第二回天下一武道会 第十一章 (7)
[ 第二回天下一武道会 ]
- 439 名前: 1 投稿日: 02/12/13 23:43 ID:???
ロランはソシエが去っていくのを見送ると、通路の扉にもたれ掛かって深い溜息をついた。
彼女に伝えたいことは全て伝えたつもりだ。
それをどう受け取るか、はお嬢さんが考えることだろう。
ロランは拳銃の重みを確かめるようにそっと右手で、腰にさしてあるそれを掴む。
その冷たい感触をロランは再確認する。てのひらに吸い付くような感覚を感じる。
ひっくり返してみたり、銃口を覗き込む。中は真っ暗で何もみえない。
ロランは考える。
この引き金を引くだけで、人間はあっという間に死んでしまんだ。
拳銃は、まるで裁判官の持つハンマーのような断定性をもっている。
それを使うのは、あまり気持ちのいいものではない。
けれど、自分が生きるためには使わざるを得ない。
そういうのって僕のエゴなのかな、ロランは考える。
そんな事をいったら全てが全てエゴでかたずけられてしまうけれど。
僕の思いも。みんなの願いも。
- 440 名前: 1 投稿日: 02/12/13 23:47 ID:???
エゴというのは絶対悪ではない。
けれど、それに気付くにはロランは若すぎる。
ロランはそこで軽く咳き込んだ。
喉に手を当てる。熱は少しずつ悪化しているようだ。
それにまだ寒い。
ノーマルスーツがあれば大分違うんだけどな・・・そう思う。
監禁されていた僕らにそんな余裕があるわけはなかった。
現在、ロランは淡い薄手のロングシャツとその下にTシャツ、それに継ぎはぎをした紺のズボンといった格好である。
出発前に、ソシエお嬢さんに「新しいズボン買いなさいよ!お給金なににつかってるの?」と嫌味いわれたけど。
この継ぎをあてたズボンは、僕の思い出がつまっているから捨てられない。
それにキチンと洗濯しているから汚れていない。
ロランは冷静に現在の状況を考える。
ジオン兵はきっとノーマルスーツ着用しているはずだ。銃も自動小銃など軍用のものだろう。
しかも一人や、2人ではない。いくら人数が少ないといってもまだ20人以上いるはずだ。
これはどう考えても分が悪かった。
常識で考えて、勝ち目があるはずがない。
だけど、ここの一本道ということを利用すれば、なんとか1,2分は時間を稼げるはずだ。
倒す必要はない。時間を稼ぐ。
それで充分だった。今は一分一秒でも長く、彼等を食い止める必要がある。それだけ希望も強くなる。
ロランは拳銃が小刻みに震えているのに気が付く。
いや、それは自分の手が微かに震えているのだ。
- 441 名前: 1 投稿日: 02/12/13 23:51 ID:???
僕は怖がっている。
死ぬことを。僕はイメージしている。
それは海に流れ出る激流の渦のようなものだ。
激しく渦巻いているそれは落ちてきたものを決して浮かび上がらせたりはしない。
その渦は貪欲に生命を飲み込み、意識は消失してしまうだろう。
意識の喪失。
その恐怖に足が竦む。気が付くと僕は膝までもう水に浸かっている。
這い上がろうとしても足は動かない。
そこまで考えたとき頭痛がまた少年を襲った。思わずロランはうずくまる。
今度は今までと違い、頭が割れそうなほどの痛みだ。痛みで、生理的な涙が出る。
まるで自分の中で誰かが暴れまわっているような不条理的な痛みにロランはうめいた。
そしてロランは声を聞く。男の声でも、女の声でもない。
え・・怖く・・ない・・・?
その囁きは、ロランの全身を一気に駆け抜ける。
- 442 名前: 1 投稿日: 02/12/13 23:55 ID:???
頭痛はまた波のように去っていった。
けれど動悸はおさまらない。ロランの心臓は激しく鐘をうっている。
落ち着いて深呼吸する。
息を吸って、吐く。また吸って、ゆっくりと吐く。身体の奥の恐怖と一緒に。
それを何度か繰り返す。その息遣いの中に生命の一片を知覚する。
心臓の鼓動はゆっくりと収まる。手の震えも収まってくる。
ロランはまた平静を取り戻す。
- 443 名前: 1 投稿日: 02/12/13 23:58 ID:???
