<< previous page | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 | next page >>

第三回天下一武道会 前書き

[ 第三回天下一武道会 サイドA ]

第三回天下一武道会 前書き

182 名前:前書き投稿日:03/04/02 04:38 ID:???


今日から、日記をつけることにした。


今まで、日記というものは女学生がつけるものだと偏見を持っていてつけたことはなかった。
けれど、それは自分の思い違いというやつで日記とは非常に便利なものだと気がついた。
第一に、記憶を写し取るので、あとで白痴のように忘れてしまうということはない。
第二に、書きながら、明確にその事実を思い出すことができ、再考できる。
第三に、読み返して感傷にひたるという行為が簡単にできる、という点だ。

だが、私がここに日記を記すことに決めた最大の要点は、今日の出来事が原因であることは恐らく間違いない。
まさに、くだらなく、低俗で、どこか悪い夢のような物語の始まりであるからだ。
終わりはどうなるか、わからない。ただ、滑稽な結末になるだろうと思う。
まぁ、そんなことは書いても仕方がない。私は比較的に事実を正確に記すことにする。
なんか、日記でも書かないとやってられない気分だからだ。
というわけで、私はひどく憂鬱な気持ちでこの日記を書くことにする。ほんと、いやだ。
できることならこの日記に書くことがなくなればいいのだが。
まぁ、無理だろう。



あぁ、早く帰りたい。  ( 三月一日深夜。六畳一間の部屋にて。)




<< previous page | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 | next page >>