小田和正 / そうかな
そうかな
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10点
『個人主義』につづくオリジナルアルバムとなるがこのアルバムもすばらしい曲が多くあ
る。
前回『個人主義』では社会についてとかであったり、友人についてなどの歌詞が多くあっ
たが、今回は『恋人へ』とか『友人へ』などともとれる歌詞が多く、スローな曲が多い。
自分的に『個人主義』と今回、『そうかな』とではあまりにも違いすぎて、だからこそど
ちらも好きで甲乙がつけがたい所。
歌詞では相変わらず、情景の見える詞が多く聴きながらすぐその情景がうかぶのは小田和
正さんならではのものなのかも。
そして何よりも、聴いていてとてもまっすぐな言葉が耳にここちいい。
三曲目『大好きな君に』のサビでは『大好きな君に早く会いに行こう』とストレートだが
スローな曲調とマッチして、優しく伝わってくる。
自分的におすすめの曲は七曲目『たしかなこと』と九曲目『明日』だ。
『たしかなこと』ですごく共感できた部分は、『疑うより信じていたい』という部分。
誰であってもそのことを貫いていけたら、人はもっと優しくなれるかもしれない。
きれいごとと言う方もいるかもしれない、しかしそれでもそう思える心が大切なのではな
いだろうか。
『明日』ではサビ部分、『明日きっと またここでその笑顔に会いたいから』。あまり口
にすることのないとてもすなおな気持だと思う。
言葉にすることは難しい。だからこそ、この歌は素直に心へ届くのかもしれない。
相変わらずの小田和正節で聴きやすい。そんなアルバムになっているので、是非、一度聴
いていただきたい。
reviewed by ミソサザイ
10点
skiingが紹介するただ一つのアルバムです。
日本語のわからない外国の人でも、
この人の伝えたいことを噛み締めることはできるだろうと思います。
私はこのアーティストのほかのアルバムの詩である「言葉にできない」をある外人さんに
渡して、お別れをしました。
このアルバムの詩はどれもテレビで流れていたので、
なじみやすいだろう、ということで選ばせていただきました。
個人的な思い入れがある歌は「言葉にできない」です。
reviewed by skiing