その時お腹がかすかに鳴った。
ロランは、その音で、自分がお腹がすいていることに気が付いた。
ロランはそんな自分に少し驚いた。僕は、この状況で食欲を感じることができる。
それが彼を嬉しくさせた。
まだ人間的な感覚がしっかり残っていることが嬉しかったのだ。
僕の身体はまだ生きたがっている。
けれど、もちろん食べる物はないしそんな余裕もない。
だけど想像することはできる。
ロランは地球での昔の、なにげない日常を思い浮かべる。
キースの作ったパンが食べたいと思う。
熱々の焼きたてパンにバターをたっぷり塗って、かぶりつく。
甘く香ばしい焼きたてパンの独特の匂いが鼻腔をくすぐる。
もちろんハチミツをかけてもおいしいだろう。なにもつけずに食べてもおいしいけれど。
そしてそれを口の中にほう張りながら、新鮮な冷たいミルクを飲むんだ。
一杯目はいっきに、二杯目は自然の風味を楽しみながらゆっくりと。
あとクリームパンもいいな。甘いのが、好きなんだ。
もちろんお嬢さん達のために何個か包んでもらう。
そして食べ終わった後はキースと昔話をして笑って、僕は運転手で・・・
そこまで考えたとき、もう一度ぐぅ、とお腹が鳴った。
ロランは、可笑しかった。
- 444 名前: 1 投稿日: 02/12/14 00:02 ID:???
そんなとりとめもないことを考えながら、Sブロックの扉にもたれかかっている。
背中に感じる冷たい金属の感触が、ロランを現実に繋ぎとめる。
頭痛は治まった。
これは風邪の所為の頭痛とは種類が違うとロランは思う。
けど、あの痛みが何か大事なことを自分に伝えている。そんな気がする。
確かに何かをロランはきいた。
けれどそれが何かはわからない。
その声はあまりにか細く、小さくてどれだけ集中しても聞くことができない。
ロランは諦めて、20メートルはあるであろう細長い通路を眺める。
あの向こう側の扉が開くのを待つ。
もう時間からいっても、はいってくるはずだ。拳銃をもっていなくちゃ・・
そうロランが考え、ロランが腰の拳銃を再び手にしたときだった。
Rブロックのドアが、スッと開きジオン兵の姿が見えた。
- 445 名前: 1 投稿日: 02/12/14 00:04 ID:???
素早くロランは持っていた拳銃を撃ち放った。
拳銃から確かな振動が伝わり、音が響く。
それは狭窄的な視野を持った政治家のような断定感をやはり、ロランに与えた。
この感覚はどうあがいても好きになれそうにないと思う。
ジオン兵達が慌てて通路の影に隠れる。待ち伏せに気が付いたらしい。
ロランは叫ぶ。
「今のは警告です!ここは通させません!どうか退いてください!」
そう呼びかけた。
けれど、その声はなんだか誰にも届かないように思えた。
「僕らはミライ艦長を助けるんです!」
そう声を張って、もう一度、呼び掛ける。
その声に、向こうにいるジオン兵の何人かが微かに動揺したかにみえた。
けれど、それはやはり一瞬だ。
- 446 名前: 1 投稿日: 02/12/14 00:07 ID:???
チュン!
ジオン兵が撃った弾丸がロランの頬をかすめ、そこに一筋の傷を残す。褐色の肌に血が少しにじんだ。
ロランは通路の出っ張りを盾にして、弾丸をやり過ごす。
彼らは、一瞬迷ったが、やはりジオンにいたほうが安心だと判断したのだろう。弾丸がその返事というわけだ。
「こんな事では・・いつまでたっても僕らは目覚めませんよ!」
やるせなさで、ロランの目から涙が零れ落ちる。もちろんこんなに簡単に説得が上手くいくとは思わない。
けれど・・けれど・・
無性に哀しかった。
人とは、お互いにこれほど分かり合えないものなのだろうか。
けれど、ロラン・セアックは思う。
けれどそれが不完全な人間の現れなんだろうと思う。
不安定で、脆くて、おろかしい。
けれど、あたたかくて、いとおしくて、しかたがない。そんな存在。
月がそんな風に思って僕らを守ってくれているのをロランは認識できる。
もちろん現実として月が庇ってくれるわけではない。だけど。
それは象徴として確かに、僕らを、繭を保護している。
太陽から、その熱量から、残酷なまでの激しい光から。
銃撃戦はこうしてこの通路で、唐突に始まった。
そしてこの唐突に起きた銃撃戦は、やはり唐突に終わることになる。
- 447 名前: 1 投稿日: 02/12/14 00:10 ID:???
