けらだ!」と、彼はめちゃくちゃな理論をいっていた。
それに、と彼は続ける。「貴様だって昨日、私のしまっていたコーヒー牛乳を飲んだろう!」
「あれはミロだよ!」
アムロとブライトの小競り合いは、いつ終わるともしれなかった。だが、あまりに低俗すぎるので、誰も干渉しなかった。
ロランは、再び残りのコーンフレークを食べ、私は新聞を読み、レビルはテレビを眺めていた。もう朝の気だるさはなくなっていた。
気だるさの変わりに騒々しさ、朝特有のあわただしい空気にいつのまにか変わっていた。無論、かえたのはこの二人だ。
そうこうしている内に二人とも朝から言い争うのが馬鹿らしくなったのか、静かになった。
しかし、もしもこの言葉がなかったら後,三十分は続いていただろう。いつのまにかやってきた彼は、その争いをみてこういった。



「ミルクなら俺のをあまさず飲まないか?」



そこでその会話はすぐさま打ち切られて、五分後にはアムロとブライトは仲良くカップラーメンを啜っていた。
ズルズルとまるで小池さんのようにラーメンの麺をすするブライトに私は、以前もっていた真面目という印象がなくなった。
アムロは、食堂の隅でぶつぶつ文句をいいながら、同じようにラーメンを食べていた。
拗ねているらしくて、牛乳の件で責任を感じているらしいロランが麦茶を持っていても、ありがとうの一言もなかった。
そんなアムロを尻目にソファに座っていたブライトがカップラーメンを片手にテレビを見て、「おい、みんな。フラメンコの群れだ。」といっていた。
目をやると、確かにテレビにはそれらしい鳥が数十羽まとめて優雅に空を飛んでいるシーンが映し出されていた。
ブライトは「撮影を許可するぞ」などといっていたが、無論誰もこんな映像を録画する気はなかったので動かなかった。
ブライトは自分で録画ボタンを押して悦に入っていた。鳥フェチなのだろうか。それにしてもあれはフラメンコじゃなくてフラミンゴだろう。
私は何食わぬ顔をしながら心の中で突っ込んでいた。無論、口には出さなかったが。




534 名前:三月十五日投稿日:03/05/27 02:42 ID:???




そんなやけに精神的に疲れる朝食を取り終わると、さっさと部屋に戻った私は、パソコンを起動させた。
メールをチェックするためだ。そこには、会長からメールが入っていた。
それに書かれていた名前を確認してから私は、赤紙を取り出した。メールに書かれている名前が今回の打ち切り作家なのだ。

そこに、一筆さらさらと言葉を書く。これは電報と同じと考えてもらえればいいかもしれない。
昔の話で今はどうだかしらないが、大学受験などに合格すると電報で知らされたものだ。
東京大学は「イチョウナミキガ君ヲ待ツ」
奈良大学かどこかは「大仏ホホエム」
鹿児島は「桜島噴火」などなど。もっとも一般的には「サクラサク」がよく知られているだろう。
そういった風情のある文句を書くとどこかもらった方もいいものだ。たとえ、それが不合格などでも。
ただ、落ちた、と書かれてるよりも、「サクラチル」の方が多少はいい。まぁ、送る方のエゴかもしれないが。

だから、赤紙にはそういったフレーズを書くことになっていた。
カイの時には「ミハルガ君ヲ待ツ」だったし、ギャバンには「ザク>>>(決して超えられない壁)>>ボルジャーノン」だった。
そして、今回の脱落者にはこう書くことにした。

「キシリアニ壷届カズ」

私はそれを筆ペンで丁寧に楷書体で書くと、その手紙を持って部屋を出た。
それを届けた後は、カイ達との前回とあまり変わらなかった、とだけ日記では書いておこう。

その後、私は雑誌の公式ホームページの更新をした。
アンケート結果の発表と打ち切りを載せるためだ。
以下、そのサイトからの転載。


535 名前:三月十五日投稿日:03/05/27 02:43 ID:???