「シーマ・・仇は討ってやるからな・・」
スレッガーは、一人そんな思いを胸にブリッジへと向かっていた。
もちろん、彼女を処刑したギレンに復讐するためだ。
そのために彼はかつての戦友であるミライ奪還には加わらなかった。
それはハリー達にまかしておけばいい。俺にはオレのすることがある。
「俺はあいにく人の女を助けるよりは、自分の女のために動きたいんでね」
誰に説明するわけでもなく、スレッガーは呟いた。
リフトグリップを持つ手に力が入った。
気が付くと曲がり角に差し掛かっていた。
スレッガーはレールが途切れている2,3メートル前のところで減速する。
身体の慣性運動を殺しつつも方向のベクトルを乱さないで、次のグリップを掴んだ。
- 448 名前: 1 投稿日: 02/12/14 00:13 ID:???
それにしても・・どうして俺を一緒に処刑しなかったんだ?
再び次のグリップで身体を水平に移動させながらスレッガーは考える。
俺もシーマの計画の一員になる予定だったし、尋問されたとき素直にそう答えた。
だけど、宇宙漂流で処刑されたのはシーマだけだった。何故彼女だけなんだ?
そこにギレンのなにかしらの作為を感じるのだ。
もっとも考えても、あんな独裁的思考をもった人間の思考などわからないだろうが。
わかりたくもないがな、スレッガーは吐き捨てた。
天井をみる。仕官部屋と同じ様にやはり無機質でなんの印象もあたえないつくりだ。
けれど、スレッガーは天井が少しづつ有機的になってきていると感じた。
命を吸っている・・・?
いや、きのせいだよな・・
スレッガーはそう頭を振った。どうやら思ったよりナーバスになっているらしい。
- 449 名前: 1 投稿日: 02/12/14 00:16 ID:???
そんなことを考えているうちにスレッガーはブリッジについた。
誰にも会わなかった。こんなことは普通ありえない。
これはやはり艦内の統率が取れていないのが原因であろう、とスレッガーは思った。
それとも・・・これは罠か?
慎重に中を覗き込む。
幸いジオン兵の大部分は、まだドックの方にいるらしくここにはオペレーターが一人とランバラルしかいない。
となるとドックで兵を指揮しているのはスタンバ・ハロイか?それなら兵の鈍さも納得がいく。
ランバラルはモニターをみてなにか考えている。こちらにはまったく気がついていない。
彼らもまさかブリッジに敵がくるとは思ってないらしい。迂闊である。
ギレンがいない・・?
スレッガーはブリッジの中をざっと確認すると、その点に疑問に思った。
どうしていないんだ?
こんな反乱が起きているのにギレンがランバラルに指揮権を委ねているというのか?何故?
ランバラルが艦内マイクにさけんだ。
「総員に告ぐ!捕虜はSブロックに向かっているものと思われる。ミライ奪取が目的だ!
至急Sブロックに向かい、連邦の残党兵を始末せよ!」
気付かれたか・・スレッガーは舌打ちをして、ハリーたちを思った。
だが、ランバラルは、こちらには依然気がついていない。チャンスだ。
スレッガーはブリッジに踊り出た。
- 450 名前: 1 投稿日: 02/12/14 00:21 ID:???
スレッガーはブリッジに侵入するや否や、素早く拳銃を一発撃つ。
それは、ランバラルの命令を伝達していたオペレーターの背中を、正確に撃ちぬいた。
ランバラルがオペレーターをみて、一瞬目を見開き、その後振り返りスレッガーの姿を確認する。
彼は、既に腰から拳銃を抜いている。この辺の動きは流石に百戦錬磨なだけはあった。
- 451 名前: 1 投稿日: 02/12/14 00:23 ID:???
ランバラルはスレッガーがオペレーターを撃った時に己の迂闊さを恥じた。
こんなところまで敵の接近を許すとは!
無様だ、彼は思った。
長い戦歴の中で、ここまで自分が失態を犯したことがあっただろうか?
蒼い巨星といわれたころからもうかなりの時が過ぎている。
自分の戦場の勘というのは最早、大部分が損なわれていることを自覚した。
(蒼い巨星も地におちたもんだ・・・。)
そう呟くと、自嘲気味に笑った。実戦から離れている時間が長すぎたのだろう。
戦士としての精神は損なわれてなくとも、鋭敏な感覚はもはや自分にはないことを彼は悟った。
それは軍人にとって命取りになる。
- 452 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/12/14 00:23
ID:???
-
- 453 名前: 1 投稿日: 02/12/14 00:28 ID:???
スレッガーとランバラルは2人とも硬直した状態にはいった。
両者とも拳銃を相手の胸に照準をつけて、向かい合う。近い。
この距離では先に引き金に指をかけたほうが勝ちだ。かわせない。
スレッガーが口を開く。
「・・ギレンはどこか教えてくれれば、命は助けてやるぜぇ?」
あんた自身は中々の男だから殺すには惜しい、スレッガーは付け加えてそういった。
スレッガーは、ランバラルが自分達捕虜に好感を持っていることに気付いていた。
でなければ交渉があんなに開かれることはない。ギレンの性格からいって。
ランバラルが仲介したのだろう。それは容易に推察できた。
だから最初に彼を撃たなかったのだ。
スレッガーの標的はあくまでギレンである。
奴を探し出して、その何もかも悟ったような冷徹な目を恐怖に震わせてやる。
シーマが味わった以上の恐怖を与えてやる。
そして何故自分は処刑しなかったのか聞く必要もある。
スレッガーはそのためにこんな危険を冒したのだ。
- 454 名前: 1 投稿日: 02/12/14 00:34 ID:???
「・・ハハ、それはありがたいが自分はジオン公国の軍人だ。そして閣下に忠誠を誓っている。」
ランバラルがそう答えた。
そこには確固たる意思が込められていた。
「そうか・・。あんたならそういうと思ったよ。」
スレッガーが溜息交じりに、そういった。
「仕方ねえな。しらみつぶしに探すとするよ・・。」
その言葉が文字通り引き金となった。
2人は同時に動いた。同時に引き金を引き、刹那の瞬間にそれぞれの愛しい女性を思う。
ランバラルはハモンを、スレッガーはシーマを。
それはまさしく刹那だ。
だが、そのコンマの世界にランバラルはハモンと自分の間の子供が見えた気がした・・あれは・・あの・・少年?
違う!子供はいない!じゃあなんだ?あれは願望とでもいうのか!
それは・・・・・
意識がぶつかりあい、弾けた。
- 455 名前: 1 投稿日: 02/12/14 00:39 ID:???
ギレンは笑っていた。彼がこんなに愉快げに笑う姿などみたものは誰もいないだろう。
この場に誰かがいたら、奇妙におもうに違いない。彼はそんな風に自分の感情をだすことはないのだ。
しかし、彼がいる場所も、彼が笑うのと同じく奇妙であった。
なにせ部屋全体が灰色に塗り潰された部屋に彼はいた。
それはシルバーというよりは、どんよりとした陰鬱な灰色だ。
この部屋は何もかも閉鎖されている印象を与える。
閉塞感・・圧迫感をまるで部屋中に具現化して敷きつめているようだ。息苦しい。
壁の一面にはめ込まれた巨大ディスプレイが、何かのデータをはじき出している。
それ以外には何もない。暗いその部屋でディスプレーだけが明かりをはなっている。
いや、ほのかに部屋全体が光りを放っている。ごく微量だが、それでも感知できる光だ。
ここが、艦長室ではないのは確かだ。
ではいったいどこだ?
- 456 名前: 1 投稿日: 02/12/14 00:48 ID:???
その巨大モニターは艦内の様々な様子を映し出していた。
ドックや、ブリッジ、デッキにミーティングルーム・・。
その映像の中には、ロラン・セアックの姿が映っているものもある。
細長い通路がモニターに映っている。
ロランは、ぐったりと糸が切れたように床に腰をおろして、ドアにもたれ掛かっている。
彼がもたれ掛かっているドアの上の方には無数の弾痕があり、血液がべっとりと付着している。
ロランの白いシャツには、左胸の付近に真っ赤な染みが決定的に滲み出ていた。
もとが白いぶん、シャツは異質的な赤さを何重にも強調している。
彼はピクリとも動かない。俯いている彼のその瞼は、しっかりと閉じられている。
拳銃は彼の手のひらからこぼれて落ちている。
ロランの顔は傷がなくて、まるで遊びつかれて眠っている子供のように見えた。
ただ呼吸をしていないだけだ。
- 457 名前: 1 投稿日: 02/12/14 00:51 ID:???