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    【  週刊少年ガンダム第二号アンケート結果   】

 総合順位                          一位  二位  三位   人気   アンチ票     総得点
                                (5点) (3点)  (1点)        (-3点)

  
1  『ニコルとディアッカと隊長と俺の関係 』     3     4   2     2      0         29

2  『くそみそロランの奇妙な関係』           1 4 2 3 0 19

3  『世界で一つだけの任務』              1 1 1 1 0 9

4  『時を駈ける少女』                   1 0 3 0 1 6

5  『 魁!連邦塾! 』      1 0 1 3 0 6

6  『パプテマス・シロッコによろしく 』          2 0 0 1 2 4

7  『 ∀の鼓動 』                     1 3 1 2 4 3

8  『 沈黙の艦隊 』                  1 0 0 0 1 3

9  『クッキンググフ』             1 0 1 0 2 0


うち切り「マクベの碁」 0 0 0 0 1 -3



536 名前:アンケート結果投稿日:03/05/27 02:48 ID:???



編集者から今週を振り返って一言。

アオリ文に対する評価が少しだけあがったことをまずは喜びたい。
これは編集者としては最大の喜びである。次回も頑張るので読者の方にはお待ち願いたいと思う。


さて今回の結果だが、前回五位だったイザークが首位を奪還したことに特に注目したい。
今回はダントツの人気だった。アンチ票もなく、まさに一人天下だったといえるだろう。
最後に出てきた隊長がどうも読者の心を掴んだようだった。
そして2位には、前回一位のグエンが、3位には2位だったスレンダーが着けた。
グエンはテレビのインタビューも受けるなど、一部に熱狂的なファンがついている。スレンダーのファンもそうだが。
まぁ、この辺りは安定している。グエンとイザークとスレンダーの3強の争いが今後も続きそうだ。
その他、下位部門のほうも、妥当と思われる順位にそれぞれ落ちついただろう。
だが、常に一発勝負のこの雑誌では前回の順位などなんの考慮もされないということも改めて明記しておく。


アンチ票は比較的分散していたが、ロランに一番来たのは意外だった。
これは彼が嫌いというより、あまり少年誌的なアクション的な要素がないのが原因だろう。堅い文章がいけない。
この辺の改善をしなければ彼のうち切りもありうるだろう。次回に期待したい。
クッキングフもかなりヤバイ人気だった。ランバラルはまた作風を変えなければならないかもしれない。
だが、今回のうち切りがマクベだ。彼に対する人気が0だったのは、実に残念だ。
これから、伸びそうなキャラだっただけに新芽を摘み取るような哀しさを個人的に覚えた。
しかしこれもこの業界にとっては仕方のないことだ。壷はわれてしまった。ジ・エンドだ。


それでは最後に先週と同じく雑誌の感想に対する返答を載せることにする。



537 名前:アンケート結果投稿日:03/05/27 02:52 ID:???


>>456 
  ありがとう。アオリを考えるのは疲れるが・・君のような助けが要る・・

>>457
  表紙がキモイか・・会長が哀しむな・・彼は自信満々だったから
  残念だが、わが雑誌には美少女などを使う予算はない・・マガ○ンと違ってな・・まぁ、考慮しておく・・

>>458
  みんな生き残るのに必死だ。あと彼が誰か、という質問には今は答えられないな。
  次週も買ってくれ。そしたらわかるかもしれない。
>>459
  五作品?しかし、いずれ五作品以下になってしまうからな・・3作品がちょうどいいと思うが・・
  しかし貴重な意見として参考にしておく。ありがとう。ロランの作風が好きといってくれるのは感謝する。
  あぁいった作品はどうも受けが悪い・・わかりにくいからだろう。

>>460
 読者の声は,まさに至言だ。だから作者の一言の件についてはこちらから感謝したいぐらいだ。あれは盲点だった。
 ストーリー作家陣は大変そうだ。なんせ伏線を貼っても面白くなかったら終わりというのは辛い。
 だから、結構考えるのも厳しい。これからもストーリー作家を応援してくれると嬉しい。

>>461
 面白い・・そういってもらえると実に嬉しい。正直な所、不安だったからな・・
>>462
 むしろ表紙があれだから会社で読んで欲しいな。一目置かれること間違いなし。マジで。



538 名前:アンケート結果投稿日:03/05/27 02:56 ID:???


>>463
 女性作家・・私も欲しい。超欲しい。なんで誰も書いてくれなかったんだ、と逆に謝罪と(略
>>464
 巻末コメント・・誰のことだろうか?だが、いずれにしてもそういうコメントしてたら消えるだろう。
 だから待って欲しい。ロケットでつきぬけるまで。
 
>>465
 表紙の評判は本当に悪いな・・やはり男ではダメか・・
 アオリ文、誉めていただけるとホッとする。成長したいとは思ってるんだが・・
 あと、魁!連邦軍、ネタがふるいのでわかってくれれば嬉しい。

>>466
 編集にかけてる時間か・・まぁ、アオリだけの私は1時間もかからないが。
 色々全てを考えるのはやはり文章にするのに4時間はかかるな。。スキャンやら掲載順やら・・ネタやら・・
 まぁ、とにかく忙しい。ランバラルに哀愁が漂っているのは私も思う。
 
>>467
 レベルアップしてる。。そういってくれればこちらとしては嬉しいな。
 なんせ進化する雑誌、というのがテーマの一つだから。
 



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


539 名前:アンケート結果投稿日:03/05/27 03:01 ID:???


さて、今日は以上だ。
マ・クベの去り際は実に男らしかった。会長に連れられるシーンはやはりドナドナ的だったが。
フラウは結局今日は帰ってこなかった。まぁ明日には帰ってくるだろう、と私は楽観しているが。

それより明日は第3号の創刊日だ。また、忙しくなる。今日は何人かは徹夜で作品を仕上げていることだろう。
そして、明日新しい雑誌が出て、アンケートを取れば次に消える人物も決まる。それをほんの少しだけ気の毒に思う。
だが、人の出会いは別れと直結しているのだから、それもまた運命なのだ。消えるあぶくがあれば、浮かぶ泡もある。
それが人の世の常だ。
では最後に、ここに冒頭と同じ一節を引用して今日の結びとしておこう。



淀みに浮かぶ泡沫は
かつ消えかつ結びて
久しくとどまりたる例しなし

世の中にある人と住処と
またかくの如し



(十五日目終了)

540 名前:名無しさん@お腹いっぱい。投稿日:03/05/27 03:13 ID:???
>1
いつもROMってますが始めて感想を・・・
ところどころに出てくる台詞がとくに
(≧∀≦)/イイ!!
1さんは1st好きなのね・・・今度はアンケートかきまふ

541 名前:名無しさん@お腹いっぱい。投稿日:03/05/27 03:21 ID:???
マよ……アデュー

542 名前:名無しさん@お腹いっぱい。投稿日:03/05/27 03:57 ID:???
ん~!
素敵な夜をありがとう!
1さん!

543 名前:名無しさん@お腹いっぱい。投稿日:03/05/28 02:06 ID:JhtnbFPf
保守!

544 名前:山崎渉投稿日:03/05/28 17:10 ID:???
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      山崎渉

545 名前:名無しさん@お腹いっぱい。投稿日:03/05/28 19:59 ID:???
させんよ

546 名前:名無しさん@お腹いっぱい。投稿日:03/05/29 02:37 ID:???
深夜保守、やっぱ1さんはおもろいなあ・・

547 名前:名無しさん@お腹いっぱい。投稿日:03/05/29 18:24 ID:g7kdj8Qc
哀しいけど、アゲ保守なのよね。

548 名前:名無しさん@お腹いっぱい。投稿日:03/05/29 22:18 ID:???
教祖と信者の馴れ合い会場はこちらです

549 名前:名無しさん@お腹いっぱい。投稿日:03/05/30 16:21 ID:???
楽しめる価値があるものを楽しんで何が悪い

保守だ

550 名前:名無しさん@お腹いっぱい。投稿日:03/05/31 01:09 ID:???
ほしゅそういちろう・・・


ごめん

551 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:03/05/31 20:18 ID:???
ホス

552 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:03/06/01 17:21 ID:???
定期age

553 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:03/06/01 20:50 ID:JIiLCwF2
前スレ誰か保存してないのか?
最終回が・・・・・・・・

554 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:03/06/02 00:14 ID:???
新シャアに立てられたスレに貼られた倉庫にあったよ
一部リンクが切れてるけど、前スレはあるみたい
http://tenkaichi.fc2web.com/

555 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:03/06/02 01:05 ID:???
>>554
ありがとう、最終回やっと見れたよ・・・

556 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:03/06/02 16:26 ID:OYHJtd4K
>>555  本当にようやくだね。お疲れ・・

557 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:03/06/03 23:01 ID:???
保守、と

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