更にその上にはブリッジの様子も映し出されている。
そこには三人の人間が倒れていた。彼らもまた微動だに動かない。
死んでいる。
その光景は、よくできた映画のワンシーンのような完結性をもっていた。
けれどこれは映画ではない。現実に起きている光景なのだ。
ただモニター越しで見ると、その現実性は乖離してしまっている。
地球の官僚が、真面目に宇宙に住む人類のことを考えるのと同じぐらいにそれは非現実的であった。
またその隣の映像には士官室の映像だ。
室内は暗く、ほのかにベッドサイドだけが明かりを燈していた。
少年が、床に横たわっている一人の女性に口づけている様がそこでは照らし出されていた。
暗闇の中で唯一揺らめくように浮かぶそれは、何か神聖な儀式のように思える。
まるで引き裂かれているその女性の胎内から、その少年が生まれたような。
けれど総体的にこの空間には、哀しみが質量をもって深く沈みこんでいる。
少年はそっと唇を離した。そして唇についた彼女の血を、舌を出して舐める。
そして少年は立ち上がると、ベッドの方に消えていった。
モニターは死んでしまった女性をずっと映し出している。
ギレンはそれらの映像を、中央に設置された椅子に座って満足そうに眺めていた。
物事は彼の思惑どうりに進行している。
- 458 名前: 1 投稿日: 02/12/14 00:53 ID:???
背後で誰かがこの部屋にはいってきた気配がした。
こちらに歩いてくる音がする。
ギレンはそれが誰かはわかっていた。だから振り向かなかった。
その人物はギレンの座っている椅子の真後ろまでくると、ピタッと立ち止まる。
モニターに目を見据えたまま、ギレンは背後にいる人物に愉快そうに語りかける。
「遅かったな・・・ニュータイプ?」
アムロ・レイは無言でギレンの後頭部に拳銃を突きつけた。
- 459 名前: 1 投稿日: 02/12/14 00:55 ID:???
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次回で11章は終わります。それでは・・
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- 460 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/12/14 01:01
ID:???
- >>1さん乙!
あ~、もう面白いなあ! なんでこんなに巧いんですかぁ?
- 461 名前: 。・°°・(≧□≦)・°°・。 投稿日: 02/12/14
01:02 ID:???
- なんとリアルタイム!
1さん乙。そして
み ん な 死 ん で い く の ね ・ ・ ・ 。
- 462 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/12/14 01:05
ID:???
- 乙~
- 463 名前: ほげら~ 投稿日: 02/12/14 01:07
ID:???
- 初めてのリアルタイム。
なんかやっとアムロとギレンの時間がきたなぁ。
1さん、サンクス。
名古屋は死ぬほどさむいです。
といっても当節、沖縄以外では大抵全国どこでも寒いんだけどさ。
んじゃ、身体に気ぃつけてくださいよぉ。おやすみなさい。
- 464 名前: kanrinin 投稿日: 02/12/14 01:12
ID:???
- スレッガーが素直にかっこいい!
と思ったけど今はsageるしかない。
今日は一人~♪
- 465 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/12/14 01:27
ID:???
- これがガルマといっしょにボケ役に回っていたギレンかw
- 466 名前: 通常の名無しさんの3分の1 投稿日: 02/12/14 01:40
ID:???
- スレッガーとランバ・ラル、相打ちか・・・・・・。ロランも死んだ・・・・・・。
そして、アムロとギレンの対決。
1さん、あなたは本当に上手い! 一体何者なのかと思うくらい。
次回も楽しみにしています。
- 467 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/12/14 02:00
ID:???
- ロラン死んでしまったのは悲しい・・・。
ランバ・ラルはダイクン派ではなかったの・・・・。
等思いながらもめちゃ面白いですよ・・・。
お疲れ様です。
- 468 名前: 409 投稿日: 02/12/14 03:16
ID:???
- 1さん、お疲れ様です!
前回の私の暴言をお許しください。
今回の話はとても楽しく読むことが出来ました。
数々の伏線がどのように収束していくのかこれからがとても楽しみです。
11章最終話楽しみに待ってます!
- 469 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/12/14 04:26
ID:???
- >「遅かったな・・・ニュータイプ?」
>アムロ・レイは無言でギレンの後頭部に拳銃を突きつけた。
むちゃくちゃかっこいいんですけども。
あーしかしほんといいトコで止めるなあ(w
原作でアムロとギレンが対峙することってなかったよね?
- 470 名前: 。・°°・(≧□≦)・°°・。 投稿日: 02/12/14
05:51 ID:???
- そしていなくなったシャアは次に出てくるのか?
奴は一体何をやっているのやら・・・・・
気のせいか禿げの予感が・・・・・いや、気のせいだろう・・。
- 471 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/12/14 06:58
ID:???
た ま ら ん !
- 472 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/12/14 09:26
ID:???
- うへぇ!面白すぎる!たまらん!
- 473 名前: ろうろん 投稿日: 02/12/14 10:49
ID:???
- 嗚呼、ロランもハリーもやられてしまった・・・・
そういえば最初の話では写真にはアムロ1人しか
写ってなかったからギレン死んでしまうのか・・・・?
このあとの展開に凄く期待してます、>>1さん
- 474 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/12/14 12:27
ID:???
- >>473
>その報告書には2枚の写真が貼り付けられている。
>一枚目は報告書の最初のページに貼り付けてあり、二枚目は最後のページに貼り付けてある。
>一枚目のは・・・どこかのドッグの上だと推測される場所に、およそ二十人の人間が映っている。
>みな屈託なく笑っている。が、どこかに違和感を感じさせる・・そんな写真だ。
>最後のページにある二枚目の写真には・・一人しかうつっていない。
>その人物は笑っているが、どこか哀しげな印象を見る人に与える。
迂闊なり。特定はされてないぞ。
- 475 名前: 1 投稿日: 02/12/14 23:23 ID:???
- >>463
有難うございます。あったかい沖縄にほんと住みたいです。
名古屋も寒いんですね・・春が待ち遠しいです。
>>467さん
>ランバ・ラルはダイクン派ではなかったの・・・・。
感想有難うございます。えーと、これは僕の説明不足でした。軽く補足です。。
派閥というのは、この新生ジオン公国にはありませんでした。
何故なら、初めからギレンによって再生した、新生ジオン公国ではダイクン派はまず存在できないからです。
仮に存在できても、新生ジオン公国という組織そのものが、まだ脆弱である以上、派閥間の対立は、ランバラルにとっても好ましくなかったのです。
かといってダンクン派でありつづけるためにジオンを抜けるという選択肢は、一年戦争時、ジオンのために死んでいった部下を考えるとランバラルにはできない行為でした。
ゆえに彼は、とりあえず派閥は抜きにして、ジオン公国のために尽くすという考えに至ったのです。
ですからランバラルはギレンというよりは・・ジオン公国それ自体に忠誠を誓っていた、というわけです。
そして一度忠誠を誓ったからには裏切らないのがランバラルという軍人であるから、スレッガーの提案をあんな風に断ったのです。
と、まあ、長いですが・・(汗)
ランバラルにはこういう裏事情があったと思ってくださると嬉しいです。
もっと11章の中で詳しく説明できればよかったのですが、どうもすいません。
>>468
暴言なんかじゃありませんよ?許すだなんてとんでもない。あの感想は、私にとっていい勉強になりました。本当に。
けど、今度はお褒めの言葉有難うございます(笑)。
>>469
確かないです。
ギレンは指導者の立場ですから、あの当時、一兵士であるアムロには対峙してません。
いいとこで止めてすいません(笑)。もう少しお待ちください。
皆様、沢山のレス有難うございます。嬉しいです。
ほんと励みになっています。こんなに沢山レスいただけて・・・
まだ次のは時間がかかりますが、マターりお待ちくださると助かります。それでは・・
- 476 名前: kanrinin 投稿日: 02/12/15 00:31
ID:Bi+1zuYT
- 本当にマズイ気がするのでage
- 477 名前: 褐色のおじさん 投稿日: 02/12/15 00:39
ID:jvdUlVoS
- マターリ待っているぞ
- 478 名前: 通常の名無しさんの3分の1 投稿日: 02/12/15 00:44
ID:???
- >>477
DAT落ち近かった>>476は兎も角、荒らし大量発生中の現在、ageるのは危険と思われ。
- 479 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/12/15 17:43
ID:???
- テスト
- 480 名前: kanrinin 投稿日: 02/12/15 22:47
ID:1K3rDMVp
- >>415
寒いギャグにつっこみ感謝age。
っていうか、12時間楽勝で過ぎたので。
- 481 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/12/15 22:52
ID:???
- まだ、シャア板の総スレッド数が600近くないので保守しなくてもいいよ
600越したら圧縮始まるから、そんときになったらまた保守あげおながい
- 482 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/12/16 16:18
ID:???
- こんにちは
ありがとう
さよなら
またあいましょう
- 483 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/12/16 22:08
ID:???
- まったりと待ってみる
- 484 名前: ろうろん 投稿日: 02/12/17 00:02
ID:???
- 次の話まったり待ってます
- 485 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/12/17 01:42
ID:???
- >>478
3/1さんハケーン 某スレの続きは書かないんですか?
- 486 名前: 467 投稿日: 02/12/17 06:01
ID:???
- くわしい解説ありがとうです。
- 487 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/12/17 12:35
ID:???
- 保守age
- 488 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/12/18 12:40
ID:???
- 下がり過ぎなので保全
- 489 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/12/18 18:44
ID:???
- 期待age
- 490 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/12/19 09:39
ID:???
- 保全
- 491 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/12/19 13:10
ID:???
- >467
>>1さんの説明でも納得はいくが
それ以前にラルがダイクン派だって証拠はないよ
親父がダイクンの側近だったというだけ
セイラを「姫」と呼んだあたりは過去を引きずってる感じも
あるが
- 492 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/12/19 22:34
ID:???
- 保全
- 493 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/12/20 11:45
ID:???
- 保全age
ってもう1週間になるぞい
- 494 名前: ろうろん 投稿日: 02/12/20 13:11
ID:???
- まあまあ>>493、マターリ待ちましょう
- 495 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/12/20
18:30 ID:ZDyRySHa
どうも皆様お久しぶりです。
一週間もお待たせして申し訳ありません。年末のせいか、色々立てこんでまして・・
えーと、次回は土曜か日曜にはアップしますのでどうかマターリお待ちくださいませ。
かなり長くなってしまいましたので時間がかかりまくってしまいました。
ところでかちゅーしゃで書き込みができなくなりましてちょっと困ってます。
クッキー確認とかでて・・おかしいなぁ。今までこんなことでなかったのに。
まぁ、どうでもいいことですけど。
それでは保守してくださった人に感謝しつつ。
- 496 名前: 1 投稿日: 02/12/20 18:35 ID:???
- あ・・
やっぱり普通に書き込むの久しぶりなんで、つい、sage入れ忘れてしまいました・・
うーん、かちゅーしゃの有り難さが身に染みます。
- 497 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/12/20 18:37
ID:???
- kage更新しました?
それと初めて板に書き込むときはクッキー確認とか出るけど
もういちど書き込み押したら書けますよ
- 498 名前: 1 投稿日: 02/12/20 19:04 ID:???
- >>497さん
あ、本当だ・・(汗)
kageの更新全然してなかったからだったんですね・・確かに10月からしてませんでした。
更新したら、あっさりと書き込めるようになりました。どうも有難うございます。
これで心置きなくアップできます。よかった・・。
土、日のいずれかに11章最後までを。もう少しです。それでは・・。
- 499 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/12/20 20:48
ID:???
- ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ・∀・)< 年賀状書きながら待ってるからな!
_φ___⊂)__ \_______________
/旦/三/ /|
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
|愛媛みかん|/
- 500 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/12/20 22:08
ID:???
- 楽しみにしてます500
- 501 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/12/21
09:02 ID:DgK9IcbC
- 保守ageしときます
- 502 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/12/21 18:04
ID:???
- 10時間くらいたったのでage
- 503 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/12/21
18:04 ID:3EHLSuws
- agetenaisi///
- 504 名前: kanrinin 投稿日: 02/12/22 00:23
ID:???
- そして、俺の出番は無かった(笑)
- 505 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/12/22 15:51
ID:???
- hosyu
- 506 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/12/22 19:55
ID:???
- ゆっくり待とう!
- 507 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/12/22 21:37
ID:???
- そうしよう